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【創作マンガ】壊れる。


・あとがき

好きなものが壊れていくのをただただ見ているしかない現状。
私がこうあってほしいと望む形が、それにとって正しい形なのかもわからないし、望む形がそのものにとってよりいっそうに壊れていく原因になるかもしれず、願うことも望むこともできなくて、ただただ成り行きを見ているだけ。
 
私自身も含めて永遠なんてものはなくて、いつか消えて無くなってしまうものであるけれど、好きなモノには永遠を求めてしまうし、理想のカタチであり続けてほしいと思ってしまう。
 
あまりにも苦しくて「無感情になる方法」と検索してみたりしちゃって、でもやっぱり好きな感情はなかなか消せなくて。
 
私自身に起きたことではないことに心が苦しめられる。
私が愛したモノすべてが幸せになる世界はどこにも存在しない。
 
またあっちで壊れて、こっちで壊れて、直にここも壊れていく。
そうして大切なものを失っていく。
新しく手に入れた好きなモノも、遅かれ早かれ壊れていく。
全部全部壊れていく。
 
そういうのを「運命」という単純な言葉で片付けて受け入れていくしかない。
壊れたモノが元通りになる可能性も、元よりいいモノに変化する可能性もゼロではないけれど、大体は壊れたまま戻ってきてはくれない。
 
私がさいごに手にしているものってなんだろう。
なにもないのかもしれない。
 
と、喪失感に苛まれてる。
あっちでもこっちでも、心が痛い日々です。
 
上花あや

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