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【大公開】夫が会社やめて起業しちゃった話4【エッセイ漫画】

次回最終話「自由を求めて」 お楽しみに!


サービスを運用していくためには、もちろん利用者がたくさんいないといけない。
そのためにはまず広告をだしたり宣伝活動をして認知を高めないといけないんだけど、
そうなると必要になってくるのは

そう。お金!!!!!

あたりまえのことなんだけど、いままでサービス開発に資金がいっさいかかってないので、ここで急にお金のことを考える必要がでてきたのだった。

銀行に融資をもらうとか、クラファンするとか、お金を集める方法はいくつかあったんだけど、自分たちの貯金を使う前から他人を当てにするのっておかしくない?ということで、貯金を使うことに……

自分たちの給料から出せるぶんだけで地道にちょこちょこと広告をかけたり、サービスの改良をするくらいなら、貯金も使ったほうが大きくでれる。

「貯金ってこういうときに使わなくていつ使うの?
まだ三十代なんだから、最悪、貯金全部溶かしたってまた働いてためればいいよ〜

こういう価値観が同じ夫婦だったから、お金のこともまったく揉めませんでした笑

最強助っ人、粂原君登場

宣伝だとか、経営のノウハウだとか、いよいよ自分たちだけの知識ではどうしようもない段階にきた頃。
夫が「中高時代の友人の粂原君に話を聞きたい!」というので夫婦揃って旅行がてら京都までいくことになった。

その粂原君っていうのが、競技かるた日本一で、京大主席、頭脳王という番組に出演して、今は塾を経営しているというすごい人。
肩書きだけ聞くと、すごすぎて敬遠してしまいそうなんだけど、実際会うとめちゃくちゃ物腰柔らかないい人で、夫のサービスもすぐに協力してくれることになった。

そして粂原くんからIT起業の社長を紹介してもらい、そこでもまた夫のサービスの話で盛り上がり。
(私は今、この社長の会社で働いてます笑)

仕事やめてサービスに集中したら?

社長も夫のサービスをおもしろがってくれて、「ちゃんとこれに集中したほうがいいよ!仕事やめたら?」とサービス作りに専念することをおすすめしてきた。

「だって仕事のあとに開発してたら時間少ない?だったら今はこのサービスに全力で集中したほうが絶対いいって! それでだめだったらエンジニアのスキルはあるんだし、いつでもフリーランスとか会社員に戻れるしさ」

社長の言うことはもっともだった。
夫もいままで開発の時間が足りなくて辛かった時になんども仕事をやめることを考えたという。

でも、いまはまだサービスが軌道に乗っているわけではないし、きちんと稼げるようになってからまた考えようと思っていたようだ。

さて、夫は本当に仕事をやめてしまうのか?
これからいったいどうなっていくのか、次回の最終話をお楽しみに!


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