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子宮は大きな海?母なる大地?

子宮を自然界の何に例えたら良いかと考えます。漢方相談では、母なる大地としてお話しすることがあります。写真は石垣島の海です。大きな海として生命の源を育むイメージもあります。

子宮には着床の窓があること、限られた日にちのみ窓が開くこと、窓は多少ズレがあることなどなど、前回まで足立病院の中山先生の講演から、まとめて来ました。

子宮の環境が悪いと、胚は子宮に着床できず、子宮外妊娠となり、子宮以外では成長していくことが困難なため、残念な結果となってしまいます。

子宮外妊娠は子宮の居心地が悪いことが原因
子宮外妊娠の子宮の入り口の頸管妊娠は子宮外妊娠の1%程度と言われます。中山先生の講演では頸管妊娠の症例から考えられることが、着床不全の原因究明に役立ったとのことでした。
子宮頸部には着床する窓が無いため、基本的は着床する場所ではありません。もちろん卵管も他の組織も同じく、子宮以外は着床の窓はありません。
子宮外妊娠の原因の1つは子宮内膜に出っ張り(粘膜下筋腫、筋層内筋腫)
子宮内に隙間や粘膜があると、着床しにくいため、着床できる場所を探して頸部でも卵管でも着床するのだろうと考えられます。

子宮は母なる大地と例えて、漢方相談をしています。土壌がしっかりしていれば、しっかり根付いて成長していくことができます。荒野でも育つこともありますが、相当の生命力があるのでしょうね。

漢方薬で子宮の状態を良くしたいとご相談にいらっしゃることがあります。確かに母なる大地を耕して、種から芽吹いて成長できるように、子宮の血流を良くすること、柔らかくすること、温めてあげること、色々してあげたいものです。

子宮は神秘的。赤ちゃんがゆったりお風呂に浸かっていられるように。。。

妊娠してどんどん大きくなっているわが子を4D写真で見ると、こんな袋の中で成長していること自体、信じならない感覚でした。特に足や手が動くことが感じられると、子宮の中は居心地はいかが?と心配になります。

私が妊娠して分かったことは、子宮は緊張やストレスでキューと収縮してしまっていること。妊娠中、お腹が張っていました。張るとは子宮が収縮することで赤ちゃんがキューと狭い空間になることで、身動きしにくくなることです。子宮筋腫持ちの私は、妊娠前もきっとキューと子宮を収縮させていたのでしょう。キューと締められると血流も悪くなり、筋腫もできやすくしたのだと思います。

逆子もきっと、子宮が冷えたり狭かったり、居心地が悪いことが原因になりそうです。私も逆子を治すお灸をしていただきました。お灸の間に、頭が下がって行くのが分かりました。このとき感じたのは、子宮の中の赤ちゃんがあったかいお風呂の中で手足を伸ばしリラックスしたら、居心地の良い状態になるために頭が下がったのでしょう。


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