海外旅行気分の異国飯ツアー①
Twitterでたまたま見かけた、「異国飯ツアー@名古屋」のメンバー募集のツイート。
主催者はこの本の著者である、山谷さん↓
異国飯とはなんぞや?と疑問をいだいて山谷さんの書いたネット記事を読んだら、どうやら日本国内にある、日本ナイズドされてない異国情緒あふれる外国料理屋さんのことらしい。
お客さんも日本在住の外国人がメインで、日本語メニューなどないような、現地感あふれるお店。
海外旅行気分を国内で手軽に味わえる、魅惑のご飯屋さん、それが異国飯。
めちゃくちゃ楽しそう!完全に私のツボじゃん!
とビビビッときたので、私は速攻で家族のスケジュール調整をして、このイベントに申し込んだ。
そして早速山谷さんの本もポチッて購入。
この本には、日本の○○エリアには△△国の住民が多いというデータから、その国の料理屋さんがある、など異国飯の分布や歴史、また異国飯屋の探し方などが載ってて、非常に発見の多い本だった。
ツァー前日に胃袋の調子を整えて、当日朝は白湯だけ飲み、11時にいざ集合場所へ。
どんな人達が集まるのかドキドキしてたら、男性は山谷さんともう1名、女性は私を入れて5名と合計7人。
女性は20-30代と年代も自分と近い方ばかりで、にぎやかなメンバー。
また、今回のツアー開催場所は名古屋だったが、参加者で名古屋在住はなんと1人だけしかいなかった。
他の方は大阪、東京、横浜、徳島と各地から遠征してきてて、異国飯に対する情熱と、フットワークの軽さにびっくり。
みんなでマニアックな異国飯に行きたいね!今日は何を食べられるのかな?と話しながらわくわくドキドキのスタート。
全員初対面だけど、食に対して同じパッションを持つ者同士なだけあって話があうので、電車での移動中も話に花がさく!
当日のプランは主催の山谷さんが計画してくれてて、どこのお店に行くかも事前には知らされていなかったので、ある意味ミステリーツアー。
名古屋駅からまずJRで永和駅へ。
駅前は本当になんにもない、田舎!という感じで。
こんな所にどんな異国飯屋があるんだろうか、と3分ほど歩いたら…
ドーンと現れた、明らかに異国感たっぷりな建物。
突然トルコ?!みたいな。
昼時なので早速ランチなのかと思っていたら、
「まずはここでトルコスイーツを買ってくださいね。
このあとトルコ料理屋さんでランチするので、ご飯の後にお店でお茶を飲みながらいただく用のお菓子です。
お店の方にもイートインしていいと許可もらってますので〜。」
と山谷さん。
えっ、何そのプラン?!先にスイーツ購入してレストランに持ち込むとか斬新!
と思いながら、山谷さんが絶賛していたバクラヴァというお菓子を私もいくつか購入してみた。
グーグルマップでチェックしてみたら、このお店はどうやらバクラヴァファンの中では有名なお店らしく。
ここで食べたバクラヴァが一番美味しかった!と絶賛の声が多数あったので、どんな味かなぁと期待が高まる。
購入後はタクシーで移動し、ランチのお店へ。
到着したお店は、紫の屋根の一軒家で、独特な雰囲気。
入ってみたら、ニコニコフレンドリーなおじさんがお出迎えしてくれ、早速チャイを入れてくれた。
ここはどうやら、トルコ人夫婦がやってる、トルコ家庭料理のお店のよう。
トルコのTV番組が流れてるのも、雰囲気あるわぁ。
このおじさんがチャイを出してる写真を見たら、どう見ても日本国内じゃなくトルコ旅行の写真に見えるでしょう?
まるでトルコにワープしてきたような、そんな錯覚を覚えるくらいに、この空間では人、モノ、空気感、全てがトルコそのものなのだ。
メニューはこんな感じで、これぞザ・異国飯だね!と皆でテンションが上がる。
メニューを見ても、どんな料理が出てくるのか謎なものも多いけど、この未知な感じがたまらないねぇと盛り上がる。
とりあえず7人でシェアできるので、山谷さんがいろんなメニューを注文してくれて、皆で少しずつ味わって食べる感じ。
名前の分からないメニューも多かったけど、とにかくどれも美味だった。
スパイシーな辛味や酸味のきいたお肉料理、優しい味のスープなどに、我ら一同はおいしいね〜と大満足。
個人的に気に入ったのは、BBQチックな肉料理の盛り合わせと、衣が分厚くて香ばしいメンチカツみたいなの。
それから最後に出てきた、ナンみたいなのにスパイシーなミンチや玉ねぎが挟み込まれてるのも、海外の屋台で出てきそうなB級感が私好みだった↓
食後には、先ほど購入したバクラヴァを出して、温かいチャイといただいた。
バクラヴァはシロップがしみててとっても甘い!でも決してくどくはなく、クセになる美味しさ。
チャイと本当にぴったりあうお茶菓子、といった感じでまったりお茶タイムを皆で過ごした。
また食事中に、奥でお料理を作ってくれている奥さまも出てきて、セルフィーを一緒に撮っていいかしら?と身振り手振りで皆の輪の中に入ってきて、超フレンドリーだったのも印象的だった。
旦那さまも、「ご飯足りてる?大丈夫?」「何かいるものある?」とカタコトの日本語で頻繁に声をかけてくれて、めちゃくちゃ世話を焼いてくれた。
レストランというより、親戚の家に遊びに来て、おもてなしを受けているようなアットホーム感。
ここはお料理が抜群に美味しかっただけでなく、ご夫婦の素朴なキャラクターが最高によくて、めちゃくちゃ癒やされた。
しかも最後お会計をしたら、みんなお腹いっぱいになるくらい様々なものを食べたにも関わらず、一人あたり2,000円もしなくてびっくり!
コスパ良いを通り越して、ちゃんと利益が出てるか心配になるレベルだった。
最後にお店のおじさんとFBで友達になり、ケータイの電話番号を教えてもらった。
(お店の固定電話がないから)
ここは必ずまた再訪したい、記憶に残る特別なトルコ料理屋さんだった。
本当はこのお店にはあまり流行ったりせず素朴なままでいてほしいので、紹介したくない気持ちもありつつ。
我々がランチした時には他にお客さんがおらず、こういうスタイルのお店はマニアックすぎて集客しにくいだろうから、お客さんが少なすぎて潰れるのも嫌だなぁとも思う。
私のnoteなら正直そこまで影響力ないだろうから、今回は紹介することにしてみた!
場所はへんぴな所にあるけど、トルコに行くより100倍近くてお手軽に行けるので、興味ある方にはぜひ一度訪れてほしい。
笑顔の素敵なトルコ人夫婦に、あたたかいおもてなしを受けること間違いなしだ。
②に続く
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