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スコーンの本棚

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カフェの本棚からオーナーの人となりがなんとなく想像できるように、その時々の自分が見えてくるような本を並べたい。記事は短め、つぶやきレベルです。
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記事一覧

狭小邸宅/新庄耕 社畜の無情、師を得たあとの快進撃、その後の迷走。やるべきこと(道を覚えるなど)をまずやれ、は自分もそうだなと思った。後半の、仕事はうまくいっているけど心身は荒んでいるのが新鮮だった。背伸びも時には必要だけど、心の声の向きから外れてはいけないな。

ケチる貴方 / 石田夏穂

58センチのほうが刺さった。たかが見た目、されど見た目。デブでこじれた昔の自分を思い出した

ゲームの王国 / 小川哲

ヒキでもヨリでも無限に語りたくなる面白さ

6月に読んだ本を紹介します

6月は人生を覗き見させてもらえる読書が多かった。2000円足らずで他人の考え方の深いところまで教えてもらえる。ありがたい時代だ。 住宅営業マンぺこぺこ日記 / 屋敷康蔵以前から気になっていたお仕事日記シリーズをようやく読んだ。不動産営業。体育会系で、理不尽で、ガツガツしていて、というイメージそのままの内容。 保険営業マンだった父からもよく聞いたが、歩合制の世界って本当にピンキリらしい。誰でもなれるので底辺は有象無象、しかし上は天井知らずの稼ぎで付き合う階層も全く違う。

『苦しかったときの話をしようか』 実践してみた

twitterで流れてきたこれが面白かったので実践してみた。 森岡さんの著書は『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』だけ読んだことがあった。 今回のキャリア論的な話はこちらに書かれているらしい。読みつつ、付箋ペタペタを実践してみた。 強みの分析やり方は簡単。 まず100個好きなことを書き出す。名詞(「サッカーが好き」)ではなく動詞(「サッカーの作戦を考えるのが好き」)で書くのがポイント。100個も書くと重複してくるけど気にしない。 次に、 Thinking

『ホカツと家族』 #読んだ本

自身の東京での保活や、シェアハウス / 三世帯同居 / 二拠点生活など様々なスタイルの家族との対話を通じて家族の形を考えていくエッセイ。 私は来月二人目を出産予定。保活も家族もまさに当事者ど真ん中なので、共感や気付きの多い1冊だった。 縁もゆかりもない土地、というハードル著者一家は滋賀から東京へ移住したものの、夫不在が多いこともあって馴染めず、結局妻の実家のある新潟に再度移住している。 移住先の小金井市は、偶然にもわが町武蔵野市のおとなり。小金井市という町自体は魅力的だ

5月に読んだ本を紹介します

こちらのnoteが素敵で、私も読んだ本について書きたくなりました。これ以上のタイトルが思い浮かばないのですが丸パクリするわけにもいかないので、このタイトルに落ち着きました。 センス入門/松浦弥太郎「センスとはなにか」「センスを磨くにはどうすればよいか」を語った本。 『伝わるちから』で知って以来、落ち着きと芯の強さを併せ持った考え方、語り口に惹かれてすっかり松浦弥太郎さんファンになってしまいました。著書を4冊読みましたが、言っていることは一貫しています。 自分で見る、体験