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濃厚接触者になってみて感じたこと Part.1

はじめに

前回、はじめてnoteを書いてみて、幼い頃の記憶を辿りながら自分の生い立ちを思い起こしてみる…という作業を無事始めることができました。
しばらくは、そんな幼い頃の記憶を書き起こす作業を続けてみようかと思っていたのですが、日々生活していく中でも感じることは山のようにあり、私の心に積もっていきます。
その一つ一つも、記憶が薄れる前に記録しておきたい。

自分が「書きたい」と思った時に書きたいことをそのまま表現していくほうが、きっと無理なく続けられる。
私にとっては、それが性に合っていると思うので、毎日テーマはコロコロ変わっても、とりあえずは自分が感じたままに書き続けてみようと思いました。
継続は力なり、とも言いますし。笑

そんなわけで、今回は全く違う内容で書くことにします。

ごく最近の話題として、新型コロナウイルスが猛威を奮う中、このたび私も初めて濃厚接触者となり、実は現在も自宅待機継続中なんです。

今日は「初めて濃厚接触者になって私が感じたこと」を書いてみようと思います。

日々のルーティン

私は農家です。
生活拠点としている自宅から、圃場のある塩尻市までは車でほんの10~15分程度。
毎日往復して通っています。

私には小学生~中学生のこどもたちが3人いて、自宅は市街地から離れた山の上にあり、登校するために送迎を必要としています。
幸いなことに、数年前からは市の運営により通学バスが出るようになりました。
通学バスの対象となるのは、基本的には小学1~2年生のみとされていますが、我が家は特例として、中学生も含めて面倒を見ていただいてます。
それでも、バスの運行はやはり小学1~2年生に合わせて作られているので、学年が上がれば下校時刻とバスの時刻とのズレが生じるため、帰りはほとんど毎日お迎えに行っています。
でも、忙しい私たちにとっては、朝のバスに乗せてもらえるだけでも本当に有難い。
日々感謝です。

2月に入っても相変わらず、自宅と畑との往復生活を毎日のように繰り返していました。
第一週が終わるまでは、通常通りの生活を送っていたのです。

朝早く起きて朝食の支度をし、こどもたちを起こして支度させ、見送り。
その後ひと通りの家事を済ませてから昼食を用意して畑へ向かう。
時計を見ながらなんとか仕事を終わらせて、こどもたちを迎えに行き、夕食、家事を済ませてからの事務作業。
そんなルーティンです。

あ、ちなみに夫は普段は一緒に農業をしているのですが、冬の期間はできることが限られるため、毎年だいたい11月頃から3月頃までは、別の仕事に出ています。
そのため夫は、冬はほとんど家にいないことの方が多くなります。

それは突然やってきた

2/6は日曜日。
毎週土日は、圃場の近くに作業場として借りている一軒家へこどもたちも連れて行き、私は通常通りの仕事をしているのですが、この日は雪だったこともあり、珍しく畑へは行かずこどもたちと自宅でゆっくり過ごしていました。

何事もなく、いつもの休日。

夕方近くなり、末の子が「足が痛い」と言いました。
以前にも足首を痛がることがあったので、私は単なる成長痛だと思っていて、あまり気にせずお風呂に入れてから、そのまま夕食にしました。
食事を始めて数分、末の子の元気がなくなっていくのが分かりました。
「そんなに痛いの?」
と聞くと、本人は涙をこぼして堪えていました。

私はすぐに市内の病院へ電話をし、救急外来で診察してもらえるよう手続きを済ませて、末の子を病院へ連れて行きました。
当日は、偶然夫が自宅にいて同伴しようと準備してくれていましたが、このご時世ですので病院へはできるだけ行かないほうが良い、私一人で行くと言い、夫と他のこどもたちには自宅で待っていてもらうことにしました。
(これは正しい判断だったと思います)

自宅を出る直前まで、末の子はとくに異常もなく、意識もハッキリしていました。
病院へ着くと救急外来で受付を済ませ、少しして看護師さんが問診に来てくれました。
そこで検温するよう体温計を渡されたのですが、計ってびっくり!

「39.2℃」

えっ、、急に?

本当に驚きました。
ついさっきまで元気にしていたのに。

それから事態は急変しました。
すぐに末の子を連れて車へ戻り、車内で待機することになりました。
看護師さんとは、電話でやり取り。
それからしばらく待ってから、車内でPCR検査を受けることになりました。
「結果が出るまで30分かかります。」
その間、寒いので仕方なく(冬の信州、外は氷点下なので)車のエンジンはかけたまま、暖房をつけて待機しました。

「今の状況で、発熱があればほぼ陽性だと思ってください。」

そう看護師さんに言われました。
少しして、お医者さんから電話があり、電話越しに末の子の意識確認が行なわれました。
末の子は、しっかりとした受け応えをしていました。
発熱が判明したこと以外は、本当にいつもと変わらない様子でした。

長くなるので続きは次回Part.2へ。

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