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私はいつものように奏音のいる秘密基地に向かう。 奏音は不思議な人だ。 言うことがふわふわ…
『また明日、ここで歌ってくれる?』 私は授業中もずっとこの言葉を反芻していた。 嬉しかっ…
プロローグ 私は今日も歌うよ。 たとえ君に届かなくても。 君と出会ったのは今日みたいに光…
今日は最悪な日だ。兄弟の孝太郎と琴葉とケンカをしたのだ。 正確には3人がケンカした訳じゃ…
眠れない。 寝たくない。 私は寝るのが好きではない。小さいころは嫌々寝ていたが、大人に…
雨がザーザー降っている。 私の心を映しているみたい。まさに。 私は勉強している。 努力もできない、才能もない。 高校で受験したら駄目なのかな… 何のために勉強しているのかな。 あめって不幸って感じる。 雨ってなんかどんよりするよな。何でだろう。 あっ。 さっきまでどしゃ降りだった雨がぴたっとやんだ。 「あゆ?おつかいに行ってくれる?」 お母さんが私の部屋のドアを開けて言った。 雨が止んだからおつかいに連れて行こうというお母さんの狙いもわかってる。 ま