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仕事や組織に慣れた時期(三年目くらいのメンティにメンターが役立てること

 「メンタリング入門」によれば、仕事や組織に慣れた時期(三年目くらいのメンティにメンターが役立てること)は、多角的な視点を得るために重要な時期であると述べています。メンターは、単なる指導者ではなく、新たな視点やアプローチを提供する存在として、メンティに大きな支援をもたらすと説明されています。

以下引用

・物事を考える視野・視点を提供する
・起こっている状況や問題を立場を変えて見てみることを促す
・利害関係のない第三者と会わせることで、異なる視点から見ることを学ばせる
・対話によって、メンティが本当は何を期待しているのかを明らかにする
・将来のキャリア開発と現状の仕事のために学習目標を設定する
・自分自身のキャリアのモデルになる人をメンティと一緒に考え、探す

以上引用

出典:渡辺三枝子・平田史昭
   日経文庫「メンタリング入門」
   日本経済新聞社 2006年

 これにより、メンティは自身の立場を超えた視野を得ることができ、将来のキャリア開発に向けた学習目標を明確に設定する助けとなります。また、対話を通じてメンタリングがメンティが本当に求めているものを明らかにし、自己成長とキャリア形成における重要な支援を提供します。
 このように、メンタリングは単なる知識やスキルの伝達にとどまらず、メンティの成長と自己理解を促進する貴重な手段として位置づけられています。

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