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「知られざる家族たちの今」というテーマの中で、1年更新制の養子縁組カップルの話を思い出した。

先週金曜日、動画配信のゲストに出させてもらった。同時に思い出したのは「養子縁組でカップルになった人の話」だった。

▼私が出させてもらったのは以下のものだ。

こどもみらいFes. 世界を広げる時間 Special vol.8、ということで
テーマは「知られざる家族たちの今」 〜ワークライフインターン × 弁護士 × 里親支援 〜という題だった。(結構色んな人が初対面で話す、面白いトークだった!舞さん、お誘いありがとう!)


メンバーは、スリール株式会社 代表 堀江 敦子 さん、弁護士カウンセラー 松川 邦之 さん、一般社団法人RAC 代表 千葉 彩 、そしてこども未来探求社の舞さんというメンバーだ。

内容は是非動画を見ていただきたいなと思うので、事前打ち合わせから最後の放送していない雑談まで含め、お話した内容の中で自分がめっちゃ気になった、「対話の大切さ」と「何が自分(たち)を苦しめているのか?」ということについて再度考えたい。


弁護士のまっちゃん(松川さん)が独身だけど、離婚の弁護をすることが多いこと。そして「もっと3〜5年前に関わっていたらな」「感情の交通整理をするだけで変わることもあって」と言う言葉をお話されていてすごく納得した。

同時に思い出したのが、最初にシェアした「養子縁組でカップルになった人の話」だ。

(正直、里親に関わる私がここで養子縁組という手段を用いて、カップルになった人の話を大体的にしていいものか。それは結構悩んだし、ためらいはある。それでも書きたいなとおもうのは、パートナーシップの中でどうしても感情的な、なぁなぁになりがちなところを、毎年更新制にしていることや、親子の関係性について考えさせられるポイントがかなりあったからである。)


「誠実さとは何か」と考えて、サイン済みの「養子離縁届」をお互い持つように

「養子離縁届」という書類があって、養子縁組を解消することができるんです。僕たちは、サイン済みの「養子離縁届」をお互いに持ってます。関係性が崩れたな、と思ったときに、どちらからでも勝手に離縁できるように。
それから、1年に1度の更新日を設けているんです。この関係性を、また1年続けますか?っていう確認のために。
(「一生を添い遂げる」という契約にしてないんですね。それも結婚と違うところだなあ…)
「一生愛します」と「離縁する可能性もあります」って、どっちが誠実なんだろうと思うんです。(本文抜粋)


子どもの福祉のためにできたであろう、養子縁組の制度を利用している!と憤慨する人もいると思うし、そこを詳細に否定ができないのだけど、お互いにこんなに対等なルールってあまり見たことがなかったので、とても興味を持った。

家族になって、いつのまにか夫婦がパートナーが対等でなくなったり、対等だというもはや妄想のような夢を見ていたケースや、子どもは親の言うことを聞くものだ、従うものだ、のような呪いをかけられている家族は多い。多かれ少なかれ、昔の家族像や家族だけで完璧にしようとしている風潮が私は嫌いだ。


結婚制度を、私が変えられるのなら、1年間の更新にしたい。

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