門松は日本の文化

目次

門松とは?

● 門松って何?どんな意味があるの?

門松は、お正月に「年神さま」という神さまをお家にお迎えするための依り代です。お正月に門松を飾る文化は、平安時代からあったと考えられています。ただ、当時は今みたいに華美なものではなく、家の門口にただ松を立てるといったものでした。

立てた松を「依り代」として、新しい年の「年神さま」をお迎えし、新しい年をむかえられたことを感謝して、その年の平安と豊作をお祈りしたのです。

門松に使う花木の選び方・ポイント

● 門松に好きなお花を使ってもいい?

松などの常緑樹や竹といった依り代となる木が一種あれば、およその花は組み合わせてもらっても大丈夫です。カラフルな祝い花を添えてもいいですし、シンプルに松と水引をかけただけのものも最近のお家でしたら栄えそうですし。その家ごとに個性を出すのも楽しみになるのではないでしょうか。

● どうして門松には松が使われるの?

季節の変化に伴って命の移ろいをずっと見ていた私たちの祖先は、常に緑色を絶やさない常緑樹を特別な植物だと感じていたのだと思います。中でも、長寿で葉を落とさずに大きく成長する松は、神さまの「依り代」として特に相応しいと考えられたのでしょう。

● 門松にNGな花木はある?

トゲのある花は避けた方がいいですね。神さまが宿りにくそうですし、痛そうですよね(笑)また、すぐに枯れてしまうもの・匂いのきついもの・名前の縁起がよくないものもNGとされています。仏花に用いるお花の選び方と同じですね。

ただし、トゲがあるお花(バラなど)を門松ではなくお正月のお花として飾るのは問題ありません。季節のお花で華やかなのでおすす

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