PMSのカギは”肝”。つい自分を責めてしまうこと、やめましょう!
最近お会いできずにいますが、近所のカフェに散歩で来ていたワンちゃん。とっても従順で、おとなしくイスに座っていました。
従順でおとなしいだけの人はいません。必ず感情の浮き沈みがあります。とくに女性は生理周期でイライラ、落ち込みなど、何でこんなに波があるの?イライラして感情をぶつけてしまい、落ち込むことも。これは性格というよりも体の悲鳴ですから、自分を責めず、肝を養ってください。
前回までの生理不順、生理痛に続いて、漢方相談で他に多いのが、PMS 月経前症候群です。
生理前にイライラ・落ち込み、食欲が異常に益す、むくみ、頭痛、肩こり、胸やお腹の張り、、などなど、それぞれの症状があります。
私の場合は、生理不順は血虚肝鬱気滞(けっきょかんうつきたい)が原因であったろうと書きましたが、
生理痛もその原因で起こっていました。まず、生理前から予兆が来ます。
いわゆるPMS月経前症候群
月経前にイライラや落ち込みなど精神症状、胸やお腹の張り、食欲の異常がありました。
PMSの続きに生理痛があるという方は肝鬱気滞瘀血(かんうつきたいおけつ。。長いですね・・)がありそうです。
気の渋滞がある方は、ストレスを溜めやすいタイプ。
イライラして、こんなことで怒ってしまったと後で落ち込んだり、、、
ストレス発散にチョコレートなど甘いものを食べすぎたり、、
生理前に胸が張るのは多少は良いのですが、痛くなるくらいまでなることも。
気の渋滞があると、“張る”という症状がでやすくなります。
生理が始まると楽になるという方は、気滞のタイプ。
生理痛が続いてある方は、気滞瘀血のタイプ。
気の渋滞が続くと血も渋滞して瘀血となります。
自律神経をつかさどると言われる五臓の中の「肝」は、気の渋滞を調節できなくなると、「肝鬱(かんうつ)」となり、
肝鬱気滞瘀血と進展していくことで、激しいPMSその後に生理痛となります。
こうして生理が来るのが恐怖になってきたのを、自分自身を分析するとそれが原因だったかぁと納得します。
生理前に性格が変わるという方は、きっとその傾向が強いかもしれません。
PMSからおさらばして、ストレスに強くなりたい!と願っていました。
解決策が中医学を学び、見つかりました。肝鬱にならないために、肝を元気にしてあげないといけないのです。
「肝は血を蔵す、疏泄をつかさどる」
とされ、血液が十分にあれば、疏泄機能がスムーズになります。疏泄とは自律神経の調節と言い換えても良いかもしれません。
気滞になりやすいストレスが多い環境でも、肝の疏泄機能が元気に働くと、気の巡りも良くなり、自律神経の乱れも少ないでしょう。
肝鬱気滞の対策の漢方薬は、逍遥散です。
逍遥とは気ままに散歩するという意味で、ストレスを受けてもふふーんと流せるような、気ままに散歩をしているような気分になれたら、気の渋滞も起こさないでしょう。
PMSの対策は、肝の疏泄機能を上げること!
そのために肝の血を十分に補給してあげること。
肝血が充実するには何度も出してきますが、#婦宝当帰膠 が良いです。
そして、#逍遥顆粒 で気の巡りをよくして、ストレスを流せるようになれば、毎月の憂鬱な気分とはおさらばできますよ。