東日本大震災から10年
私は、10年前、宮城県であの日を過ごしました。
東日本大震災発生時、小学3年生でした。
今回は震災について考えていることをここで共有します。
私なんかが書いて良いものかどうか悩みましたが、風化させない為に記したいと思います。読んでいただけたら幸いです。
私は宮城県で生まれ育ちました。今も実家に住んでいます。
私の住む地域は内陸で津波の被害はありませんでした。
被害としては家が全壊になりました。
こうして震災後も宮城県に住み続けるなかで、私は罪悪感を抱えるようになりました。
宮城で生まれ育ったのに震災について何も知らない。宮城出身だと言うだけで、大切な方を家を店をなくされて本当に苦しい思いをして被災した方々とは状況が全く違うのに被災者ぶっているような気がして、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
転機は昨年。県内の大学に進学しました。
正直なところ県外の大学を志望していたので、こうして宮城に残ることになったのは何かの運命だろうと思い、震災と向き合うことに決めました。
まず私は若者に向けて、被災者の方々が震災のことを伝える通年の講座に参加しました。
そこには、私と同じような罪悪感を抱えていた参加者がいて、
その方が講話をしてくださった被災者の方に抱えている罪悪感や震災に対する思いを伝えてました。
すると、それを聞いてこうおっしゃったのです。
あなたのような若い方に話を聞いてもらえるだけで嬉しいことなんだよ。
その言葉にどれほど救われたか。
他にも1年を通してご講話してくださった皆さんは
「どうかここにあった命を忘れないで」
「若い人達に話を聞いてもらえて嬉しいよ」
「風化させないよう多くの人に伝えてほしい」
という言葉をかけてくださりました。
今後、少しずつですが、震災について東北についてnoteに書こうと思います。
風化させないために、そこにあった命を忘れないために。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
どうかお身体に気をつけてお過ごしください。
そして、この記事を読んであの日のことを少しでも考えていただけたら嬉しいです。
震災から10年。でも、この今という時間は次の震災まであと何年という時間でもある。
あの日を起きたこと、命を以て伝えてくださった方がたくさんいらっしゃったこと、全部全部忘れないために、決して無駄にしないために、
今できることをやり尽くしたいと思います。
2021年3月11日 あや
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