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2022旅行記⑥ 松本

旅行の計画をたてるとき、基本的に私は前々から準備をするほうだ。

そして年始年末やお盆シーズンは、混むうえに高くつくので、ほとんど遠出しない派だ。

しかし今年は実際に夏が始まると、当たり前だけど毎日暑くてだるくて、やっぱりどこか避暑地に行きたいー!と思い立ち。

そういえば大学生の頃に行った上高地が、すごく涼しくてめちゃくちゃ快適だったなぁと思い出した。

でも8月なんて、きっとホテルはどこもいっぱいで予約が取れないだろうと思っていたら。

ちょうどこの時期は、コロナの患者さんが急激に増加していて、それによるキャンセルがあったのかポツポツいろんなホテルが空いていた。

もうこれは行くしかない!と、1週間前に上高地への母子旅行を決めた。

宿は口コミのよかった、上高地西糸屋山荘を2泊とった。

直接上高地へ向かうと移動が長いので、上高地に入る前に松本で1泊することにした。

まず電車で松本まで行って1泊し、翌朝上高地へ向かうバスに乗るというプランだ。


今までも母子旅行は時々していたが、今回はいつもより移動がやや長め。

とにかく旅行中に病気になったり、子ども達が車酔いしないことを祈って準備した。



松本市美術館

まず旅行1日目、電車に揺られること約2時間で松本に到着した。

宿に荷物を預けて、さっそく松本市美術館へ。

ここは松本出身の草間瀬生さんのコレクションが有名なのだ。

私達が訪れたときは、草間彌生美術館といってもいいくらい、美術館の中も外も彼女のアート一色だった。

図書コーナーで本を読みふける


それ以外に特徴的だったのは、図書コーナーが充実していたことだ。

よくある美術館の図書コーナーは、大抵玄人向けの難しそうなアート本が多くて、素人にはとっつきにくい雰囲気があるのだが。

しかしここは絵本もたくさん置いてあり、大人向けの本もカジュアルで読みやすそうなものが多かった。

高尚な、これぞアート!みたいな圧がなかったのが素人にはありがたかく、私も娘たちも各々気に入った本を読みふけった。



その後は松本の街をふらふら観光したりショッピングしたり。

グランドピアノがストリートピアノ的な感じで置いてあったので、長女は練習がてら、夏の発表会の曲を弾いたりしてた。

ライトアップされた松本城は美しかった


今回松本では、ホテルではなくゲストハウスの個室に宿泊した。

夫と一緒の旅行だと、音や光に敏感で、なにかと繊細な夫に合わせて高級めな宿に泊まることが多いのだが。

娘たちを贅沢に慣れさせすぎるのも良くないと思って、母子旅行ではあえて普段と違うタイプの宿を選ぶようにしてる。

小さな和室に一泊素泊まりで、7,000〜8,000円くらいだったと思う。

コロナ禍の自治体による旅行キャンペーンで6,000円分のクーポンをもらえて、さらに宿からのプレゼントでドリンク無料券もいただけたので、今回は実質タダに近い宿泊だった。

早い時間帯に居酒屋でさっさと夕食をとり、夜の松本を散策。

ライトアップされた夜の松本城を見に行った後に、宿のスタッフさんに教えてもらった近所の銭湯に行った。


ほぼ貸し切り状態だった

到着したところは、戦前からあったのかというくらい、超レトロな昭和感漂う銭湯。

女湯のドアをガラガラ開けたら、入口脇の小さなのれんから「料金は○○円です」と声がしたので驚いた。(しかも男性だった)

今どき番台がある銭湯なんて、私も生まれて初めての体験だ。

子ども達の目にはこのレトロな銭湯が新鮮にうつったようで、終始テンションが上がりっぱなしでキャッキャッ楽しんでいた。



上高地編に続く


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