どうやって死にたい?じゃなくて、 どうやって生きたい?と聞いて。
90代のおばあちゃんに30代の私。このあとどうやって生きたい?と聞いてみた。
Aさんは、『わたしはね、ここまで生きたいように生きて来たからね、ここ(高齢者施設*)でみんなと仲良く生きて死ねたら大満足です。』と話してくれた。めちゃくちゃ笑顔で。
(あ、ちなみに関係性のある方なので、親しみを持って、このブログではおばあちゃんと呼ばせて頂きます。*)
この質問は、はっぴーの家の首藤君とのやりとりで、今度あったらおじいちゃんおばあちゃん達に聞いてみるねと宿題的に言ってたことだ。
どうやって死にたい?じゃなくて、
どうやって生きたい?と問いかけること。
これって結構違う。(実際首藤くんがはっぴーの家にいるおばあちゃんに問いかけたときも、明確に答えが違ってた。)
私が診療先で毎週会う90代のおばあちゃんの返答も、考えた時間、温かみのある空気感を感じながら診療を続けた一日だった。(一方的な気持ちだったら、ごめんね、と思いながら。)
そして数日後、芸能界のとある女性が自死されたというニュースを見た。
書いていいのか分からないけど、めちゃくちゃ悲しかったし、もやもやした。SNSにニュースはもちろん投稿しないし、言及もしなかった。
でも誰にも吐露できない気持ちが覆いかぶさってきて、もくもく自分の心を侵入してきてる感じが凄かったので、住んでいるシェアハウスで、一人で夜を過ごしたくなくて子ども達を寝かしつけてからコーヒー片手に共有部分にあるダイニングテーブルに座った。
週末はうちのシェアハウスに食事は出ないので、用事が無ければみんな集まってこない日もある。でもこの日は、みんな、なんだかそわそわして集まった。
亡くなっちゃったね。
ぽつりと話し出したのは別の人。
シングルマザーの星、みたいな人だったから、さー。ショックだよね。
ああ、そっか。あの人はシングルマザーだったのか。新しい情報がどんどん入ってきた。
色んな話をしたし、色々思うことはあったのだけど、
正常な頭で、どうやって死を迎えるかと、
もう死を目の前にしている人の考える、死を迎えるかは、だいぶ違うな、と思いながら聴いていた。
ほんとうは、もっと逃げていいぜ、ってホントは書きたいブログだったんだけど、
この調子で書いたら、逃げる=人生からフェードアウトする、みたいに取られて、いのちをたってもいいんだよと誤読されるのだけは避けたい、とおもって。
次回のイベントも題名を変えました。
【20/10/17 追記 上記のイベントは主催者都合により、日程及びプログラムを変更することになりました。今後、公式HP・公式FB等で情報をご連絡いたしますのでお待ちいただければと思います。】
もっと軽く、逃げていいんだよ、逃げる練習しよ、というぐらいの軽い感じで、来てもらえたら嬉しいです。
人生にはレスパイトもモラトリアムも、逃げるも必要でしょ。頑張る時間もいるけどさ。とおもう私です。
対談ゲストはあの!お二人!
かものはしプロジェクト 村田早耶香さんと、㈱ヒキダシ 代表取締役社長 木下紫乃さん。
プロフィールも貼っておきます!
●かものはしプロジェクト 村田早耶香さん
大学在学中、東南アジア訪問時に「子どもが売られる問題」の深刻さを知り、2002年かものはしプロジェクトを創業。10歳未満の子どもまでが被害にあっていたカンボジアで「子どもが売られる問題」をなくすため、職業訓練と雇用により収入を向上させる”い草”の雑貨工房を運営。加害者取り締まりの警察訓練支援も行っていました。現在はインド、そして日本での活動を広げている。
●㈱ヒキダシ 代表取締役社長 木下紫乃さん
昭和女子大学ダイバーシティ推進機構事務局 キャリア相談スナック「スナックひきだし」紫乃ママがゲストに来てくださいます!年齢や性別、環境等による“あきらめ“がはびこる社会を変えたくて起業。人の強みをヒキダシながら、「新しい挑戦」を様々な形でエンパワーメントしています。
91年にリクルートからのキャリアスタート。数社を経て、人材育成企業にて数多くのリーダー育成研修設計に携わる。45歳での大学院入学を期に退職。2016年㈱ヒキダシを起業
お二人の話を聞けるのがめっちゃ楽しみ!
いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。