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人見知り発動中な私ですが、手っ取り早く手話を上達する話を語る。

2年前から通っている手話サークルに
半年ぶりにまた通い出してから
今日、2回目の参加。

(今年の春から通っていた中級講習会の時間帯が丸かぶりでサークルには通えなかったのだ)

通えなかった半年の間、
新サークル会員が増えすぎていて
人見知りがまた発動してきたのである。

今日のサークルでの参加者の人数が多くて
たぶん、30人近くはいたであろう。
いや、30人以上か?
多すぎる・・・!!
サークル員の合計人数は50人超えたそうだ。
多すぎん!?

その内、今日の参加者の中でも
新メンバーが10人以上はいて
ほぼほぼ初めましてで話せるタイミングもなく、
というか新メンバー同士で会話をしていたりして
話しかける勇気もなく・・・!

そもそも名前覚えられねえ!!

新しく遊びに来てくれた
ろうの方も増えて
手話も流暢とはまだ程遠い私は
あいさつするので精一杯。

ああ、人見知りを直したい。

と久しぶりに心から思う私。


でも久しぶりに通いだした中で
結構嬉しいなと思ったことがひとつ。
中級講習会で頑張った成果がでているのかはわからないが、

私がすきな、すごく話しかけてくれる気さくなろうのおじいちゃんと
前よりもスムーズに会話ができた事。
おじいちゃんの言っていることもわかるし、
多分だけど自分の言いたい事も、
おじいちゃんに伝わることも多くなったし、会話をするのが凄く楽しかった。
すこしは上達したのかな?と感じた。

やっぱり講習会や自主勉での勉強してきた成果は、実際に手話が言語で生きている人と会話するのが一番実感するなと改めて感じたのである。

人と交流するのは
手話を勉強する上では、すごく大事である。
実際に手話で話し合うことで
慣れていくし、また身につく。

私にとっての手話サークルに通う意味は
ここだなと感じる。

あとはもうひとり
基本、食べ物飲み物、車の話しかしないような
少し変わったおっちゃんもいるが
その人とも一応、スムーズに会話することも可能にはなった。

しかし同じ話を永遠に聞かされるので
わかったわかった、うんうん。
とほぼ流しながら聞いていて(おい)
あまり上達したなーという実感はしなかった。(おっちゃんごめん)

でも、今改めて思うと
一応何言っているのか分かるので
あー上達してるのかなという実感(笑)

何でもそうだと思うけど
アウトプットをスムーズに出来るようになってくると、少しは上達したかも?という実感も得られてますます楽しくなるしモチベーションも繋がる。

つまりは、上達したかを実感するには
実践が本当に大事ということ。

例えば、英語を勉強していても
そうなんじゃないだろうか?

英語もほかの言語も、
実際に、本場に行って
日常的に使っていけばいくほど、
手っ取り早く上達するってよく聞く。

私は、手話も「言語」だなと思っていて
こういうところでも
日本語や英語などと一緒だろうなと思う。
実際に、法律として「手話言語法」とあるくらいだからね。(手話はコミュニケーション手段とかじゃなくしっかりとした言語だよ!と国際的に法として認められたという内容)


私が半年間通っていた中級講習会の講習生でも
講習を修了後、さらなる上の学習ができる講習会や教室を探している人もいた。
人との交流を避けている人もいたり。人と話すよりも学習がしたいんだ!みたいな。

それも勿論ありだし
私もそういう所があるなら興味はあるけど
基本的に金額が高く、通う回数も数回しかなかったりすると
サークルに通う方が全然上達するだろうなと思う。

やっぱり手話を使って話す機会が
あればあるほど上達はすると思っているし
実感も得られる。

インプット量でいうと
手話サークルは
やはり初心者の人が多くて、どこもほとんど初心者向け。学べる単語量は少ない。

しかし、ろうの方もたくさん遊びに来てくれて
しかも人それぞれ手話表現の仕方や癖が違う。
そして何より生のネイティブ手話!日常的な会話があちこちで繰り広げられる!そしてネイティブ同士だと手話のスピードが速い!

その中で自分が覚えている量を
いかに使えるか。
会話ができるか。

2年前にサークルに通い始めた頃の私は、簡単な自己紹介と挨拶くらいしかできなかった。
毎度伝わるかどうかの不安と緊張で必死だった。単語としては既に覚えていても、いざ生手話で使われると緊張と焦りとあまりの慣れなさで全く読み取れなかった。

初めの頃なんて、
サークル終わりに帰る時に「気をつけて帰ってね」って手話で言われても
単語としてはもう分かってたはずなのに、あまりの手話の見慣れなさで
「気をつける」「帰る」・・・ん???
ってなっていたほど。

今なら、顔の表情も同時に見れて
あぁ、私に「気をつけて帰ってね」って言ってくれたんだなってすぐわかって、咄嗟に「ありがとう」と返す事ができる。というような感じ。

そんなド初心者な最初の頃の私でも、
週1でもいいから
本場でアウトプットできるところへ通っていけば
何とか少しずつ手話に慣れていき、
何となく読み取ることが出来るようになり、
自分の伝えたいことも伝えられるようになる。

個人差や気合いの度合いにもよるけど
絶対に少しづつでも上達はするだろう。

私がサークルをお休みしていた半年の間に
まだサークルに入って間もなかった超初心者おばあちゃんが、単語の量が増えてレベルアップしていたり。
やっぱり続けていれば少しずつでも上達するんだなあと思った瞬間だった。


手話サークルに来てくれるろうの人は
手話を勉強しているのを理解してくれている優しい人ばかり。
ゆっくりしてくれたり、分かりやすく表現してくれたり、頑張って理解してくれようともしてくれる。

その中で、自分が言いたい事が伝わったときが
すごく嬉しくて
そのモチベーションでずっとやってきたところもある。

そのおかげで手話に少しは慣れていた上で
中級講習会も受けたので
人よりはすこし気持ちも余裕もって講習も受けることもできたし、講習会も難しかったけど楽しかった。その少しの気持ちの余裕から、インプットもしやすかったと思うし、
インプットすることに集中もできたんじゃないかと思う。


会話をするときに一番大事なこと。
相手に伝えようという気持ち。
そしてそれを理解しようという気持ち。

聞こえる側もろうの人側も
それは大事なんじゃないかと思っていて
それが成り立って初めて、
お互い伝わった時が嬉しくて楽しくなったり、
勉強をするモチベーションがあがったり、
仲良くなれたりするんじゃないかなと思う。

そして伝わった記憶が嬉しさと楽しさにより、何となく感覚として植え付けられて、忘れないようになり上達していく。
そうして必然的に、少しずつ手話も広がっていき
少しでも過ごしやすい環境にもなっていく。


一番手っ取り早い勉強法として
私流でいうと、
インプットとしては、「家で動画を見る」「わからない単語があれば調べる」「講習会や教室へ行く」
つまり、『本場で使うために単語量を増やす。伝える方法(文法)を覚える』という事。

その中で一番おすすめなのは、「講習会や教室へ通うこと」。プロの人に直接、対面で教えてもらえるという環境が一番インプットしやすいかな。
家で勉強するよりも、
通うことでモチベーションも維持しやすい。
手話以外の言語だと、
音声もあるから、オンラインでプロの先生と1:1の対面学習なんかもいいのかな。

手話のインプットとして
手話歌は正直、あまりおすすめはしない。
覚えられる単語の量が限られるのと
人それぞれ歌詞の受け取り方が違うし、
使う手話のチョイスもそれぞれ違うし、
地域によっても表現方法も違ったりする。
あと譜面?の長さの問題や、
小さい子でも覚えやすいように
手話単語の表現が簡単になってたりもあるし。

手話歌は、
手話に興味をもつ最初のきっかけとしては
大事だと思う。
私も、小学生の頃初めて手話に触れたのが
手話歌のさんぽをした記憶からだ。
そこで「楽しいな」という感覚があったのが元々手話を学びたくなったきっかけ。

その為の手話歌かな。

逆に、手話歌の振り付けを
自分で考えるのはかなりの勉強になる。
ろうの人に、「どんな意味の歌詞なのか?」を知ってもらえるようにするのを第一に考えて、
歌詞を意味を捉えて、自分なりに手話表現をする。
手話単語のチョイスや手話表現が、人それぞれ違う風になるだろう。
表現力を高める勉強にはなるなと、
最近、自分で振り付けた手話歌をしている動画を、色々見ていて思う。
人それぞれ表現が違うのが面白い。

あーこの人はこういう風に表現をするんだ。
こういう単語の選び方をするんだ。
と、感じるのである。

英語を日本語に訳す時も人それぞれ違うんじゃないだろうか?
この人はこういう風に訳すんだ。
私ならこういう訳し方をするけどな。
ってなることが多いっていうのを英語がペラペラな友達からもよく聞く。それと似たような感じ。

どちらかと言うと、
今となっては手話歌はアウトプット寄り。
自分ならどう表現するんだろう?
と、表現力を鍛えるもの。

話を戻して、手っ取り早く上達する方法。

アウトプットとしては、
上記でも書いた通り、
手話を勉強すればするほど「手話歌」は、おすすめ。自分で手話を振りつける方ね。

そして一番効果的でおすすめなのは
やっぱり本場!人と交流して実際に使うこと!間違ってもいいから積極的に使っていくこと!アウトプットし放題!

間違っていたら教えてもらえるからね。
上記に書いた私のすきなおじいちゃんにも、間違っていたら「違う違う違う!」とはっきりと教えてくれるのでまじで助かる。

おじいちゃん「違う違う!こう!(正しい手話単語を教えてもらう)」
私「こう?(真似する)」
おじいちゃん「そうそうそう!(笑顔でおっけーをしてくれる)」
私「おっけおっけ!ありがとう!」
という手話での会話も生まれるのが嬉しいし助かる。


サークルに通う、オンラインでプロの人と会話をする、本場に行く、知り合いと会話する。
言語を勉強するにあたって
色々と方法はあるけど、
手話でいうと、サークルがおすすめ。

手話を言語としている人達と交流して
実際にインプットしてきた事を
その時に出せる全力で使うことが大切。

そのインプット&アウトプット方法のセットが
上達の一番の近道かな。

講習会や教室でも、アウトプットをする機会はあると思う。
しかし私の経験上では、アウトプットよりもインプットすることの方が圧倒的に多く、
覚えたことをアウトプットする機会があまりなかった。

使う機会がないと、
果たして、覚えることができたのか?
上達しているのか?
が、あまり実感が得られなかった。

講習会修了後、
久しぶりにアウトプットし放題のサークルに参加して、やっと上達したかも?という実感もできた。

改めて、アウトプットする場として
サークルは大事だなと感じたし
今後も通っていこう。

人見知りではあるけど、今後も少しずつ人と交流していけたらなと思っている。

まあ、、聞こえる人ろうの人関係なく
みんな同じ人間であり、色々な人がいる。
人としていい人だなあ、話しやすそうだなあと思う人から、すこーしずつ近づいていきたい(笑)

出会った縁は大切にだね。

すんごく長く語ってしまった。
最後まで読んでくれてありがとう!


おわり。



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