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住宅業界で独身者はお客様の悩みに寄り添うことが難しい?~ 求職者からの質問にお答えします。(vol.71)~
こんにちは。
建築設計者のための求人サイト「A-worker」運営スタッフの大塚です。
求職者様からの質問に回答するシリーズ、第71弾。
住宅業界で独身者はお客様の悩みに寄り添うことが難しい?
現在、美大で商・住 幅広い分野で空間デザインを学んでいる女学生です。
将来、インテリアデザイナーになりたいのですが、商空間、住宅どちらに進むか悩んでいます。学んでいる内に、商空間のクリエイティブは楽しかったのですが、その分求められるアイデア出しの大変さやサイクルの速さに自分の適性が合わないと感じ、元々住宅インテリアに興味を持ちこの学科に進学したのもあるので、住宅業界で働きたいと思えるようになりました。しかし最近、個人的に生涯独身か結婚だけして子供を持たない将来も強く考え始めていて、そうすると、住宅業界のクライアントは家族が多く、独身者は子育てする方達の悩みに本当に寄り添う事はできないと自信を失い辞めていく人もいるという話を聞きます。そうなるとやはり初めから商空間を目指した方が良いのかと悩みが尽きません。将来やっぱり子供を持つことになるかもしれないし、結局は自分が一番やりたいことが重要だとは思うのですが、先程の独身者の話のような事になったとしても乗り越えていく自信がないので少し不安です。住宅業界では(商業でも)やはり独身者の方は少ないのか、それ以外にも、この業界にいらっしゃる方々の働き方でよく聞くことなど何か意見をくだされば幸いです。
大切なのは、子育て経験があるか否かではない
進路選択、迷いますよね。
「住宅業界では(商業でも)独身者の方は少ないのか」というご質問については、明確なデータがないためお答えできかねてしまいます。お役に立てず申し訳ございません。
ただ言えるのは、インテリアデザイナーとして働いているのは子育て経験のある方ばかりではありません。
仰るとおり「子育てをする方々の悩みに寄り添う事ができない」という悩みを抱えている方も中にはいらっしゃることと思います。
ですが、独身のデザイナーの方でもお客様や身近な人から子育てについての話を伺い、その生活を想像することはできます。子育て中の知人と一緒に時間を過ごすことで、理解できることもあると思います。本やネット、テレビなどにもたくさん情報があります。
大切なのは、子育て経験があるか否かではなく「お客様の生活環境に関する情報を積極的に得て、想像すること」「お客様からしっかりお話しを伺うこと(質問力を鍛えること)」ではないかと思っています。
独身だから明らかに不利ということはなく、経験と学びを積み重ねることでお客様に喜ばれるデザイナーに成長していけると信じています。
そういった点を踏まえて、どちらに進むか決められてはいかがでしょうか。
楽観的な意見かもしれませんが、不安に思っていることのほとんどは起こらない、などと巷では言われていますし「乗り越えられない」と思っていたけど意外と大丈夫だったりするかもしれませんし、もしかしたらそのときには価値観自体がガラッと変わっているかもしれません。
後からいくらでも軌道修正はできます。「自分の行きたい場所」に思い切って飛び込んでみるのも手かなと思います。
少しでも参考になりましたら幸いです。また何かあればご相談ください。応援しています!
■建築設計者のための求人サイト「A-worker」
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