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県反戦、広島で猛るの巻

 既号においてサミット粉砕への決意を表明していた千葉県反戦反戦青年委員会は、5月18日から21日にかけて数名の有志が、実際に広島現地へ赴いて、広島サミット闘争を闘い抜いた。8・6ヒロシマ大行動等との勢力へ合流しての闘争となった。

1面

 現地の広島市街地は開催期間中、まさに厳戒下にあり、街中に張り巡らされた警官達によって、まるで広島と言う街そのものが獄中と化した様相となっている有り様であった。街中の交通は麻痺し、街中では「一生分の警察を5月だけで見た」「これじゃ災害と変わらない」と言う言葉も聞かれた。広島市民の率直な言葉だろう。 

 デモは3日間、前段を入れればそれを上回る期間やり抜かれ、防具装着の上で『要求貫徹』と書かれたハチマキをしばってやり抜きく青年も居た。最中では、仲間らが単なる免許更新で逮捕されるよりも酷いでっちあげ弾圧もくり返されたが、イギリスのBBCをはじめとして、その機動隊の犯罪シーンを動画付きで報道される等、日本警察の醜態は全世界に暴かれる格好となった。岸田は選挙区へアピールをしたかったのだろうが、実際にアピールされたのは、出張先で人民に乱暴狼藉を働く警視庁の姿であり、警察官など人間では無く、暴力装置の部品でしか無いと言う事実だった。(中井)


2面

【弾圧各戦士 奪還闘争進む】

 2月の三里塚農地取り上げと5月のサミット闘争と言う2つの階級闘争を闘い抜いた事に伴い、日本帝国主義の暴力装着たる警察権力は、いわゆる『容疑無き容疑』で多数の同志、あるいは共闘する仲間を弾圧すると言う暴挙に出た。

 ひとたび階級闘争が行われると、罪無き容疑が生産される。いわゆるガサ入れの為の逮捕だ。とりわけサミット直前と言うタイミングにおいても、夜行バス奢り罪や2月の三里塚闘争を蒸し返す等の名目をもって行われた。三里についてはとりわけ弾圧場所を県内各地の警察署へ分散させると言う、まさに激励・奪還行動に対する嫌がらせそのものな所業を働いて来た。

 着目すべきは、その収監場所にある。三里塚のお膝元である成田署や香取署はともかくとして、その下には千葉中央署や木更津署等がある。これらはその全てが、県反戦の活動で足を付けている場所に相当する。

 県反戦をやる前に、政治犯の扱いを慣れさせるつもりか。これでは県反戦に対する布告と言わざるを得ない。(中井)

(反戦新聞 第15号)

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