マガジンのカバー画像

週刊:管楽器攻略法

115
主に吹奏楽部員にむけて練習方法をまとめています。 毎週火曜更新。
運営しているクリエイター

#練習

練習は謙虚に本番はナルシストに

いっぱい練習もしたし 練習では上手にできるのに本番だとうまくいかない… そんな人は 「私は世界一上手!」ぐらいの気持ちで本番に臨むと 余計な失敗を減らし練習の成果を出しやすくなれるかもです◎ 今回は 本番/練習それぞれの気持ちの使い分けというアイディアをご紹介します ■自信の無さはめちゃくちゃ伝わるすごくざっくり言うと 同じ出来でも自信のある/なしで印象はかなり変わってしまいます これは 間違ったところが正解になる ということではないのですが 堂々と演奏に臨む姿は印象

ただ音を出すだけじゃ「いい音」になれない話。

同じ楽譜で基礎練をしてるのに 何であの人は「いい音」なんだろう… もしかすると 練習をするとき(吹いている時)の意識の違いで 差がついているのかもしれませんよ! 今回は 今よりも効果的に練習を使いこなせるようになる思考をご紹介します◎ ■耳を使って自分の音を分析する理想の「いい音」と自分の違いを見つけるためにも 今自分が出している音がどんな状態なのか?を 耳でしっかり観察する必要があります。 >特に聴いてほしい所 音程やリズムについては 比較的気にして練習してくれて

アーティキュレーション を攻略

こんにちは、にしじまです。 今回はアーティキュレーションとはなんぞや という解説をします。 これをマスターすると 吹いている音の印象をガラリと変えることができます。 ■アーティキュレーションって?フレーズに表情をつけるために 音と音をつなげて吹いて! とか 切って吹いて! などの意味を持つ記号のことを言います。 ■種類はざっくり4つ これらを単独で使ったり合わせ技をして繰り出されます。 それぞれの意味を確認してみましょう。 ♦スラー フレーズをつなげて滑らかに吹く

「教える」を上達の手段にする

こんにちは、にしじまです。 今回は後輩がいる方には特に朗報! 誰かに教えることも上達のための手段の1つという解説をします。 相手に伝えるということをすると 自分がちゃんとわかってできているのかの確認ができます。 なので、そこをうまく使って 自分も、教えた相手も上手になろう! というご提案です◎ ■「自分の言葉」にすると技術が定着するカラクリ吹いた音を聴くだけで 技術的なことがわかったらどんなに楽だろうか。 ぶっちゃけいつも思います。 でもそれは難しい。 じゃあどうし

楽器を吹くことを習慣化させよう

こんには、にしじまです。 今回は楽器が上手になりたいなら 毎日楽器吹いた方がいいよ~というお話。 毎日練習かったるいな~って人にオススメする 毎日触れることの効果を解説していきます。 毎日練習!じゃなくて、とにかく毎日楽器を吹く。 これ、超重要です。 吹くものは好きな曲でも思い付きでもなんでもOK! ■毎日楽器を吹くことが現状維持 以前もお話しましたが 実は毎日決まった時間数吹けばうまくなるわけではないんです。 ここで下りのエスカレーターを想像してほしいのですが 特に

楽譜に書いてある横文字を調べてほしい2つの理由

こんにちは、にしじまです。 今回は楽譜に書かれている横文字(発想記号)を調べた方がいいワケを解説します。 …ぶっちゃけ、調べるのめんどくさいと思っていませんか? でも、レッスンとかで突っ込まれたりしません? 答えられなくて怒られちゃった、なんてこともありませんか? なので、調べる方法とそこからどのように練習するかまで紐解いていきます! 理由①異国語で読めないからすごくシンプルな話。 多分日本語で書かれていたら 皆さんここでつまずくことはなかったでしょう。 でもこればっかり

【超初心者向け】楽器吹きの楽譜よみ方ガイド(繰り返し記号編)

こんにちは、にしじまです。 今回は小節の読み進めていく順番について解説します。 関連ワードはリピート記号! D.S.とかD.C.とかCodaとか…表記としてはこの辺りです◎ ざっくりいうとこれは瞬間移動の呪文なので1つずつ見ていきましょう ■繰り返し記号は主に2種類のタイプ 繰り返し記号には 短い距離を誘導してくれるタイプと 長距離を一瞬でワープさせるタイプがあります。 効力は特に指示がなければ1回です。 ■短距離誘導系①|リピート記号 お互い向かい合っているみたいな

【超初心者向け】楽器吹きの楽譜よみかたガイド(楽譜の最初に書いてあること編)

こんにちは、にしじまです。 今回は楽譜の最初のところに書いてあることについて解説します。 関連ワードとしては拍子とか調号です。 呪文みたいだと思った方は解説するのでぜひのぞいてみて! ■最初に書いてあることの効力 楽譜の一番最初の段や左端には 数字とか記号とかが必ず書かれています。 これはこの楽譜の初期設定みたいなもので 次に指示が出るまではずーっと効力を発揮します。 大まかにこんな感じ↓↓ それでは1つずつ解説していきます。 ■小節には定員数がある話(拍子のはなし

楽譜をもらったら譜読み!~習慣化してほしい3Step~

こんにちは、にしじまです。 今回は楽譜をもらったら最初に行う譜読みについて解説します。 「楽譜がよめないから」と入部、入団を躊躇する方がいますが 誰もが予習(譜読み)をしてから臨んでいるので問題ありません◎ ■もらったらやる。譜読み自動化の推奨楽譜をもらってから合奏練習までの間になにをしますか? 聞くまでもなく練習ですね!(笑) ではその楽譜に書かれている指示、ちゃんと確認しましたか? 事前の譜読みで確認しておけばこれはクリアできる問題です。 ぶっちゃけ、にしじま的には

アンサンブル中のバランス感覚が大事な話

こんにちは、にしじまです。 今回は合奏練習などで意識すると表現力が倍増する裏ワザ 曲中では自分の役どころにあったバランスで吹こう というお話をしようと思います。 ■アンサンブルの肝はバランス感覚合奏ではみんなが出している音のバランス(ハーモニー)が とても重要になります。 ハーモニーのバランスには ①音程②音量 の大きく2つの要素がありますが ここでは音量のバランスについて書いていこうと思います。 (音程についてはたぶん文字じゃうまく伝えられない…) これは白玉(長い音符

暗譜完全攻略ロードマップ

こんにちは、にしじまです。 今回は楽譜を覚えて演奏する 暗譜(あんぷ)の攻略方法を解説します。 ■暗譜をする理由=頭の空き容量を作るもしかすると暗譜って 本番の時に楽譜を見ないで吹くためにするものだ と思っている方もいるかもしれませんが 実は楽譜をある程度覚えることで レッスンの先生や指揮者のアドバイスを すぐ演奏に反映できるようになれるんです。 演奏をするときに同時にいろんなことをしている というお話は以前に紹介しましたが なにか1つでも作業を減らして頭の中に余力を作れ

上手な演奏から技を盗む極意

こんにちは。にしじまです。 今回は参考にするお手本の選び方と、どんな風に聴いて参考にするか について解説します。 顧問の先生や講師に「上手な演奏を聴きなさい」 と言われたことはありませんか? 特に言われたことのない人もお手本は練習最強アイテムなのでぜひ参考に◎ ■お手本を知らないと練習の難易度MAXな件たとえば。 今から自分の似顔絵を描いてください。 鏡を見てはいけません。 といわれたら、描けますか? おそらく毎日見ているはずなのに相当難しくないですか? 実はこれ、楽器演

武器としてつかう基礎練習

こんにちは。にしじまです。 今回は基礎練の活用のしかたを書こうと思います。 勉強とかダイエットとか効果がすぐに見えないものが苦手な方。 時短で効果出していきましょう! ■基礎練の使い方結論からいうと基礎練とは ニガテ四天王あつめてみましたみたいな物です。 ニガテ図鑑、みたいな。 みんなの得意じゃないものの根っこを突き詰めて できるだけ多くの人が使えるように楽譜にしてくれています。 いわば悩める楽器吹きの万能薬なので 自分にあうようにカスタマイズすることがポイント! ■万能

練習はワープゾーンではなく階段

こんにちは。にしじまです。 今回は練習してもなかなか成果が出ない、そんな方は必見! そもそも練習ってなんだっけ?というお話を書こうと思います。 ■練習の使い道出だしから残念なお知らせですが 練習はやれば自動的にワンランク上に行ける ワープゾーンではありません…。 その正体は 行き先を明確にしてのぼると迷わず到着!の 上の階層へ行くための階段です。 今からお伝えするコツを意識すれば少ない段数で到着も夢じゃない! さあサクサクっと階段のぼっちゃいましょう! ■練習のコツは敵