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2023年3月の記事一覧

エンドロール

エンドロール

遠い昔の記憶のようね
懐かしい曲 キミの赤い服
あの夏の青空の下
はじけるキミにボクは恋をした
それはただ 呆然と
ミラーボールのように
それはただ 呆然と
ミラーボールのように
まわり続けていた
キラキラの雨に打ちのめされた

ずっと昔にノートに書いた
名もない詩に題名をつける
名もないボクがキミの名を
叫び続けてついに声は枯れ果てた
いっさいは過ぎてゆく
エンドロールのように
いっさいは過ぎて

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祈り、矛盾

ここがもしも世界の果てでも
あしたもしも世界が終わるとしても
キミを想うこのココロだけは
どうか 側に居させて
もしもいつかこの祈りが届くなら
キミとひとつになりたい
お願いどうかどうか
あの日の夢を
なかったことにして
わたしはわたしの道をゆくから
誰も邪魔しないで
深い傷を負わせたキミのこと許せないわたしをどうかゆるしてほしい

キミを見るたび心が苦しくて
なんだか悲しい気持ちになるのは
きっ

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ギフト

突然の贈り物
あの夜に映画のように
画面越し飛び出した
サンダーボルトの
それはそう今だって
鮮明に覚えている
もう二度とないような
経験でしょう
だけどもう忘れるように
キミのこと考えすぎ
すべてがねえキミへの布石でした
この道を転がって行けばいい
誰かがそう叫んでた
その言葉をわたしは
信じた
それが最初の一歩でした
何かを探し求めては
何かを置いてけぼりにした
何が欲しいのかわからないまま

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覚醒

遠くの空で
キミが星になり輝き瞬く頃
夢から醒めたボクは ねえ
まるで人間じゃなくなっていた
気がつけばこんな場所に
一人きりたどり着いて
失った時間はもう戻らない
過去は癒えない
想像が暴走して
未来さえ創造できない
こんな日がいつまで続くのだろうって
思うほど夢がボクに近づいてくる
こんな夢 破壊して戦わなくちゃ
存在の意義すらも見つけられない
創造と破壊の果て
繰り返す人類の歴史
文明が滅び

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最後のサイン

最後のサイン

この恋について 囁くように
星達は煌めいて
ボクの心を分かったように
深い闇夜を照らし続ける
夜が明ける前にはきっと書き終えるでしょう
これがきっと最後のラブレター
叶わない恋 そう思っても尚
キミへの想い募るばかりで
これが最後の革命ならば
まるであの日のお姫様みたいに
捕らわれて首を切られて崇められて
その棺には誰が手を合わせるだろう

泉のように言葉湧くように
鳥達が眠る夜に
昇る太陽が新し

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