友人と15年ぶりに再会してモヤモヤした結果、キャリアについて改めて考えた話

昨日、アメリカ留学時代の香港人の友人家族が東京に旅行に来るとのことで、
日本人の友人数人も集まって15年ぶりに再会した。
厳密に言うと日本の友人は帰国後直後は数回会ってはいたけど、
それでも10年以上ぶりの再会だ。

ところで。
私は今年の3月に退職した後、仕事をしていない。
一応起業準備はしているものの、マネタイズまで至っていない。

12年間続けてきたマーケティングリサーチの仕事は、
もう頑張れないと思った。
淡々とやり過ごすことならできたかもしれないけど、
これ以上上を目指せと言われたらもう無理だと思った。
昇進などしたくない。
新しいことをやれと言われても、考えたくない。
頑張った先に一体何があるのか?
頑張ったところで、見たい景色が見える気がしなかった。
「隣の芝は必ず青い」症候群なのかもしれない。
けれど、どうしても拒否反応があった。

コマ切れの仕事で、何の思い入れもない会社の担当者として
無理やりアサインされるのも苦痛だった。
会社からお金をもらって仕事している以上、
これは仕方ないことなのだけれど
嫌だなぁという気持ちは拭えなかった。
態度には決して出さないけれど、
そう思ってしまう気持ちは仕方がない。

だからリサーチの仕事をしているときの自分は全然自分らしくないと感じていた。
「仕事はお金を稼ぐための手段 」として
割り切るべきという考え方もあるけれど、
自分に嘘がつけなかった。

そうだ、思い出した。
だから起業なんだ。
伴走したい会社を自分で選べる。
本当に助けたい企業/人に力を貸せる手段の一つに
調査があるのならば、やっても良いのかも知れない。

同窓会の話に戻って。
世間は"仕事"をしていない人間に冷たい。
というか、仕事をしていない人に対して"上から"な人が多い。
こちらの事情を知らずにアドバイスしてくるとか。
あと、「旦那さんいるもんね」みたいに言ってくるとか。
昨日はその典型例だった気がする。

「同窓会はマウントの取り合いに終始する」、
と噂では聞いていたが、ああ、こういうことか。
納得した。

思い出した。同窓会だもの。
本当に気が合って楽しい仲間なら10年ぶりとかじゃなくて
頻繁に会ってるよね。
あんまりあのコミュニティが肌に合わなかったから
会わないようにしてたんだ。

なんだかモヤモヤした気持ちで帰宅した。
香港からの友人に会えたことは嬉しかったけれど。

ただ、そのマウントに異様に心がざわついたのは、
今の自分に自信がないからなのかも知れない。
リサーチの仕事を我慢して続けさえしていれば、肩書きがあれば
ここまで嫌な気持ちにはならなかったのかな?なんて考えたりした。

けれど。
今、もともと合わなかった人たちの言葉に
気持ちを揺さぶられている場合ではない。
自分で決めたことだ。
今はジャンプするためにしゃがんでいるときだ。
背景を知ってくれて応援してくれる人の側にいよう。
きっと大丈夫。

今の私は仕事を生み出すための模索や努力はしているが、
まだ何の価値提供もできていない。
誰の力にもなっていない。
もどかしい。
でも、前を見て進んでいくしかない。

本当に困っていいて、自分が力になりたいと思える会社のためならば
調査は手段の一つとして喜んでできる。

自分らしく、納得のいく形で好きな人/会社のために
役に立てるようになりたい。

青臭いよね…。(笑)

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