結婚したい?いいえ、私はしたくありません。
結婚は墓場。とはよく言ったものだ。
私が、結婚にマイナスイメージを抱くようになったのは
過去にお付き合いした人たちが原因だった。
それが私自身にも問題があることは反省しています。
二十歳の専門学生時代に付き合い始め、
二年半の時を経て同棲解消、別れて他人に戻った。
当時、うまくいけばこの人と結婚すると思っていた。双方ご挨拶も済ませていた相手だったから。裏切られるなんて、微塵も思わなかった。
彼が裏切ったことは、いくつかあるが一番は暴力を振るってしまったことだった。カッとなると周りが見えなくなる元彼は、壁に私を叩きつけたり、髪の毛を引っ張ったり、お腹をグーで殴ったりしてきたのだ。頭から水をかけたりしてきた。
車の運転が荒れたり、道行く人を貶したりとにかく人を見下さないとやっていけないようだった。元彼は、ずっと職場の愚痴しか言わないからそれが耐えられなくて聞きたくないと言ったら言わない代わりに自殺未遂をしたり、暴言、暴力に変わっていった。心のケアもするのがカップルなのだろう。
それでも、私も仕事があったし家事は8割私がしなきゃいけないし余裕がなかった。うんうんと聞いてやれる程穏やかではなかった。
私は、「同棲から躓いていたらこの先どうするんだ」と自分を奮い立たし、頑張っていた。
向こうの親にも「あなたの息子さんに暴力を振るわれている」と伝えても、私の言葉は信じなかった。
「こんなに泣いているんだし許してやってよ。」
というような一言により、元彼も元彼を育てた親も軽蔑した。
「元彼は殴ってくるけれど、元彼が正社員として働くおかげでアパートに住めているのだから、これくらいのことはしなくてはならない。」
私の現在の信用は、元彼のおかげで成り立っているのか。そう自分を追い込むことで鞭の役割になって頑張れた。
けれど、「私が我慢すれば」「私が頑張れば」という思考そのものが麻痺、洗脳されていることに当時は気が付かなかった。
それはTwitterでいつものように悩みを書いていると「そんなクズとは別れなさい」というようなリプが20件近く来ていた。回答者全てが反対している?なんでだろう?と直ぐには理解できずにいた。今なら分かることでも気が付かない。
私は、リアルタイムでされたこと、言われたことを時には写真付きで書きなぐっていたことが証拠となり慰謝料請求できたのだ。この時ばかりは自分に感謝した。なんでもすぐに書く性格がいい方向に転がったのだ。
もし、それすら溜め込んでいたなら証拠不十分とされ取り扱ってもらえなかった。
フォロワーのみんなの慰めや励ましによりなんとか生き延びてきたといっても過言ではない。支えがあって初めて私が存在したのだから。
これでもかなり端折ってしまったけれど、過去の出来事がトラウマとなってしまいもう他人となり、会うこともない相手だとしても。
今後誰かと出会っても
【結婚する】
という選択肢が
【結婚する】
くらい薄いものになってしまったのだ。結婚したいという気持ちが限りなくゼロに近い。
どうせ、裏切られて揉めて終わりなのがなぜか目に見えてしまうのだ。好きという気持ちが分からないまま24歳を迎えた。
この先、素敵だなと思う人が現れても過去が足枷になるのだろう。全てを捧げてその人と結婚して家庭を持ちたいなど思える日は来ないのではないか。
それくらい、一人が楽で楽しい。誰に何も言われない生活。
最近、ピッコマというアプリで「夫を捨てたい。」といった離婚したいというエッセイをたくさん読むようになった。
結婚したことはないにせよ、読んでいればされていたことが同じだったり共感ポイントがたくさんある。いつの間にか、いろいろな方の作品を読んでいた。
同棲の段階で悲鳴を上げた私が結婚をして子供を育てるという生活。
非協力的な夫だったらどうしよう。飲みに行く夫だったらどうしよう。
相手もいないのにそう思えてしまうほど男性にときめきを感じない。何も知らなかったときに戻りたいね。
あ、そういえば半年に一度の慰謝料は無事振り込まれていました。
一度に20万。最初は12年かけるといっていたのになんだかんだ、まだ少しは良心があったんだね。それでもあと3年はかかります。
長いな。
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