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障害者が子どもを持つことについて

~はじめに~
彩香と申します。
私は発達障害、注意欠如多動性障害を抱えており成人後に診断されました。
因みに私は「無排卵月経」という不妊症も約15年前に診断されています。

私個人として障害者が子どもを持つことについては、他人が口出しをするべきではないと思っています。
今回、障害者が子どもを持つことについての個人的意見を書いていきます。


障害者が子どもを持つことについての批判は昭和の時代からありました、いわゆる優生保護法ですね...1996年に母体保護法に変わりました。
2019年5月1日から令和元年に時代が変わろうとしている今でさえ「障害者は子どもを産むな」という意見が一部で見られます。
こういう批判的意見がくるのも様々な理由を考えますとわかる部分もあるのですが、声を大にして「他人が人の人生に口出しをするな」と言いたいです。

そもそも他人の障害者が子どもを持つことについて、他人に何か影響があるのでしょうか?

障害当事者の中には様々な理由から「遺伝するかも」、「子どもを産まない」、「子どもを持たない」、「自分には子育てできない」と考えている人もいます。
世の中には障害者であっても子どもを産みたいという女性や、子どもを持ちたいという男性ももちろんいます。

ただ、健常者でもかなり難しく厳しい面もあるのが子育てなので、障害者からするとハードルが更に高い可能性もあります。
そういうのも含めて、悩み、葛藤して子どもを産む(持つ)決意をされたのだと思いますので、他人が障害者だから子どもを産む(持つ)な!と言うのは違うと感じています。

Twitterのアカウントでつぶやいたことがあるのですが
「障害者で子どもが欲しい人は持てばいい、欲しくない人は持たなくていい」というのが私の持論です。

私は無排卵月経と言われた後にいずれは治療をして子どもを!と思っていましたが、注意欠如多動性障害を診断されてからは「私に子どもは無理」っていう考えに変わりまして、今は無排卵月経の治療をしない限りは妊娠しないと思いますのでこのまま年齢を重ねるのを待とうと思います。

何故か私が子を産み育てることが想像できないのです。
子どもの頃や20歳のころは欲しいと思っていたのですが、注意欠如多動性障害の不注意と衝動性の部分が気になっているのもあります。
不注意で子どもを死なせてしまうのでは?衝動性から子どもを虐待してしまうのでは?
そういうリスクを考えると、不妊治療をしてまで子どもを欲しいと思わなくなりました。
後、私からの「遺伝」で発達障害だったら?という心配もありますし、注意欠如多動性障害の人間に同じく注意欠如多動性障害の子どもを育てる自信がありません。
またADHD(注意欠如多動性障害)はASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム)を併発している人の割合が多いです。
ですので、私が注意欠如多動性障害単体だとしても子どもがADHD併発ASDの可能性も考えられます。


~おわりに~
注意欠如多動性障害の人全員が子育てをできない訳ではなく、あくまで私個人には無理だと思っているという話しです。
注意欠如多動性障害に限らず、発達障害で子どもを育てている人は純粋にすごいと思います。
ただ、私には向いていないだろうっていうお話しでした。


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