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イギリス大学教育の良いところ

こんにちは。彩です。
この記事では、私がイギリス大学院に通って勉強する中で良いなと思ったことについて5つ挙げました。あくまで私の経験に基づくものなので、全てのイギリスの大学がそうというわけではありませんが、イギリス大学(院)留学を目指す方の参考になれば嬉しいです。*ちなみに私が留学したのはコロナが流行る前です。

1. フィードバックがもらえる

1番良いなと思ったところです。個人やグループ課題の提出後、評価と一緒に担当教授のコメントをもらい、なぜその評価なのかを知ることができます。教授が気になる文章にはハイライトが引かれ、もっとエビデンスを示すべき、や論点がクリアじゃない、などが書かれていました。2000字以上ある論文でも丁寧に見てくれているんだな、という印象を持ちました。これを全ての学生に対してやっているんだからすごいですよね。私が通っていた日本の大学では、レポートの課題は出したら出しっぱなし。特に教授のコメントがあるわけでもなく評価をそのまま受け入れるしかなかったので、このシステムには衝撃を受けました。そもそもフィードバックをもらう、と考えたことすらありませんでした。ぜひ、日本の大学も取り入れて欲しいなと思います。

2. 課題延長申請が認められている

どうしても何か諸事情で課題が期日までに出せないとなった場合は、期日延長の申請ができます。実はこの制度、私も利用したことがあります。グループ課題と個人課題の提出日が重なり、グループメンバー皆で、個人の課題の方の遅延申請することにしました。私は期日までにやるしかないもの、と思っていましたが、さすが西洋人メンバーたち(?)、無理でしょ、ということで申請することに。正直皆、「死ぬほど無理!」と思っていたわけではありませんが、既に申請していたクラスメートたちのアドバイスを受け、申請の際の理由には、「もう精神的につらいんです...。」とかなり大げさに書きました。これポイントらしいので、延長申請する際は誇張すると良いかもしれません。申請は認められ、1、2週間の猶予をもらいました。

ただ期限があるとあるで、だらだらやってしまうもの。追い込むときは追い込む方が、後々時間を有効的に使えるんじゃないかと思います。

ちなみに私の友人は、離婚することが決まった時に使っていました。大変ですよね。モロッコ出身の彼女は、留学中に結婚し、離婚するという、まあ映画に出来そうな話です。申請する際、離婚という理由を述べたかは分かりませんが、無事申請は通ったそうです。

賢く、使いたいときには使って良い制度だと思います。申請しても、延長期間内に課題を提出すれば減点になることはありません。元々の提出期限内に提出した時と同じように評価されます。

他の海外の大学でもこういった制度は普通にあるのでしょうか?良かったら教えてください :)

3. 図書館は24時間利用できる

私が通っていた大学は、決まった期間は図書館は24時間開放されていました。キャンパス内の寮に住んでいましたが、度々図書館に行っては夜遅くまでこもっていることもありました。基本論文はネット上でも見れますが、紙媒体で本を見たいときなんかはやはり便利なんですよね。もちろん図書館内にあるパソコンも使えます。

ただ突っ伏して寝ていたときに、見回りの人に起こされたことがあります。以前それで危険な状態の人がいたから、とのこと。皆さん、眠い時は家に帰って寝ましょう笑。

また、一応自販機もあるのでスナックやドリンクなどは調達できます。
Uber Eatsでピザを頼んでグループ学習している友達もいましたね。

部屋だと集中できなこともあったので、図書館は本当によく使っていました。

4. 論文の書き方を指導してくれるクラスがある

大学・大学院留学を目指される方は、日本である程度アカデミックな文章の書き方を学ばれる方が多いと思います。私もbeoやIELTSなどで通して、ある程度「型」は身についていました。

大学でも、必須科目ではありませんが、自分の学んでいる学部に合わせた論文の書き方が学べるクラスがあります。良い例文、だめな例文、段落構成、使える表現など改めて学びました。その学校で推奨されている書き方にのっとって教えてくれるはずですので、1度受けてみて損はないと思います。必修ではないので、行かない日があって特に問題ありません笑。私も毎週通っていたわけではありませんでした。ただ、クラスの先生はフレンドリーで、修士論文の相談、CVの添削も快くしてくれました。

日本の大学では、論文の書き方をわざわざ教わらなかったので、この辺も日本とは違うなあと感じます。もし教わっていたら、もっと成績良かったんじゃないかと思ってしまいます笑。

ちなみに私が思う良い論文の書き方ですが、良い論文を真似ること。丸パクリはいけませんが(plagiarismとみなされるのは皆さんご存じの通り)、表現やパターンはどんどん真似ていくのが上達の近道です。そして可能であれば、このクラスや下記に述べるサービスを利用し、フィードバックをもらってどんどん改善していきます。

5. レポートチェックサービスがある

上記のクラスとは別に、教授にレポートを提出する前に、レポートを見てもらえるサービスがあります。私も何回も利用しました。見てくれる多くは、担当員か、優秀な学生。ビジネス系、看護系...など専門科目別に分かれているので、自分の学部にあった論文の書き方でアドバイスしてもらえました。

隅から隅まで文法チェックしてくれるわけではありませんが、段落ごとに言いたいことがまとまっているか、別の良い表現などアドバイスしてくれます。自分が自信のない部分に絞って見てもらえることも出来ます。無料で何回でも見てくれるので、課題は早めに着手して、何度もフィードバックをもらうことをおすすめします。

アメリカに学部留学していた友達もこのようなあったと言っていたので、わりと多くの大学にありそうです。留学生にはありがたいですね。

まとめ

今回は私が思うイギリス大学教育の良いところを挙げてみました。学生が勉強する環境が整っているように思いますね。ぜひ日本の大学にも取り入れてほしいなあと思います。
上記に挙げた5点は多くのイギリスの大学で当てはまると思います。ぜひ積極的に活用して、有意義な留学生活にして下さい!



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