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実家へ。

今日は朝から病院で再検査を受けた。
採血を1時間おきに3回もして、お昼どきの一番暑い時間に帰され、鉄板のようなアスファルトの上を歩いて帰った。

家に着いたのはまだ12時過ぎ。
検査のせいで丸一日有休を使ってしまったので、このまま家に引きこもるのももったいない気がした。

お昼ご飯を食べて、少しだけ仕事をし、まだ陽の高い14時頃にもう一度家を出た。

バスと電車を乗り継ぐこと1時間。
向かった先は実家だ。


というのも、母と妹へ買った大量のお土産をまだ渡せていなかったからである。
実家は同じ県内なので、毎週のように2人は我が家に遊びに来ていたのだが、ここ1か月近くはもう会っていなかった。


汗だくになって運んできたお土産を渡し、たわいない話をして、夕飯をご馳走になる。
お茶を飲んでテレビを見てゴロゴロしていると、あっという間に夜になった。


「危ないから送っていくよ」と母が車を出してくれた。
結局わたしの家の前まできっちり送り届けてくれて、本当にありがたかったのだけど、前にもこんなことがあったなぁと思い返す。


確かあのときは、もう使わないビーズクッションを妹にあげようと思って、サンタクロースのように担いで電車に乗ったのだ。
そして帰りは同じように車で送ってもらった。

「結局送り届けるなら、クッションわざわざ持ってこなくても良かったのにねぇ」
母が去り際にそう言って笑ったんだった。

今回も結果だけ見たら無駄足だったのかもしれないけど、その代わりに実家で過ごすひとときを得られたということにしよう。

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