信州Day152

酷くなってきているな、とは思っていたのですが、
今回の月経前症候がひどすぎて、笹原の古民家解体もできなくなり、話を進めることもできず、リフレクソロジーの機会を作ることもできず、招客もできず、仕事いっさいをせず、起きず、寝れず、離婚までしかねない恐ろしさだったので懲りました。何らかの対策が必要。

鏡を見る気にもならない。
干乾びていく自分だけは感じていて(洗濯物は低温で乾かないのに!) 
1日2000歩も歩けない。

家族と目を合わせられず、何もかもが面倒なので問題に対して解決ができず、ただ疲れを訴えたく、労わられたく、なぐさめられたい。

血が流れ始めるとウソのように収まるというわけではないけれど、始まってしまえば「違うように考えられる」なんなら「問題から逃避もできる」というのが違うところ。

始まったのは月経前10日ほど。売上が少ししかたたないということにいら立ち、何もかもうまく行かない、と思い始めた。
そして最悪だったのは直前3日間ほどか。2日前には、あまりに「考える」ことが正常にできず、普通の人のように発言することができないので、夫に、今自分が鬱状態であること、何も楽しいと思えないことを伝える。これは燃え尽き症候というやつかと思い、調べたところ、「好きなこと、趣味をしましょう」「のんびりしましょう」と書いてあるけれど、「好きなこと」や「趣味」が見つかるんならこんな状態にはならないよ、と落ち込む。尽きそうな燃えカスをかき集めて火を灯し、なんとか夕食を作って酒を飲んでも、飲み終わると地の底まで落ち込んでしまうのだった。視線が動かなくなり、背中が丸まり、ストーブを抱くようにして固まってしまう。なんならそのまま居眠りしてしまう。

鬱の人に「気に病むな」というのと同じように、PMDD(premenstrual dyspholic disorder)の人に「楽」という字の入るアドヴァイスは頓珍漢だと思う。ほんとに見つからないから。

では何が有効か。わたしは来月の私に、「苛立ちにポッと火が付いたら、あなたはそれ以外の3週間よくやったのだからそこからの1週間はオマケ。その時点で決まっている仕事だけこなして口にチャック、SNSは落とし、人と縁を結ぶことはせずとも決して切らず、昔のkunelと、ヨーガンレールの社員食堂、辰巳芳子さんの本とミヒャエル・エンデとビッグイシューでも読んでろ」とアドヴァイスする。そして、夫にはそこから1週間はなるべく出かけて仕事をしてもらえるよう(ノマドが可能な人だから)、お風呂はなるべく温泉を(自腹で)利用してもらうよう、お願いする。自分が定期的にお風呂に入れなくなるし、予定を強いられると悪化するから。それ以外の3週間に思いつく自分独りでトコトンやりたいことはPMSの1週間(長いですよね…)に集約するのだ。そして、休みはあくまでアクティブレスト。お金は稼がずとも自動車の運転か、身体を動かす必要をできれば午前中に、あらかじめ入れておく。自動車の運転も、ちょっと危ないなと思うぼんやり時間が何度かあって、良いのか分からないのだけど…安全なのは部屋の模様替えと庭仕事。そして、その1週間分の読書文章を溜めておくこと。
会計は給料日(3つめの椅子は月末日)にやるのがよい。どうせそこにならないと夫の情報は確定しないから、月末にネットバンキングの明細を出力してもらうよう頼む。

今まで、直後に予定を入れていくことで、週始めにはヒマであっても結局ぎちぎちにやることがある、という無計画な勢いをよしとしていた。
でも今回のような更年期の鬱症状中は、それができなくなる。とにかく予定を入れるのが面倒になり、企画や計画ができなくなるのだ。

また、当帰芍薬散を処方してもらえる自然医や漢方医を探さないといけない。

今朝、楽になったなと感じ、朝目が覚めて、流れ始めたのを見て、
まずはこの2日間のわたしに戸惑う夫と普通に会話し、
もうトラブルがいやで出かける気満々になっている彼を罵詈雑言を吐かずに送り出したあとは、
窓を開け放って埃をはらい、
庭のレモングラスを刈り取り、お茶として細かくしたり、料理用に短く切りそろえたりして、よい香りを嗅ぎ、
漬物や干し物に手を加え、
また初めて家に友人を招いて飲むことにもなっていたので(結局先方のご都合で延期になったのだがそれもよかった)料理をしたり掃除をしたりして、
それが整体になったように思う。


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