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大学受験塾のおすすめの指導形態はこれだ!集団?映像?個別?学習管理?【大学受験塾開業#11】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

大学受験塾開業の全体像を5回のシリーズについて書いてきましたが、今回からはより細かなところに入っていこうと思います。全体像で紹介したものをより深く掘り下げていければなと思っています。

ということで、今回は「大学受験塾を今後開業するにはどんな指導モデルがいいのか?」ということについて書いていきたいと思います。

今回の記事を最後まで読んでいただければ、大学受験塾を開業する際にどのような指導形態がいいのかを把握していただけるかと思います!

【結論】おすすめの指導形態

最初に結論を書きたいと思います。おすすめの指導形態は

◯◯×学習管理(コーチング)

という指導形態です!集団・個別・映像という授業の形式だけではなく、それに学習管理を加えた形が最も成功するでしょう。

なぜ、成功するかというと「生徒の成績を上げやすい」に尽きるかなと思います。大学受験の勉強レベルは高く、学習管理・コーチングをしなければ生徒はどうすればいいかわからないという生徒が多く、ただ授業を提供しているだけでは成績を上げるのは非常に困難だろうと思います。

個別にカリキュラムを作り
その進捗を定期的に確認して
チェックテストや個別授業で理解度をチェックし
受験直前には生徒が受験する大学の対策をして

などなど戦略を立て、学習管理をしてその都度個別にフォローすることが最も大事な時代になっています。自分の時とは違う。。。と感じられる方も多いかもしれませんが、今はそのような時代なのでこの「◯◯×学習管理・コーチング」というのをぜひ、意識してもらいたいと思います。

指導形態の種類

大学受験塾の指導形態は大きく3つあり、最近では上記で解説したような、指導形態に加えて学習管理・コーチングを付加しているケースが多いです。一つ一つ解説していきます。

集団指導(大手予備校型)

1人の講師が大人数の生徒を指導するモデルですが、学校や大手予備校がこのような形態をとっています。同じ教室に10人以上の生徒を集めて同じカリキュラムで集団で教えていくという形です。誰もが経験したことがある指導形態かと思います。

この指導形態は成功すれば最も利益率が高いので良いのですが、近年は生徒集めに苦戦しています。大手予備校もどんどん閉鎖となっているため、これから新規で開業する際にこのモデルを選択するのは絶対にやめた方がいいでしょう。

やめた方がいい理由の一番は大学受験制度が複雑になり、生徒一人一人にカリキュラムを作って対策しないと効率よく合格を勝ち取ることができないということかと思います。

もちろん、大手予備校の東大クラスのように1つの大学を目指すためだけの講座を行うことはよいと思うのですが、開業時にそのような1つの大学だけの講座で生徒を集めることは不可能に近いです。

また、塾長が英語の授業がめちゃくちゃうまいとなったとしても、数学や国語、社会など他の科目をどうように授業することは難しいでしょう。高校受験であれば、1人の先生がある程度複数科目を授業することはできる場合もあるかと思いますが、大学受験のレベルでそれをできる人はほとんどいないと思いますので、良い講師を集めるということもなかなかできません。

ですので、この集団指導のモデルを開業時に選択して成功することは不可能かなと思っています。

映像指導型

有名予備校講師の授業を映像で配信して、それを購入してもらうという指導形態ですが、これは東進衛星予備校や河合塾マナビスという大手FCが全国各地に展開しています。

これらのFCに加盟して開校することは可能かと思いますが、加盟ハードルが高かったり、ロイヤリティが高かったりとあまりおすすめはできません。

さらに、おすすめできないのはロイヤリティが高いということで、生徒一人あたりの利益は少なくなってしまい、生徒数をたくさん集めないといけないということです。

生徒数をたくさん集めるということはそれだけの人数が入るための物件を借りなければなりません。そうなると、初期投資だけで2000万円以上かかるということもあったりするので、最初の開業にはおすすめできないモデルとなってしまいます。

開業時はまず初期投資は低くはじめて、生徒数が集まってから大きくするということが失敗しない開業ですので、その考え方には全く合わない指導形態となります。

ただ最近は、安価なスタディサプリなどが学習塾で使えますので、それらを活用して映像指導のモデルを展開することは可能かと思います。

スタディサプリを自分で研究し、この順序で映像を見せてこのようにチェックしていけば成績が上がるとしっかり分析できる方はスタディサプリなどを活用して映像指導塾を作ることは可能です!

東進衛星予備校や河合塾マナビスとはビジネスモデルが違いますが、安価な映像指導塾を作るということは可能なのでこのような形も模索するのも面白いと思っています。

ただ、スタディサプリは一般に1980円(税抜)で提供されているものですので、塾に行く必要があるのか?という生徒・保護者の問いに対して明確に答えられるサービスを提供する必要はあります。

個別指導型

開業するには最もやりやすい指導形態であるのが、この個別指導型です。たくさんのFCもありますが大学受験専門の個別としてFCを展開しているのは

武田塾
アクシブアカデミー

です。個別指導型は大学生の講師を採用して、週1回いくらという形でプランを取ってもらうのが一般的で、多くの塾がその形態をとっています。

武田塾やアクシブアカデミーも同じような形ですが、どちらも教えるということよりも、計画を立てたり、理解度を確認したりということをメインにして、一般的な授業で行われる科目のインプットに関しては参考書や映像授業で実践している形となっています。

アクシブアカデミーでは、社員のプロコーチが2週間に1回生徒の計画を立てて、その間に理解度チェックや不安な科目の授業を大学生講師がやるという形をとっています。

武田塾では大学生講師が科目ごとに毎週計画を立てるという形をとっています。

私がアクシブアカデミーで色々試行錯誤を行った結論として、大学生講師にその生徒の計画を立てるのはなかなか難しいということでした。もちろん、できる講師たちはいますし、できるようになるために30時間以上は研修をしていました。それでも、社員プロコーチが行うよりはどうしても粗くなってしまいます。

だからこそアクシブアカデミーでは社員プロコーチが計画を立てて、学生講師は得意な科目指導に徹するということを意識して指導モデルを作っています。

そうすることで、塾長が教務に力を入れてもらえ、成功しやすいと考えています。直営校もどうようの動きをとっています。

学生講師に任せて、教室長は営業・管理だけという個別指導塾は多いですが、大学受験塾の場合は1人あたりの単価が高いので、1人1人をしっかりサポートしても利益を出すことが可能です。10〜15人程度入れば十分単月黒字化しますので、塾長がしっかりコミットするという形の形式であれば失敗がかなり少なくなるなという考えで運営しています。

個別で授業を行うだけでなく、学習管理・コーチングも行うということが個別指導型でも非常に重要なので、今後開業される方はぜひ意識してもらえればと思います。

まとめ

集団・映像・個別の指導形態を解説しました。今はそれぞれの授業を売るだけではうまくいかない時代です。◯◯×学習管理・コーチングが絶対ですので、開業される方はぜひ意識してください。

次回の記事では◯◯×学習管理・コーチングはどのようにやっていくかを解説していければと思います。

次回もお楽しみに〜

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