見出し画像

ユニクロの値上げにみる日本のマネーリテラシー

どーも。ファッションクリエイターの福元です。

4月14日に行われた「ファーストリテイリング」の2022年8月期上期決算会見に柳井正会長兼社長が登壇しましたが。

そこでの「今期の春物は一部商品で値上げをしているが、今後の値上げをどう考えているのか」という質問に対しての答えが日本の現状をよく現しているなと思いました。

以下、柳井さんの言葉を抜粋したものです。

今の日本の経済情勢から考えて、安易な値上げは出来ないと思います。価格に非常に敏感ですよね。我々は値上げはほとんどの商品でしていませんが、ほとんどしていないなかでも「これは値上がりした」という情報はすぐに伝わります。それが今の現状です。

ヤフーニュースをチラッと見たんですけど。
どこのメディアも揃ってこの部分を取り上げていたし、コメント欄も「値上げするなら買わない」で溢れてました。

まぁ確かに、そもそものユニクロの戦略が「良い物を安く」「マスを取りに行く」だったので、「今までより高くなるなら買わない」となるのもごもっともな部分もあります。

でもですよ?

この消費者の「安いものは正義。高いものは悪」の精神が、今の日本が「安い国」になってしまっている一因だと理解している人がどれくらいるんでしょうね。

柳井さんも言っている通り「あの商品は○○円値上がりした」っていう情報はすぐに消費者に伝わって、その後の展開は「値上げは良くない」「高くなるなら買わない」がお決まりのパターン。
#うまい棒の2円の値上げにギャーギャー言ってたのはワロタww

その結果として、企業も値上げが出来なくなっている。

値上げ出来ないって事はその企業の収益も上がらない訳で。

結果、そこで働く我々一般市民の給料も上がらない。

このサイクルを分かって「値上げは良くない」って言ってるのかなぁ?って思っちゃうんですよねー。

柳井さんも「原材料価格が2倍や3倍になっている中で、今までのプライスで売るのは不可能。企業として成長を目指していく中で利益がなければ出来ない」と言ってますけど、本当におっしゃる通りなんですよね。

ユニクロのように同じ製品を同じ価格で何年も販売し続けていたとしても、原材料の値段とか輸送にかかるコストとか毎年変わる訳で。

「企業努力で価格を一定に保つ」というのももちろん必要なことだとは思うんですけど、「適正な値上げ」も必要なんじゃないかなと思います。

戦後の高度経済成長期に、工場での大量生産によって成長してきたのが日本なんですけど。

その影響で今も残る、「安いものは正義。高いものは悪」の意識を変えていかないといけないといけない時期なんじゃないかなと思いました。

以上、ユニクロの値上げから思うこというお話しでしたー!

ではまたねー!


*スタイリングのご依頼はこちらから↓


*こちらのnoteのスポンサーを募集しております!

毎日投稿しているこちらの記事内で、ご希望の内容をご紹介させて頂くというものになります。

例)「こちらの記事はアメリカに留学する事を目指している山田太郎さんの提供です。」+URL

といった形で、1記事につき1人(個人もしくは法人)のスポンサーが付く形になります。
*掲載後、記事を削除する予定は基本的にありません。


#ファッション     
#パーソナルスタイリスト     
#パーソナルスタイリスト低身長     
#パーソナルスタイリスト小柄     
#ファッションコラム  
#ユニクロ





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?