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春 〜こっち、あっち |> あちち (第79期名人戦第2局大盤解説会)

2021/04/28(木)はいい日でした。
毎日がいい日であります。感謝です。Thank youです。
特にいい日となりましたので書き留めておきます。

この日、第79期名人戦七番勝負第2局が福岡県飯塚市で行われました。
渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦しています。
第2局は渡辺明名人が勝ちました。
これでお互いに一勝一敗で対戦成績を五分としています。
このあとの展開はどうなりますでしょうか。
とても気になります。
ますます目が離せません。

さて、私はというと大盤解説会に参加しました。
事前に電話で申し込んでおく必要がありました。
電話申し込みの際に、住所と名前、年齢を訊かれました。
年齢を答えるのがなんとなく恥ずかしかったです。
だってForty代なんですもん。

参加してみようとおもった理由は、次の点です。
・プロ棋士の方を間近で見てみたかった
・プロ棋士の話を直接聞いてみたかった
・家から会場が近かった
プロに触れてみたかったのです。
プロのそばにいてみたかったのです。

現地で参加できて本当によかったです。
また機会があれば参加してみたいとおもっています。
帰りに、なんだかちょっぴり将棋が強くなったような気がしました。
解説の先生方のいろいろな想定を全部自分で編み出したというような錯覚です。
間違いなく錯覚です。
すべからく錯覚です。

解説にどなたがいらっしゃるのかは私は事前にはわかっていませんでした。
もしかしたらどこかで公開されていたのかもしれませんが、ググり力が足りませんでした。
in飯塚ということで名字が飯塚の飯塚祐紀先生がいらっしゃるのではないかと勝手に予想しまして、最強棒銀戦法:決定版 棒銀の必勝バイブル (スーパー将棋講座)をかばんにしのばせておりました。ついぞ取り出す機会はありませんでした。
私の好きな戦法はもちろん棒銀です。

当日は私を含めて100人くらいが参加していました。
会場ではプロ棋士の先生が、次の手はこうではないかああではないかと解説してくださいました。
解説がひと段落すると会場からの質問を受け付けてくださっていました。
こういう手はどうなりますかという一般の参加者からの質問に対して、丁寧に検討してくださっていました。
私には将棋の話は高度すぎてさっぱりわかりませんでした。
(わかるようであれば私が解説者になっているはずなので気にしません)
将棋以外のことでもなんでも聞いていいよとのことで、とってもサービス精神旺盛な進行でした。
何人かの方が手を挙げて質問をしていました。
ただ私には勇気がなくて手をあげることはできませんでした。

いい日となったというのはプレゼントをもらえたことです。
開けてびっくり、解説してくださった先生方5名分のサイン入りです。
家宝にします。
プレゼントをもらったときには折り畳んであって、中田功先生のサインだけがみえました。
もちろん、それだけでも感動しまして帰りに一言だけご本人に「ありがとうございました」とお礼を言いました。
すると笑顔で「また来てくださいね」と言ってくださいました。
プレゼントをもらうには次の一手クイズに正解する必要がありました。
正解者多数のため、抽選となりまして、中田功先生が私を引きあててくださいました。
その意味でも感謝をお伝えしたかったのでそれができてとてもよかったです。
本当にありがとうございます。
中田功先生は、背がすらーっと高くて、顔がめちゃくちゃ小さかったです。

次の一手クイズに正解するとプレゼントをもらえるという企画でした。
質問タイムに手を挙げられなかったのでここではぜひ正解してプレゼントをゲットしたいと強く本気でマジでおもいました。
図の局面渡辺明名人の75手目を予想するというものです。
次の3つの候補手から選ぶというものでした。
 ・①7四歩
 ・②5五桂打
 ・③その他
クイズの間は名人戦のライブ中継は一旦停止となっていました。
スマホでライブ中継をみる(※つまりはカンニングする)ことが一瞬頭をよぎりましたが、自分の運を試してみることにしました。
自分だったら「①7四歩」とするかなあとおもいました。
けれど私が最初に思い浮かべるような手は違うのだろうなあとおもいましたし、直前の解説で塚田泰明先生が②5五桂打を推しているように感じましたので、②を選ぶことにしました。
さらには、Go-Go 啓で、オートレース佐々木啓選手を応援しているようでゴロもいいですし。
自分の第一感を外したのがよかったです。
喜んでいいのやら、悪いのやら……
ちょっぴり複雑ではありますが、プレゼントがもらえたので帳消しです。
いやいや、帳消しどころかお釣りがきて蔵が建つくらいです。
そもそも73手目の7五歩打というのが思い浮かばなかったですし、それぞれの手の意味がわかるのなら、一般参加者としてこっち側に座っているはずはありません。
解説をしているか、誤解を恐れずに言えば名人戦の檜舞台で盤をはさんでいるはずーーつまり(ブラウン管の)向こう側の人なわけです。
正解した人は31名いました。そのうち半数くらいのプレゼントが用意されていて抽選となりました。
さきほども申し上げました通り、中田功先生に私を引きあてていただきました
本当にありがとうございます。

扇子は会場で2,700円で売っていたものを買いました。
お釣りがでないようにちょうど2,700円で支払いをすると、係の人に「とても助かる」と言っていただけました。
将棋ウォーズの対局でパチパチやるつもりです。
ちなみに扇子はリンク先から同じものが買えます。

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将棋は齢40目前くらいから始めました。
藤井聡太先生がデビューして連勝記録で列島が湧いていた半年ほどまえに、ひょんなことからルールを覚えてはじめてみました。
なかなか強くなれません。

将棋に関しては趣味としてこっち側のままでヘラヘラしていられますけど、別なことではあっち側の人間でありたいと心に誓った一日でありました。
そんなことをおもった春のおわりの一日でした。
今年の夏は燃えそうです🚀🚀🚀


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