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2022春 九州旅行①

九州に行くならいつがいいか?ーー台風も来ず時間がある春休み期間中だ!
ということで今回は僕が2022年3月に行った7泊8日の九州旅行について書きたいと思います。今回の旅行で主に使用したのはお馴染みの青春18きっぷです。ちなみに九州にいたのは8日間なんですがその前後の移動も少し含めるので日数は微増します。あと、ものすごく長くなることが予想されるので何回かに分けて投稿したいと思います。

(0日目) 東京〜神戸
まずは前日の話から始めましょう。僕が今住んでいるのは東京で、ここから18きっぷで1日で九州に上陸することもできなくはないのですが、流石にしんどいのでやめました。シンプルに東海道本線経由で行くことも考えたのですが、またあのロングシート砂漠を通らないといけないと思うと嫌だったので、中央本線(東京と名古屋を内陸部を経由しながら結ぶ路線。甲州街道や中山道に並行する)を経由することにしました。中央本線は大部分に乗っていたのですが、微妙に多治見〜名古屋間を残してしまっていたので、さっさと埋めてしまおうと思っていたところでした。
さて、朝っぱらの新宿を出発してひたすら西進。高尾〜塩尻の乗車記は以前書いたような気がするのであまり深くは書きません。甲府盆地と南アルプス定期。塩尻からはUターンし、木曽川の風光明媚な景色を片手に列車はゆっくりと南下して行きます。途中には寝覚の床というパワースポットも見ることができます。中央本線はJRの数ある路線の中でも沿線風景がとても美しく、僕の好きな路線の一つです。中津川から快速に乗車して名古屋に到着。名物・味噌カツをいただきました。


名古屋からはいつも通りの東海道線ルートなので省きます。この日は豊橋付近で強風の影響で列車の遅延が起こっていましたが、特に旅程に影響なく神戸にたどり着けたのは幸運と言っていいでしょう。神戸では実家に一泊して明日に備えることとしました。

1日目 神戸〜博多
早朝に神戸を出発しました。今日は山陽地方を結ぶ日本の主要幹線、山陽本線をひたすら西進するのみです。姫路、岡山、鉄オタ以外に名を聞くことのないであろう糸崎と乗り換えを順調に行います。糸崎付近では瀬戸内海を間近に捉えました。途中俗に瀬野八という山陽本線きっての急勾配を通過したのですが、鉄道とは思えないレベルの下り坂で面白かったです。これ電車登れるんかいな。そして広島に到着しました。

賑やかな広島駅


自分の人生20年において、いろいろな場所を旅してきたのですが、実は広島は地味に行ったことのない県の一つでした。初めて広島駅に降り立った時の感想はシンプルに「デカい」でした(語彙)。なんらかの工事をしていたようで、駅前に白い板が張り巡らされていました。ちょうどお昼時ですし、広島に来たのならやはり、広島風お好み焼きでしょう!ただし、広島県民の前で広島風お好み焼きなどと言ったときには最後、太田川に沈められてしまいます。ちなみに私は関西人の端くれなのでどうしても広島風という接頭辞をつけて差別化する必要があるんです。煮るなり焼くなり好きにしてください。ちなみに味ですが、やはり美味しいです。ソースと卵とそばの絡み方が絶妙なマイルドさを出しています。少しピリッとしている大阪のお好み焼きと対照をなしているのが、より魅力を引き立てています。

広島を出るとしばらくして右手に厳島神社でお馴染み宮島が現れ、工業地帯になったかと思うと岩国に到着します。岩国からは山口県です。山陽本線において山口区間は距離的にはそれほどなのですが何より時間が長いです。東端の岩国から西端の下関まで4時間ほどかかります。もともとカーブが多い区間であることと徳山、新山口などの駅で小1時間停止することが要因でしょう。岩国からしばらくは瀬戸内海の間際を走り、左手に周防大島など大小様々な島を眺めることができます。そこからは光、下松、徳山などの都市部を通過するため乗客は増え、新山口まではある程度の乗客を運ぶのですが、新山口を過ぎると乗客は減少、荒涼とした景色が広がり、厚東と書いて「ことう」と読み、新幹線の側に鎮座する訳の分からない駅に停車したりします。その後宇部、小野田のような街と原野が交互に現れ、さすがに車窓に飽きてくる頃、列車は終点、下関に到着しました。ややこしい話ですが、山陽本線は九州地方に入り、門司駅を終点としています。しかしJR西日本は下関までが管轄なので、下関から門司まではJR九州の管轄となります。これがこの度初めてのJR九州の列車でした。電車は関門海峡をトンネルで潜り、九州は北九州市の中心地、小倉に到着します。小倉から(厳密には門司から)は鹿児島本線という路線に入ります。鹿児島本線は北九州市北端部の門司港駅から博多や熊本を経由して鹿児島駅までを結ぶ路線で、九州地方の主要幹線の一つです。今日はこれで博多まで行き、鉄道はここまでとしました。


さて、博多で夕飯となれば間違いなくラーメンでしょう。今までも一蘭などで博多風味のラーメンを食べたことはありましたが、本場のラーメンを一味口にした瞬間、衝撃を受けました。スープの濃厚さと細い麺の相性が抜群で、気づいたときには替え玉をお願いしていました。この瞬間、人生で最も美味しかった料理トップ5ぐらいに博多ラーメンは食い込みました。余韻に浸ったままホテルへと向かい、明日の準備をしました。


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