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いま市民活動支援センターで働くきっかけ(前編)

子育て関連の「書きたい!」と思っていた記事が落ち着いてきました、川嵜です。
とは言え他にも市内のいろんな子育て支援センターや施設にも行ってみたいという気持ちはあるのですが、いかんせん現状的に施設が開いていない、見学ができない状態なので

今後は初めの自己紹介記事でお話ししておりました

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②の「市内の市民活動を相談員という堅苦しい立場ではなく、個人としての目線でフランクにレポートする」を主軸に記事を書いていきたいと思っております。

そんな記事を書く前に!
もう自分語りが過ぎますが、今回は市民活動支援センターで働く中で感じる魅力について、長々とお話させていただきたいと思っております。
私の頭の整理もかねてですので、ご興味がある方はぜひご覧ください。


初めに知らない方へ、市民活動支援センターとは?というお話ですが
まず市民活動とは、Wikipedia先生によりますと

市民活動とは、
政治的または社会的な問題の解決を目指して、市民が民主主義を基礎として権利意識を自覚し階層の違いを超えた連帯を求めるとともに、特定の共通目的を達成しようとする 政治運動、あるいは社会運動である。

と、やや堅苦しく書かれておりますが、
もっと簡単に言いますと

社会や地域の課題に、ひとりの気づきや想いから、それに共感する人たちが賛同し、市民が主体となって活動をする団体

と、私は解釈しております。

そして市民活動支援センターとは、そんな市民活動団体さんと行政や公共機関などあらゆる場所とをつなぐ中間支援組織という立ち位置なのです。


私が初めて糸満市市民活動支援センターに所属したの2015年
前職を退職後、国保や年金の手続きに役所を訪れた際、センター職員募集のチラシを見つけたのが始まりでした。
≪illustrator、Photoshopが使える方優遇≫とあり、
『早く仕事に就くに越したことはないかな、イラレもフォトショもPC関係なら大学の時勉強したし』
と、勢い任せにその場でセンターへ電話をしました。
『きっと役所内にあるんだろう』と思っていましたが、センターがあったのは行ったことのなかった旧糸満中央市場内の細い路地。

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(↑センター向かいのパンドラの部屋という会議スペースの写真しか残ってなかったのですが、こんな感じの場所でした。)

面接当日、初めての市場に『時間が止まった場所だな…』と感じるほどのレトロな雰囲気。シャッター街になっていた市場には、人気も少なく、正直怖かったです。

「illustrator、Photoshopが使える方優遇」で面接に来たのでもちろん市民活動、沖縄県糸満市を全く知らなかったのですが、大学時代から継続して行っていた活動など私なりに市民活動につながるのかと思う活動の話をさせていただき、無事に面接を通過。
糸満人(いとまんちゅ)のちゃきちゃき上司とおっとりとした雰囲気から想像できなく位の仕事量を持つ上司の下、すべてを一から学びながら市民活動支援センターでの仕事が始まりました。

入ってみて感じたのは「市民活動している人多!!」という印象
先ほども話した通り、市民活動って何?というほど、市民活動に触れてこなかった私からすると、地域や子どもたち、文化等さまざまな分野において市民活動団体さんが市内にいるということを知りました。

特徴としては沖縄全体もそうですが、糸満市は昔ながらの〈旧暦〉を重んじる地域で、旧暦文化行事に関する動きが自治会内(青年会や子ども会など)で多くあります。

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また海人(沖縄昔ながらの漁師を海人(うみんちゅ)と言います)文化継承のために活動されている団体さんや、愛する糸満のために食や福祉、文化など様々な方面で人が集まり、企画を立て活動をされています。

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私の地元は都心に近いこともあり、青年会主催の行事や自治会でのイベントがあった印象がなく(あったとしても小学校単位だったり)
「地域のために何かしよう!」という市民活動より、子どもたちのクラブ活動や○○教室といったものしか、学校や仕事以外で人が集まる組織あまり知りませんでした(ただ知らなかっただけかもしれませんが)

伝統行事があっても市が大きすぎて、地元の子が出られることもなく他人事
授業で地元の歴史なんて学んだのは数時間くらい(あったかなぁ)
環境は緑化計画?で整備された土地、そこに野生動物がいるわけでもなく
田畑は開発でレンタカー屋さんになったりマンションになったり
別に地元を嫌っているわけではなく、何なら余生は地元で暮らしたいと思うくらいではあるのですが、
糸満市はそんな私の知る地域感とまるで違う、思いがあって動く人たちであふれかえっている、そんなイメージでした。

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そんな糸満で、市民活動団体さんの活動を追いかけ取材をしたり、時にはふらっと来た市民の方とゆんたく(おしゃべり)しながら
『どんだけ糸満人は糸満が好きなんだ』
と思うと共に、糸満を愛するたくさんの人たちと関わることで私自身も糸満が大好きになっていきました。

ですが、ある日私に転機が起きました。。。

(長くなったのでここまで!後編に続きます。)


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