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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】“子どもにはわからない”お仕事こそが社会を学ぶチャンス!

7/1はキャリア教育コーディネーター全国大会に参加してきました。
福岡に全国のキャリア教育コーディネーターや教育支援企業が集結。
他から見たら、かなり「暑苦しい人」の集団かもしれません(笑)

私たちキャリア教育コーディネーターの「職業病」。
それは、どこで、何をしていても、
「この仕事は学校の授業のココとつながる!」ということを
イロイロと妄想して、ワクワクしてしまうことです。
福岡に集まったキャリア教育コーディネーター仲間とも、
いつのまにか、そんな話題に。

いろいろあるお仕事の中でも、
子どもたちにはちょっと馴染みがなかったり、見えていない、
「裏側のお仕事」こそが社会を学ぶチャンス!と思っているのです。

例えば、博物館。
古文書を修復する「装こう士」というお仕事があるんですね。
今回、九州国立博物館のバックヤードツアーに参加し、
学芸員や装こう士のお仕事について話を聞いてきました。
江戸時代の文書を修復するときには、
その時代の材料で「紙を作る」のも装こう士の仕事なんですって。

例えば、空港。
パイロットやキャビンアテンダントは子どももよく知っていますが、
空港や飛行機に関わる仕事はそれだけではありません。
荷物を預かって飛行機に積むお仕事もあるし、
飛行機を整備するお仕事、滑走路から誘導するお仕事もある。
こうして乗客として見える範囲でもいろいろなお仕事がありますし、
もっと見えないところだと、運行を管理する人だっているし、
チケットを売る仕組みを作ったりする人だっているはず。

私たちは、いろいろな社会人に授業に来ていただくことがありますが、
「私の仕事は子どもにはわかりにくいので、ふさわしくないのでは?」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。
でも、むしろ、そうした仕事こそが、
子どもたちに見せる社会をさらに広げるための「窓」になるはず。

「アレもコレも学校の授業にできる!」と
ワクワクしているキャリア教育コーディネーターから声をかけられたら、
どうか、楽しんで自分の仕事を子どもたちに伝えることに、
チャレンジしてほしいなぁと思っています。
わかりにくい、見えない、目立たないかもしれないけれど、
あなたのお仕事は、子どもにとっては学びのチャンスです。

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松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factoryを設立。
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