見出し画像

超越国境を睨むんです!笑 安西直紀著書 読書感想 R6.4.29

きっかけ

 倉山塾東京支部4月イベントの講演者、安西直紀著『睨むんです』『超越国境』を拝読しました。
イベントとその後についてはこちらにブログを書きました。

『睨むんです』は、すでに絶版ですが、Amazonに一冊中古品が出品されていたので即購入。
『超越国境』は今もAmazonで購入できます。
 https://amzn.asia/d/0EBAHj1

 

『睨むんです』の波動は魔除けのように


表紙と帯

 この本は、ほぼ写真集です。ひたすら日本を含む世界各国で睨むファイティングポーズを激写した写真が掲載されています。けして鮮明な画像ばかりではなく、カラー、白黒、逆光、時系列も適当?笑 文章といえば、ご挨拶文と〆の文くらい。あとは帯部分へのプロレスラーの西村修氏の寄稿文くらい。この本については『超越国境』に出版の経緯が詳しく書かれています。自費出版の作るまでの過程、売り方がスゴイ!! 最終的には増刷!それって出版業界的にも奇跡のようなことでは?著者本人からそのエピソードをきき、そしてこの本を手にとったときの波動、圧がスゴイ!笑
 すでに絶版ですが、幸運にもAmazonに一冊中古が出ていました。一部ご紹介します。

 この写真からも、圧が伝わりませんか?ちょっとくすっと笑ってしまうユーモアも。また、この睨む表情は、暗い波動を寄せ付けない強さ、明るさがあります。魔除けのような本です笑 さらにさらに、著者から書のようなサインをいただきました(ブログ末のほうに写真掲載)。何かにチャレンジしようとしてちょっと怯みそうな気持ちになったとき、元気を出したいときに、ページをめくると前向きになれる、また挑戦したくなる!そんなエネルギーのある一冊です。

『超越国境』

 全5章から成り、李登輝氏の特別寄稿、コラムなどを含む約200ページ。
台湾と日本の関係を、一国民の立場で捉えた時、今どんな感じなのかがわかるのかな、と思いました。日本人としても、とても元気になれる本でした。

表紙と帯

愛と奇跡の寄稿集

 安西氏と李登輝氏の交流を中心にして出会い、集まった人々による、様々な視点からの、日台の関係を浮き彫りにする寄稿文が、章立てによって整理されています。特に、第1章では、テレビ番組「不思議体験 アンビリーバボー!」でもエピソードが紹介されたという、日台の国境を越えた奇跡の再会の物語が書かれています。戦中、戦後の日台関係が、一国民の目線から窺い知ることができる再会の物語。これも、安西氏の超ポジティブで献身的な愛がなければ起きなかった奇跡です。第2章ではガラリと趣向を変えて、データとアンケートに基づいて、日台関係を表しています。どれもが、読んでいて、明るい気持ちになり、日本と台湾の友好が深まる内容でした。

李登輝氏のこと

 李登輝氏による特別寄稿文や、第3章では氏との対話から、その思想、志を知ることができます。私は李登輝氏がクリスチャンであることを存じませんでした。氏は日本の思想文化にも精通し、さらに聖書からの学びも重ねて自分の魂からの言葉として紡ぎ出す。その言葉はどれも見逃せませんでした。
 特別寄稿文のタイトルは「自我の超越」です。死とはなにか、という問題を考えていたそうです。(私の人生師匠、斎藤一人さんも子供の時、それが最大の悩みだったそうです。)自我の超越、とは「私」を捨て「公」に生きること、と仰います。公私を区別し、権力の誘惑に打ち勝つことができたのは日本的教育を受けたから、とありました。日本的教育、とはどのような教育のことをいうのか?もしも、李登輝氏に問えるのであれば、きいてみたいと思いました。
 第三章では、日台若者交流会の設立の記念集会での李登輝氏の言葉、質問への回答が記されています。信仰を基にした確固たる信念をもって政治を行うことが必要、と李登輝氏は言います。日本では、統一教会の信者か否か、といった個人の思想信条に土足で踏み込むような国会質疑が行われるほど、「政教分離」の真意が失われ。政治家の質が劣化しています。信仰や思想信条に従うことは、政治家である以前に、人間としてとても大切だ、と明確に言ってくださっていて、とても心強く思いました。そして、権力は国民のものであり、公私を分け、仕事以外は役職を離れ、一人の市井の民であることが大切だ、というお考えにも大変新鮮な驚きがありました。まさに、自我を超越し、物事を平らかに眺め、的確に判断実行、魂が十分にその力を発揮できるように眼を曇らせない、自由自在な思考をされる、素晴らしい方だなぁと思いました。お写真で拝するそのご尊顔の笑顔と風格からも、そのお人柄が伝わりました。

日台若者交流会と安西直紀氏

 第4章は、この日台若者交流会に参加された方々の寄稿文です。日本人、台湾人も含み、様々な職業、お立場から加わったこの交流会について、そして、日本と台湾についてのアツい思いが語られています。第5章では、副題に「0」から「1」を生み出そう!とあります。これは、減税師匠、渡瀬裕哉氏がいつも仰っていることでもあります。0はどこまで割っても0だけど、1はどこまで割っても0にはなりません。それくらい、0と1は違う次元です。第5章には、安西氏の超ポジティブシンキング&行動による奇跡を呼ぶ武勇伝が紹介されています。倉山塾東京支部イベントで、この話をご本人から直接聞けた私は超ツイてます!笑

『超越国境』見開きにサイン

まとめ

 拝読する前に著者本人にお会いしたため、著者本人の波動をキョーレツに受けた状態で拝読し、感想にもその波動が影響していると思います笑 どちらの著書も、とても元気になれる本だと思います。
 『超越国境』は、私にとって李登輝氏について身近に触れた初めての本となりました。李登輝氏も、日本は国際舞台でますます重要な立場に立たなければならない、と仰っています。私も、日本は世界のリーダーになる!と思っています。日本の良さ、台湾の良さを最大限に発揮して、今後の東アジア経済・安全保障の鍵を握る交流会の雄として、日本の政治のリーダーの一人として、安西直紀氏のご活躍を楽しみにしています。


安西直紀氏とファイティングポーズ!笑

減税あやさん

この記事が参加している募集

#読書感想文

188,210件

よろしければサポートをお願いいたします!行政研究、地域の活動へ生かして参ります💕