ハダカシロダウン
都内への出張であった
地元の駅には車が停めてあるが
しこたま飲まされて陳謝のお迎え劇である
都内に行くとよくわかるのだが
冬のダウンジャケットマウント合戦
つまりそれはモンクレールにはじまり
カナダグースやタトラスなどといった
10万円以上のダウン着てお金持ちでしょう
ねぇそうでしょうの争いが繰り広げられる
その中でミスターセンクスが出会った
一番かっこいいと思われる人がいる
上野駅に降り立った時に見かけた
裸ダウンロックおじさんである
なぜロックとわかったのか
それはロン毛だったからである
なぜ裸だと思ったのか
それはダウンジャケットの
ファスナーを下げ
わざとはだけさせていたからである
最初は肌色の下着でも着ているのでは
そんなことを思ったわけだが
凝視すれば裸であった
B地区は見えていなかったものの
それはおじさんのハリのない肌であり
ちょっと嫌な気分になったことを覚えている
マウントを取るのであれば
そういったギリギリのマウントでありたい
そう思った泥酔の東北新幹線であった
みどり!
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