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5年間引きこもりだった子がたった半年でイケイケ高校生になった秘訣シリーズ2

~出会い~

その子との出会いは
運命的だった


その子に出会ったのは

美容にそれほど興味のなかった私が

アロマトリートメントに興味をもち

サロンを兼ねた個人宅を訪れた時のことだった。

「なんて綺麗な瞳をしているんだろう」

それが、その子に会った時の第一印象だ。

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それから数か月が過ぎた。

たまたま用事で
そのサロンの近くまで
行った。

軽い気持ちで
オーナーであるその子の母親に
連絡をした。

「近くまで来ています。
 もしお時間があれば、
 どこかでお茶でもしませんか?」
と誘ったのである。


これまでの私なら
あり得ないことだった。

自分のせいぜい半径3~5mの
限られた世界で
生きてきた私。

中学生や高校生の頃からそうだった。

自分の行動できる範囲を広げたり
大人が決めた範疇を飛び出したりする時期に

私は、
敢えて
それをしなかった。
反抗期もほぼ無かった。

友達がいないわけではない。
でも、
友達べったり
ということも無かった。

人は人、自分は自分

今思えば、
随分と冷めた子供だったと思う。
そして、
臆病だったのだろうと思う。

自分から積極的に
友達を作るのが
得意ではなかった。

学校卒業して
学校へ就職した私は、

学生時代のそんな性質を
大人になっても
少し引きずっていた。

その私が
自らお茶に
誘ったのである!

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チャンス到来!!

これは、
私自身が変わる
チャンスなのかもしれない

そんな予感が・・・あった。

いつもとは違う場所

彼女の仕事場から少し離れた場所で
待ち合わせをした。

彼女は、いつも通りの笑顔で
やって来た。

そのまま近くの喫茶店に入り
それぞれ、好みのお茶を頼んだ。

母親である彼女が
子どもを連れずに
お店に入ることは
滅多にないことだろう。

お茶が来るまでの数分間が

彼女を1人の女性に
立ち返えらせたのかも
知れない。

いつもの
柔和な笑顔の下に隠された
表情が少しずつ曇り始めた。

そして、
カップに注がれたお茶を
半分くらい飲んだころ、

少女のような表情で
言ったのである。

「子どもに
 私たち親の価値観を
 押し付けるつもりはないけれど…
 この時代に『中卒』でいいよとも
 親としては…
 そこまで吹っ切れない…。」

彼女の親としての苦悩を聞いて
私は
勇気を出して言ってみた。

つい口から言葉がこぼれてしまったのだった。

「私でよかったら・・・。」

家庭教師を引き受けることは
簡単なことではない。

第一に、本人がどうしたいのか
聞いてみなければわからない。

そもそも勉強するつもりがあるのか?

学習習慣はどれくらいついているのか?

受験するのか?しないのか?

勉強するならペースはどれくらいか?

まずは、本人と話した上で
改めて決めていこうと話がまとまった。

話がまとまる前に、

どうやら目の前の私が
家庭教師を引き受けてくれそうだと
感じ取ったみたいだった。

曇っていた彼女の表情が
パッと輝いた瞬間を
私は見逃さなかった。

相当悩んでいたんだなと
私は
改めて思った。

同時に
私はこれまで
お母さん方の
本当の心の痛みや辛さに
寄り添うことが
できていなかったのかも
知れない…。
とも強く思った。

世の中の
お母さん方みんなへの
罪滅ぼしのような
そんな気持ちが
芽生えた。


彼女をお茶に誘った時点で
私の中では
こうなる運命だったのだ。

その子と出会った時から
こうなる運命だったに違いない。

曇っていた彼女の表情が
いつものように輝きを取り戻したのを見て

私の方が不安になった。


それで、あわてて
あまり期待をもたせないような
話題をしつつ
その日は別れた。

別れ際に
本人には、
『話がしたいんだって。
 好きなことの話を聞きたいんだって。』
と軽く話してほしいと伝えた。

まだ、決まってないということ
本人の気持ちが優先されること

これが本人に伝わるように。


その帰り道
私は
既にいろいろと
考え始めていた…。

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親の意向は重要です。

でも、
本人の気持ちは何より
優先されなければなりません。

引きこもりの理由は
私は問いません。

聞いたって
本人だって
理由は
1000も2000も
あるかもしれなし、
どれも本当で
どれも違うかもしれない。

過去も変わります。

でも、
過去を変えることに
集中するより
今を変えてみようと思うことに
意味がある。

未来を見据えて
生きていく方が

何より
生きやすいと信じています。

そして、
今を変えようと努力していると
過去の捉え方も自然と変わることがあります。

だから、
私は
学校に行かなくなった理由は
聞きません。

それよりも、
本人が今
好きなこと
興味のあることについて
まず、
聞きます。

その子の良さが
その子にしかない良さが
見えてきます。

オーラの話ではありません。
でも、
オーラが視えることと
少しつながっているように
思います。


因みに、
本人には伝えてませんが
その子のオーラは
その時「赤」が印象的でした。
今は同じ赤でも
少し色味が変わってきています。
どんなふうに
その子が変わっていくのか
続きはまた今度。


この話は
少しずつ
発信していきますね。

ナイーブな問題も
含んでいますので

少しずつ
お話させてもらおうと
思っています。

最後まで読んでくださって
ありがとうございます。


 


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