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大学院留学の手引き

こんにちは。Ayaです。

今回は、大学院留学までの道のりについて書いていきます。将来大学院留学をしたいと思っている人、留学したいと思っているけれど何から始めていいか分からない人、よければ読んでみて下さい。自分が今何をすべきなのか知る手掛かりになると思います。

私は日本の大学卒業した年にイギリスの大学院に進学しました。人によって、目的によって様々だと思いますが、大体1〜2年かけて準備をする人が多いと思います(短いのがいけないわけではありません。) 私は留学する2年前頃から少しずつ準備を始めていきました。学部時代から漠然と留学したい、と思っていましたが、始めは国、いつ、何のために、などは全く決まっていませんでした。
漠然を具体にするために、以下のステップで進めていきました。(*イギリスの大学院の手順なので、他の国は留学先決定以降はプロセスが異なる可能性があります)

・学びたいこと、国を決める
・リサーチ&留学先決定
・出願書類準備&奨学金申請
・ 出願
・IELTSスコア取得 (*早めに取得するに越したことはありません)
・条件付き→無条件合格

順番にみていきましょう。

学びたいこと、国を決める

大学院で学びたいこと、いつ、どこの国か候補を書き出していきます。複数候補がある場合は全て書き出してみましょう。その後、自分がなぜそれを勉強したいのか、その国に行きたいのかも書き出してみます。私は色々考えた結果、マーケティングを勉強したい、という結論に至りましたが、なぜ自分がそれを勉強したいのかも深掘りしていきました。また、マーケティングの中でも何を特に勉強したいのか(International Marketing, Marketing & PRなど、マーケティングと言っても色々あるため)も明確にしていきました。

ゆくゆくは出願書類のPersonal Statementにも書かなくてはならないので、最初の段階ではっきりと目的を決めると後々楽です。いつ行くのかも具体的に決めておくことをお勧めします。仕事が落ち着いてから、と考えていてはいつまで経っても落ち着きません。今から1年後、と本気で決めるとその方向に向かって動いていこうとします。

頭の中で考えるのではなく、ぜひ書き出してみて下さい。少しずつクリアになっていくはずです。

リサーチ&留学先決定

国、学びたいことが見えてきたらリサーチです。最初にリサーチしてしまいがちなのですが、このステップは自分のやりたいことを決めてから。その分野では、その国では、どの大学があるのか。軸を持って調べていって下さい。代理店や知り合いなど、現地のことを知っている人にも話を聞いてみます。ネットはもちろん、留学フェアなどに参加して直接学校のスタッフに話を聞いてみましょう。可能であれば、現地に足を運んでみるのも良いと思います。私は出願する大学が決まった時点で実際にキャンパスを見に行きました。大学で進学生向けにツアーもやっているので、予定があれば参加してみて下さい。実際に見てみると、自分がそこで勉強するイメージや心構えができます。心構え、と言ったのは私の行った大学が想像していたよりも田舎にあったからです笑。ただ、行くのは中々難しいこともありますよね。Google mapのストリートビューで見てみるのもアリだと思います。

ここで1つ念頭に置いて欲しいのは、他人任せではなく自分で決めるという自覚を持つこと。留学カウンセラーの方に色々候補を出してもらうのも良いですが、ぜひ自分でも積極的にリサーチして下さい。

留学について調べれば調べるほど様々な情報が集まって悩む人もいると思います。(私がそうでした。) 誰かが良いと言っていても、それがあなたに当てはまるとは限りません。そのためステップ1で自分が留学で何をしたいのか、学びたいのかを明確にする必要があります。迷った時の道標になるからです。

あなたがあなたの留学を成功させて、その後につなげていきましょう。

私は最終的にイギリスの4つの大学に出願を決定しました。大枠ではMarketingですが、特にBrand Management について学びたかったのでその方向でコースを選びました。マーケティングはMSc、MAどちらもありますが、特にそこにはこだわりませんでした。

出願書類準備

出願大学はほとんど自分のリサーチで決めましたが、留学代理店のサポートも利用しました。私はBeoを利用し、留学の相談や、出願手続きなどを助けて頂きました。カウンセリングは無料で、志望校に関する相談、出願スケジュールの作成などをしてくれます。私は登録制サポートも利用し、出願手続き、ビザ申請も手伝って頂きました。

基本的な出願必要書類ですが、 以下が必要になるケースがほとんどです。

・大学の成績証明書
・大学の卒業証明書
CV
・パスポート、ビザのコピー
・英語力証明書
・志望動機書 (Personal Statement)

・推薦状(2名〜)

特に志望動機書と推薦状について解説していきます。

志望動機書
記載すべき内容は、各大学のwebsiteに載っています。例えばGoldsmiths大学ではWrting your personal Statement というページにこんなことを書いてね、と記載があります。出願する大学のウェブサイトをチェックしてみてくださいね。基本的に、

・自分が大学、仕事、課外活動で学んできたこと、培ってきたこと
・大学院で学びたい事、なぜそれを学びたいのか、なぜその大学、コースでなければいけないのか
・過去の経験をどう活かせるのか、自分がどのようにクラスに貢献できるのか(=なぜ大学があなたを選ぶ必要があるのか)
・そのコースで学んだことをどう社会に還元するのか

などを書くことになります。

ちなみに私は4つ出願しましたが、それぞれで若干内容を変えています。ですが、1つできれば応用すれば良いだけなので、まずは最初の1つ目を頑張って仕上げましょう。Beoでは、メンバー向けに過去の合格者のパーソナルステイトメントを公開していました。自分に似たようなコース出願者のパーソナルステイトメントを探し、パターンや書くべきことを真似しました。
こちらの本にも、合格者のパーソナルステイトメントが載っているので参考にしました。

過去の経験や動機は人それぞれ違いますが、合格者のパーソナルステイトメントから具体的に何を書くべきなのかを学ぶことができます。良いところをどんどん盗んでいきましょう。

推薦状(2名〜)
イギリスの大学院に出願するには基本的に2人(以上)からの推薦状が必要です。社会人であれば、1人は会社の上司、1人は大学時代の教授というパターンが多いです。私は学生だったので、1人は大学のゼミの教授、1人は課外活動でお世話になった別大学の教授にお願いしました。自分のことをある程度分かってくれている教授にお願いしましょう。早めに伝えるのはもちろんのこと、どんなことを書いて欲しいのかも具体的に伝えます。日本語で書いてもらった場合は翻訳が必要になるので、その時間も考慮に入れましょう。書いていただく、ということはその方の時間と労力を使うことになるので、その方と良い関係を築いておいておくのも大切です。

出願書類は、用意できたものから順々にオンラインでアップロードしていきます。

奨学金申請

自費留学は金銭的にも厳しく、奨学金を利用したい、という方も多いはず。団体によって条件が異なり、専攻が決まっているもの、年齢制限、合格証明書提出しなければならないもの、などがあります。また、給付型、貸与型、留学前、留学中に応募できるものなど、種類や応募できる時期も異なってきます。私は応募期限までにIELTSのスコアをクリアできなかったこともあり、結局申請は出来ませんでした。
ただ今だったら、条件付き合格でもダメもとで応募すれば良かったかな、と思います。
知人でMBA留学をされた方は、住んでいたのは都内でしたが、生まれ故郷の奨学金を利用したと言っていました。ぜひ地元や、在籍大学に留学生向けの奨学金がないか調べてみてください。

IELTSスコア取得

IELTSのスコアは早い段階で取得するに越したことはありません。留学を決めた段階からオーバーオール6.5以上を目指して勉強することをおすすめします。
ただ順番的にここに持ってきたのは、イギリスの大学院はIELSTのスコア取得していなくても出願でき、条件付き合格をもらうことが可能だからです。OxfordでもCambridge大学でもです。なので、英語力がないから、という理由で大学院留学を諦めることは絶対にしないで欲しいです。

語学は一朝一夕に伸びるものではなく時間がかかります。イギリス大学院の殆どがプレセッショナルコースがありますが、スコアをクリアしておくと精神的にも楽ですし、余裕をもって留学準備を進めることができます。私はギリギリで何とかスコアを取得し渡英しましたが、結構焦っていたので精神的に楽ではありませんでした。また、大学によっては、面接やビデオインタビューが条件になっている場合もあります。英語力があるほど出願できる大学の幅、チャンスも広がります。ぜひ、早め早めに勉強を進めていって下さい。

スコア達成するためのIELTSの勉強の仕方はこちらから。

条件付き→無条件合格

私はIELTSのスコアが足りなかったため、他の書類揃った時点で出願し、条件付き合格をもらいました。この場合、日本でIELTSのスコアを取得するか、プレセッショナルコースを現地で受講することになります。取得しているスコアによって、受講期間は変わってきます。
9月からスタートの大学がほとんどだと思いますが、日本でスコア取得する場合は、その2か月前がぎりぎりのデッドラインです。

晴れて日本で全ての条件をクリアした方は、無条件合格で日本で入学手続きを進めていきます。現地でプレセッショナルコースを受けた方は、そちらから手続きを行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は大学院留学の進め方についてまとめました。少しでも留学を目指されている方の参考になれば幸いです。パーソナルステイトメントのところでも紹介しましたが、私はこちらの本を読みながら大学院留学準備を進めていきました。

大学院留学をするにあたって、読んでおいて損はないと思います。

ぜひ留学先で学びたいことを明確にして、あなたの留学を成功させて下さい。応援しています!

ではまた。

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