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濃厚接触者になってみて感じたこと Part.2

判明

車で待機すること一時間。
検査結果は陽性でした。
末の子の意識がハッキリしていて受け応えもできていること、症状が発熱のみで他に異常が見られないことなどから、自宅療養の指導を受けることになりました。

看護師さんが検査結果とともに、解熱剤と、自宅療養リーフレットを持ってきてくれました。
他との接触を避けるため、会計は後日行なうこととなり、請求書は郵送されることになりました。

何しろ初めての経験だったし、今後どんな行動を取れば良いのかも分からない状態。
正直、不安しかありませんでした。

今後のことは保健所から連絡があるので、その指導に従うようにとの事で、そのまま帰宅することになります。

家庭内別居生活のはじまり

こどものいるご家庭ならどこでも、今回のコロナに関わらず感染対策についてある程度の知識はお持ちなのではと思います。
わたしたちも例外ではなく、これまであらゆるウイルスと格闘してきました。
家庭内感染を防ぐためにはどうすれば良いか、ある程度は分かっています。
まずは他の家族に感染が広がるのを防ぐ必要があります。

わたしたちの住居は、1階部分にLDK、私が主に使用している部屋がひとつと、トイレ、洗面台、風呂があり、2階に夫が使用している部屋と、こどもたちのための大きなひと続きの部屋がひとつ、他にクローゼット、洗面台、トイレがあります。
私は末の子のお世話をする必要があるため、居住スペースを以下のように確保することにしました。

療養中の部屋割りとお世話について

1階個室…基本的に末の子の療養部屋。食事、トイレなど必要以外は閉めておく。就寝時は体調急変の可能性があるため、私は同室で過ごす。(感染する可能性がありましたが、できる感染対策は行なった上で、あとはもう諦めです。寝る場所は、部屋の対角線上の端と端に頭がくるよう配置しました。)

1階トイレ…末の子専用。使用後は消毒。

2階トイレ…他の家族が使用。

末の子と私以外は、基本的に2階で過ごす。
炊事、洗濯などは基本的に私が行ない、他の家族は1階に下りないようにする。
(食事は私が2階へ運び、片付ける。)

末の子の食事は療養部屋に私が運び、片付ける。
検温など必要なお世話も全て療養部屋で行なう。
お世話の後は手洗い消毒。

末の子が使用する食器は全て使い捨てにしました。
そうすることで消毒する手間を省くこと、感染を防ぐことができます。
使用した食器は直接触れないようビニール袋へ入れて口をしっかり閉じ、末の子専用のゴミ袋へ捨てています。
(解除後、捨てる許可が下りるまで自宅保管)

だいたい、こんな感じで対策を始めました。

対策0日目(2/7)

朝一番で、通学バスの事務局へ連絡、小学校と中学校へ連絡を入れました。
そこで初めて「自分のこどもが感染してしまった」ということを、事実として感じ始めました。

それまでは、まだ現実なのか夢なのかというような、どこかぼんやりとした感覚。
とにかく末の子が「いつ急変するか分からない」そんな恐怖だけが心を占拠していた気がします。

感染してしまった事実を他人に話すことで、逆に自分に言い聞かされているように感じました。
それから突如大きな不安に襲われるようになりました。
誹謗中傷、いじめ、村八分、、
そんな言葉だけが頭の中を埋めつくし始めます。

大きな不安を抱えたまま、0日目を過ごしていました。
午前中のうちに保健所から連絡があり、自宅療養についての対策方法の確認などが行なわれました。
感染が判明したときのこと、当時の状況などの確認も行なわれ、自宅待機期間がこの時に告げられます。

それぞれの自宅待機期間は異なる

まず、感染してしまった本人は、感染が判明した日を0日目として、そこから10日間が自宅待機期間となり、解除となるのは2/17との事でした。
(解除前に保健所からの許可連絡があるらしいです)

他の家族に関しては、感染対策を講じた日を0日目として、そこから7日間が自宅待機期間となり、解除が今日2/15となりました。
(症状もなく、後日受けた検査結果も陰性だったため、保健所からの連絡はとくにナシで解除となります)

そして感染者本人のお世話をしている私については、本人が解除になってからさらに7日間、2/24で解除になる予定です。

結果的に、陰性でも感染者本人と一番接触があったお世話係が、一番待機期間が長くなるのだということが分かりました。
なんだか複雑。。

※ここに記した感染対策、待機期間などに関する知識は個人的見解です。詳細については、必ず厚生労働省など公的機関から発表されている情報をご確認ください。

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