強いこどもの育て方その②
久しぶりすぎて、テイストを忘れたわけであるが。。。
前回は、過干渉がこどもの心を折るという話をした。(はず)
今回は実際に強いこどもを育てる方法をいくつか挙げていきたい。
1.一番大切なことは考えること
強いこどもを育てるうえで最も大切なことは、「考える」ことである。
小生は仕事上、現代のこどもたちと関わることが多い。
最近、「自分でものを考えない」こどもが非常に多い。
前回も書いたが、「先回りする親」の弊害であろう。
特段何も考えずとも、自分の人生を先回りしてくれる大人がいるのだ。
そんな状況下で自分で考えることをするこどもは少ない。
例えば、「塾を休みます。」「宿題がわからないから教えてほしい。」
これはどちらも頻繁に「親」からかかってくる電話の内容である。
親がすべきことだろうか。
確かに、体調が悪く電話をすることもままならない状況なら百歩譲って理解できる。
しかし、宿題を聞き逃したのは100%本人の責任であり、自分で電話をし、確認すべきだろう。
そんな些細なことすら自分でやらない。こどもたちに聞くと
「電話の仕方がわからない。」「なんて言えばいいのかわからない。」と口をそろえる。
今日日、なんでもGoogle先生が教えてくれる。「おとなとの電話」でググればよいだけだ。当のこどもたち、Lineだけは無限にやっているのだが。。。
そのようなこどもたちの根底には「考える」という習慣がない。
自分が立たされている状況をどうすれば打開できるのか「考える」だけでよいはずだ。
最初は親に聞いてみるでもよい。このような状況で自分がすべき行動は何かと。
その際、親は絶対に「先回り」してはだめだ。
ダメ親の典型は「じゃあ、お母さんが電話してあげる。」だ。
2.考えさせるための「魔法のワード」
では、「考える」こどもを育てるために親はどうすればよいのだろうか。
「考える」こどもを育てるための「魔法のワード」があると聞いたら、試してみたいと思わないだろうか。
非常にシンプルで、今すぐにでも実践できる。
とあれば、やらない理由がないはずだ。
結論を述べよう。「質問を返す」これだけである。
「お母さん、塾の宿題の場所わからなくなっちゃった。」
不正解「じゃあ、お母さんが塾に電話して聞いてあげる。」
正解「じゃあ、どうすればいいと思う?」
「塾に電話するしかないよね。お母さん、電話してよ。」
不正解「しょうがないわね。じゃあ電話しておくわ。」
正解「先生たち、お母さんが電話してきたらどう思うだろうね?逆にちゃんと自分で電話して謝ったら先生たちはどう思ってくれるだろう?」
と、まあこのような感じだ。
自分で行動を起こしたときにどのような結果になるかということをしっかりと「考えさせる」のだ。逆に自分で行動しなかったときにはどのようなデメリットがあるのかも「考えさせる」とよい。
上の内容であれば
親が電話する⇒自分のことも自分でしないのか、まだまだこどもだな。
自分で電話する⇒宿題を聞いてなかったのはよくないが、しっかりと自分で責任をとろうという姿勢は好感が持てるな。
という感じであろうか。(実際に自分が現場で感じることなので、おそらく正解だろう)
3.強いこどもが持っている「論理的思考力」とは
こどもが強く育っていくために、「論理的思考力」を養うことは重要だ。
「考える」こどもが成長していく過程で身につく力と換言できる。
実はこの「論理的思考力」も親の関わりによって身に付けることができるのである。
その辺の話は次回。(できれば近日中。。。)
追記
Surface Laptop3を購入。これできっとnoteが捗る。(はず)
こんな小生をサポートしてくださる奇特な方、もしもいらっしゃいましたらよろしくお願い申し上げます。サポートは自費出版への夢に。