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欲と依存について

2023年が終わり、2024年が始まった。毎年、年末年始になると年末年始に振り回されている自分に呆れるのだが、それは今日書きたい話ではないので、またの機会に書こう。

2023年が終わり、2024年が始まった。今年の目標設定に紛れて、欲と依存について考えた。

今年は、欲というものを手懐けられるようになりたいとふと思ったのだ。欲といえば、食欲、物欲、性欲、欲求、欲望。自分の中から勝手に湧き出る動物的な情動だよな、と考えていた時、依存という言葉がポッと浮かんだ。

今回の年末年始の暴食がひどかったということの反省が発端だ。食欲の暴走は12月に入った頃から助走が始まっていたよな…と振り返っていたのだ。暴食列車は、熟したバナナ1盛り100円という激安に出会ったことがエンジンがかかった。浮かれて、そのバナナと帰宅し、私はバナナブレッドを焼いた。そのバナナブレッドが美味しくて、翌日も、そのまた翌日も焼いた。そして、1人で全部食べた。最早ブレーキは完全に故障して止まらない。バナナがなくなったから、またバナナを買った。

バナナブレッドに飽きた頃、年末になった。今回の年末年始は従姉妹の家で過ごしたのだが、彼女の家の冷蔵庫は底なしの宝箱のように、いつも美味しい物で詰まっている。暇さえあれば食べている自分に気づいていなかったわけではない。お正月だしね、と見過ごした。

あの1か月間の狂気をなかったことにしたい…と悔やんでも仕方ない。自宅に戻り、ダイエットを始めた。2週間経過して、ようやく通常運転の食欲列車に戻ってくれた。

と、回想して気づいた。「依存」だ!!

砂糖依存だ。甘いものの中毒性にノックアウトされて、完全に支配されたから起こった狂気だ。しかも、この狂気は結構頻繁に訪れる。食べ物に限らない。物欲もそうだ。

怖い怖い!自分の弱さよ!

2024年は、もう少し冷静に、依存している自分を客観的に傍観して諭してあげられる大人になろう。暴走は面白いけれど後始末が大変だ。

欲は悪者ではない。でも、中毒、依存も他人事ではないのだ。
何事もほどほどにね。ほどほどに。

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