【マナビDX Quest】『ロジカル・ライティング: 論理的にわかりやすく書くスキル』読書メモ
はじめに
自分用読書メモです。
内容を主に箇条書きでまとめています。
メッセージの組み立て
文書の中身について
論理的に組み立てるための道具を持つ
ロジカル・シンキングの準備と仕上げ
組み立ての準備
よくあるミス
そもそも何について書くのかという「テーマ」が曖昧
何のために報告を書くのかが曖昧
コミュニケーションの設定の要素
テーマ(何について)
→読み手に答えるべき「問い」に置き換えてみること期待する反応(何のために)
→「理解してもらう」「フィードバックしてもらう」「動いてもらう」のうちのどれを読み手から引き出したいのか書き手(誰が)
→文書の発信者は誰か(発信者の立場に応じて情報の粒度を調整など)読み手(誰に向けて)
→「隠れた読み手(提出先の担当者の上司など)」がいないか確認
→「読み手」からテーマを考える(関心や懸念)
文書の構成
導入部と本論を合わせたものが文書で伝えるべきメッセージの全体
導入部
→コミュニケーションの設定を説明本論
→テーマへの答えを結論と根拠を理論的にわかりやすく構成して説明する
本論の組み立てー概説
ロジカル・シンキングのアプローチ
MECE(ミッシー/Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
→重複・漏れ・ずれなく分ける
→見出しをつける
→要素を分けすぎても×
要素分解する
→3C、4Pなどステップ分けする
→ビジネスシステム、PDCA、過去・現在・未来など物事の両面を対象概念でとらえる
→「質・量」「事実・判断」「Skill(技能)・Will(意欲)」
【参考】
So What?/Why So?
→要するにどういうことか?を正しく引き出す
So What?(要するにどういうことか?)
→説明すべきエッセンスを抽出するWhy So?(なぜ、これが言えるのか?)
→妥当性・説得力のある説明であることを検証する
論理パターン
要件
結論が問いの「答え」になっている
縦方向には、結論を頂点に複数の根拠がSo What?/Why So?の関係にある
横方向には、複数の根拠がMECEな関係にある
2つの論理パターン
並列型:シンプルな構造で説明したいときに◎
解説型:伝え手の考え方自体を強調したいときに◎
→事実・判断基準・判断内容から成る
本論の組み立てー実践
論理パターンの組み立て方
「結論から根拠へ」の組み立て
「問い」を確認し、論理パターンを選ぶ
上から下にMECEに枠組みを作る
下から上にSo What?/Why So?する
「根拠から結論へ」の組み立て
論理パターンのセルフチェック
答えるべき『問い』に答えているか?
→階層化のしすぎは×要旨は明快か?
→結論を支える論理パターンの2段目の不足は×結論を先に伝えるか、根拠を先に伝えるか?
導入部の組み立て
導入部の役割
本論を読み進むための道しるべ
コミュニケーションの設定の説明
ダメな例(反面教師)
埋没タイプ→グダグダ言ってるけど用件を先に話せよ😡
表題の繰り返しタイプ→表題のことは分かったけど本文で同じこと繰り返し言われてもそれがなぜ必要なのか分からないよ😡
ご挨拶に終始タイプ→具体的な用件が書いてないけどまさか使い回し…?😡
複雑な設定でも漏れなく速やかにアプローチするにはどうすればいいか?
コミュニケーションの設定の共有
コミュニケーション全体を読み手の視点から棚卸しすること
メッセージの表現
組み立ての視覚化
読み手が文書をパッと見て読み取りやすい
伝えたい内容を速やかに、正確に読み取ってもらうための日本語表現
組み立ての視覚化の3つのポイント
表題・見出しを明記する
コミュニケーションのタイプを組み込む
(報告、回答、依頼、提案、相談、案内、連絡など)
項目型の見出し:組み立ての切り口を示す
So What?型の見出し:説明内容のSo What?を示す記号・スペースを活用する
文頭で説明の切り口を明示する
プレゼンテーション資料をわかりやすくする3つの心得
本編に入る前に、下記3つを入れる
導入部
目次
要旨
メッセージの日本語表現
ビジネス文書で重要な3つの要件
具体的に表現する
・物事の「中身」を表す
例:
・変化
・アクション(誰が・何を・どうするのかをしっかりと明示)
・付帯条件
・判断基準
・曖昧な言葉や表記方法に注意する論理的な関係を正しく表現する
・MECEな関係を表す
・並列するものの表記をそろえる
・接続詞に頼らず、切り口を明示する
・So What?/Why So?の関係を表す
・問いと答えの主語が合致するように表す
・エッセンスを明文化する簡潔に表現する
・文の作りをシンプルにする
・主語と述語をはっきりさせ、一文を短くする
・「……によって……」を多用しない
・無駄な表現を削る
・屋上屋を架さない(重複して無駄なことをしない)
・無用な強調をしない
おわりに
大切なこと
「書く」ことが、ロジカル・シンキングを鍛えるための優れた手段になる
いかに納得感を持って読み手をロジック(理論)に導き、いかにわかりやすくロジックを表現するか
【番外】個人的参考図書
この後読む本
外資系コンサルのプレゼンテーション術
ロジカル資料作成トレーニング
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