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子ども(成人女性)と母(シニア世代)と私(中年女性)の3人旅@韓国 その③ 2024.04.14

自作の旅のしおりと共に、韓国旅行を振り返る。


旅のしおり③

最寄り駅(市庁駅)⇒ソウル駅⇒バスでチムチルバンへ向かう

市庁は中国語、日本語はシチョン
しっかり確認、7024の緑バス
中はガラガラ、よーく見るとみんな温泉セットを持っている

森の中の漢方ランド(チムチルバン)に到着

ソウル駅から一緒の方、全てここで下車
貸切状態で朝ご飯をいただく
食堂メニュー、日本語表記なし
テンジャンチゲとビビンバ

奉元寺(ポンウォンサ)というお寺に向かうバスに乗り、坂の途中の奉元寺のバス停で下車すると目的地のチムチルバンはすぐそこ。
ソウル駅から一緒だったおじちゃん、おばちゃんも、私と同年代と思われる中年女性も皆行き先が同じだった。
皆さんの後に続いて、ぞろぞろと入店。
入口で「汗蒸幕をやりたい」と言うとタオルと服を貸してもらえた。
どこで着替えるのかさっぱりわからず歩いていたおばちゃんに聞いたら、とても親切に案内してもらったが、入口はカーテンで仕切られていて、お店の倉庫に入るような感じで中に入った。かなりのローカルな感じ。
このおばちゃん、エプロンしてなかったから一般客なのかと思ったら、食堂に行ったらご飯を作っていた。食堂のおばちゃんだったらしい。

私と子どもが、受付で借りたゆったり着に着替えていると、
向こうから、透けブラジャーと透けパンツの姐さんとばばが手をつないでこちらに向かってくる。
ばば曰く「アカスリをしたい」と言ったら、ブラ姐さんがコースを説明してくれ金額も教えてくれたという。「自分はお金を持っていない、娘が財布を持っている」と言ったところ、財布を持っている私のところへ連れて行ってと言われ、手を繋いで登場したという流れ。
私は、ブラ姐さんに指差しで金額の説明を受けた。
ばばとのやりとりが出来たならと思い、「後の予定もあるから垢すりだけをお願いしたい」と日本語で話したら、真顔の「はぁ?」っという反応だったので、指差しオーダーで交渉成立。
日本の健康ランドと同じイメージだと下調べしていたけど、カーテンより先に進んだ時点で既に健康ランドとは全く別物になっており、
謎のブラ姐にばばのアカスリ代を支払った時点で、誰が客で、誰が店員なのか?全くわからない状態。
風呂に入ると、中はジャグジーが数個、大きな風呂が2つ、シャワー付きの洗い場とシャワーのみが数個、一般的なサウナもあったような。
その奥にさっきのブラ姐がベットの上でアカスリをしていた。やっと、あのブラと透けパンだった意味を理解した。
私と子どもはアカスリをしているばばを見ながら入浴、手前のお客さんはマッサージを頼んだらしく、アクロバティックなマッサージを受けていた。

儒教の教えが根強く残る韓国。

先ずばばが、このブラ姐さんになぜアカスリの話をしたのか不明。
更に、韓国語が堪能ではないばばのアカスリの話は通じて、私の話は、はぁ?という反応だったのは、若干引っかかるところではあるけど、
オプション無しのアカスリのみでオーダーしたにもかかわらず、
股の間まできれいにアカスリしていただき、更に優しいマッサージを丁寧にしていただいたとばば大喜びしていた。
この旅でうちのばば、とても親切にしてもらえ、側にいる私達もそのおこぼれにあずかる事もあった。
儒教の「お年寄りを敬うことが大切」という教えなのか、ありがたい事。
ブラ姐の私への塩対応は、これまた儒教による上下関係が影響しているのかも。

コロナ禍前は、仮眠室で一晩過ごせたらしい
仮眠室_暗い部屋
仮眠室_明るい部屋

汗蒸幕を体験する

売店で、焼けるものを売っており
炭窯の炭を使って餅や焼き芋などが作れる
シッケという飲み物
日本で言うところ甘酒と聞いてたけど、全く別物だと思う

ばばがアカスリをしている間に、子どもと私は汗蒸幕(温度の高いドームに入る韓国式の伝統サウナ)を体験した。
初めてなので、どうやってい良いのか?迷っていると、話好きの韓国人の若者があれやこれやと韓国語で説明してくれた。
若者によると、タオルを何枚かかぶって下駄を履いて、釜の中に入りじーーっとしていると、段々と暑くなり、じんわり汗をかく、我慢できなくなったら出てきて涼む。それを繰り返すと慢性的な肩こりや冷え性などに良くなると言っていると子どもが通訳してくれた。
言われたとおりに釜の中入ったものの、思ったより暑く、数分しか我慢できなかった。ここは電気ではなく炭窯でより効果があるそう。

そう思えば、全てそう見えてしまう、言葉の壁

どこにも常連客はいらっしゃって、
常連であろうおばさん達は、お休み処(といっても板の上)に持参したオリジナルドリンクや果物を置いて、汗蒸幕を楽しんでいた。
私達もお休み処にあるドラム缶で売店で買ったゆで卵や、ながーーーい餅、さつま芋を焼くのを楽しみしていたので、お休み処に空いているスペースに入り早速、餅とさつま芋を焼き、ゆで卵を食べる。
子どもがちょっと外の空気を吸ってくると出て行ったので、
私は1人で芋と餅の番をしていた。この餅、カチンコチンに凍っていてなかなか焼けない、芋も生のままアルミホイルに包まっていたので軽く20分はかかりそう。
私の隣に小太りのおばちゃんが座ったと思ったら、仙人のようなおばちゃんと強い口調で小太りおばちゃんに何か言い、その後に2人で私を見てまた何かを言っている、もちろん韓国語で。
何を言われているのか?わからない私はきっと、
『小太りのおばちゃんが座っていた位置に、後から来た私が座っている』と勝手解釈して慌てて端に避けた途端、
仙人のようなおばちゃん、今度は私に強い口調で何か言ってきた。
ここは韓国。悪いことはしてないとは思うけど、私は、作法知らずの観光客。
慌てて更に端に移動したところで、子どもが戻って来た。
慌てて「あの仙人みたいなおばちゃん怒ってるよ」と言うやいなや、おばちゃんが韓国語で子どもに何か言い始めた。
韓国の女同士のケンカは、髪の毛をつかみ合うがお決まり。
私の毛量がおばちゃんの倍以上あったので、毛の量では勝てるだろうと思っていたら、子どもとおばちゃん2人で笑い始めた。
後から子どもに聞いたところ、そもそもおばちゃんは私を韓国人だと思っていたそう。
小太りのおばちゃんが、子どもが座っていた場所に座ろうとしたので「そこはさっきお客さんが座ってたよ」と言ったらしい。
それなのに私が端に避けたので「いやいやあなたが動くこと無いじゃない、そこに座ってなさいよ」と言ったのに、何も返事をしなかった。という流れだそうだ。
子どもが私達は日本から来た観光客だと話すと、「え?日本人なの??」とびっくりして、こんな所に日本人が居るとは思わなかったそう。
確かに日本語表記はあるけど、日本人は1人もいなかった。
その後も子どもとおばちゃんは、どこに観光行った?何を食べた?今日はこれからどこに行くの?など談笑し、帰るときには「ゴミは私が捨てておくからここに置いといていいよ」と言われ笑顔でさようなら。
子どもが韓国語を習っていて感謝。
垢を落としてツルピカになったばばと合流し、母の窮地を救った子ども、凹み気味私は次の目的地に向かってバス移動した。

水原(スウォン)駅へ向かう

海外の鉄道は、乗車するだけでアトラクションのような楽しさがある。
同時に、日本の鉄道の乗り心地の良さを実感。

QRコードの切符
水原駅
思っていたよりも大きい

水原チキンを食べる

水原には、水原チキン通りがあり、とてもおいしいと下調べ済み
かなり混雑するらしいので、お昼の時間を外して来店したら、待ち時間なく入店できた。
こちらは、鶏1羽のコースでカルビ味とオリジナルのハーフを注文、3人で食べ切れるか?心配したけど、無言でぺろりと食べた。
一緒についてきたパンにチキンを挟んでバーガーのようにして食べてくださいと説明を受けたけど、いまいち馴染めなくてパンはパン、チキンはチキンで食べた。
ここのチキンは、韓国ドラマに出てくるバリバリと音を立てながら食べるタイプとは違ったけど、噂通り本当においしかった。

黒いお皿に乗っているのは砂肝、これかなりうまし。
ソースは、甘辛・塩・ハニーマスタードの3種類。
大根の甘酢漬け(チキンム)これまたかなりうましで何回もおかわりをした。
アップでもう1枚

水原華城へ向かう

腹ごなしも兼ねて、世界遺産の水原華城を観光する。
◯◯門が色々あるけど、正門と言われている長安門前で記念撮影をした。

横の階段を登った
現金収入

2月のタイ旅行で、現金収入があり驚いた。
そして、韓国でも現金収入があった。私はいつか大金を拾うのでは?とほくほくしたけど、今思うとなんと卑しい考え。恥ずかしい。
計画ではこの後、望遠市場に向かう予定にしていたが、前日に行けなかった広蔵市場で軽く食べて、その後、噴水を見ながら漢江ラーメンを食べる事にした。

広蔵市場は、やめときな

ホテルのレセプションの兄貴にも「広蔵市場は、あまりおすすめしませんよ」と言われ、チムチルバンの仙人おばちゃんにも「広蔵市場は、だめだよ」と言われたにも関わらず、
前回渡韓した時に食べたあれこれの味が忘れられず、行ってみた。
韓国の人が行かないほうが良いという意味を理解。本当にイマイチだった。
私が座った屋台だけなのかも、多分、他はきっと美味しいのか、も。

全く辛くなかったトッポギ
麻薬キンパ
おでんは、おいしかった

ばば、夢の漢江ラーメンを、、食べ損なう

流行りのKPOPが流れると
噴水ショーが始まる

ばばの下調べに寄ると、盤浦(パンポ)漢江公園で20分間漢江レインボー噴水ショーが開催されるとのこと。
噴水ショーを見ながら漢江ラーメンを食べるというドラマのシーンを見たそうで、この旅で1番やりたい事だったそうだ。
時間になると爆音のKPOPが流れ出し、音楽に合わせて噴水ショーが始まった。それぞれテイクアウトした食べ物を持ち寄って噴水ショーを見ていた。
小さなディスプレーで炎の映像を用意してその前でカップルがワイングラスで乾杯していたり、ドラマの撮影なのか?と思うくらいオリジナルのライトアップをして寄り添うカップルもいて、韓国人男性はロマンチストという噂は、噂ではないんだなと実感した。

コンビニでラーメンを買うはずだった

ばばが、楽しみにしていた”漢江ラーメン”を買いにコンビニに行くと
私でもわかるようなラーメンのイラストにバツ印がしてあった。
理由はわからないけど、ラーメンは売り切れだそうだ。。
なかなか計画通りには進まないけど、何かやり残しがあればそれが次の旅行計画の理由になるので、それもまたありなんだよと励まして3日目終了。

いま、振り返ってみると、濃い1日。


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