見出し画像

エティハド航空がすごく良かった件

Excellent flight experience with Etihad Airlines

今回、ポルトガル旅行の計画を始めるにあたって一番の問題は航空券の費用でした。
ゴールデンウィーク期間中の日本からヨーロッパへの便は、家族3人往復で平均して100万円。
ピーク期間なので仕方がないけれど、ちょっと高いなぁ~と思い、他に方法がないか探しました。

まずは比較的安価にヨーロッパへ行ける以下の欧州系航空会社で調べました。
1. エアフランス:成田~シャルル・ド・ゴール空港~リスボン空港
2. ルフトハンザ:成田~フランクフルト空港~リスボン空港
3. KLM:成田~スキポール空港~リスボン空港
4. フィンエア:成田~ヘルシンキ空港~リスボン空港

エアフランスとKLMの成田発は価格が安いものの昼便のため、覚醒した子供を10時間以上も機内に留めておくことは不可能と思い断念。
ルフトハンザは安価だと思っていたけれど、普通に100万円を超えてしまい却下。
フィンエアは夜便で価格も許容範囲でしたが、リスボンへの乗り継ぎに1泊必要で、宿泊費用を鑑みると割高でした。

仕方なくSkyscannerを開いて色々と調べると、エティハド航空のアブダビ乗り換えというプランが出てきました。

往路:成田~アブダビ経由~リスボン便

往路は成田を夕方に出発し11時間半かけてアブダビ空港へ。その後、2時間版の乗り継ぎを経て、8時間のフライトでリスボン空港に到着。


復路:リスボン~アブダビ経由~成田便

復路はリスボンを早朝に出発して7時間半かけてアブダビ空港へ行き、2時間半後に日本便へ搭乗。成田へは10時間のフライトです。
他の便が朝便だったり、乗り換え含めると移動で30時間以上かかる中で、最も効率的にリスボンに到着できるではないですか!

同じ夜便のフィンランド航空と比べても2割程度コストセーブできることから、エティハド航空を使ってみることにしました。

成田空港の搭乗ゲード

家族横並びの席が取れるか心配だったのですが、事前にオンラインチェックインができたので無事に席も空いていました。
簡単な英語ができれば、席を選んでパスポート情報を入力するだけなので、そこまでハードルは高くないです。

成田空港のカウンターではオンラインチェックイン済みの列に並び、荷物の預け入れが済んだら、自分がプリントアウトしたボーディングパスを持って搭乗です。

座席のディスプレイ

座席はフルサービスキャリアとしては一般的で、機内エンターテインメントは最新でした。
選べる言語は英語かアラビア語のみですが、どのメニューにもピクトグラムが描かれていて、直感的に操作できるUIになっているので特に不便は感じませんでした。
ゲームはUNOや数独などがあり、普段ゲームをさせていない息子は夢中になってプレイしていました。
映画も一部の作品は日本語吹き替えが用意してあったり、NHKを見ることもできました。

エティハド航空の機内食

イスラム圏の航空会社ですが、機内ではアルコールも提供されています。ビールにワイン、ウイスキーやカクテルも用意されていました。

機内食は東京発着便では和食かベジタリアン用パスタ、ヨーロッパ便ではチキンかベジタリアンメニューから選べます。
アブダビ発の和食は結構、創作的?な食感と風味なので、あまりおすすめしません笑
うっかりキッズミールを注文し忘れたのですが、パスタはトマトソースやホワイトソースのシンプルなお味で、子供も普通に食べられました。

子供用の記念品

ヨーロッパ便では子供には搭乗記念品が配られました。
ワーナーブロスとコラボしたリュック、すごろく、パスポートケースのセットです。このキャラクターは全く知らないのですが、アラブ圏では有名なのかも?

機内から窓の外を眺める

ここ数年はLCCばかり搭乗していたので、久しぶりのフルサービスキャリアの快適さに感動しました。
次にヨーロッパに行く時もエティハド航空は候補に入ってくるだろうなと思います。
航空会社に厳しい主人でさえ「エティハドのマイルを貯めるわ」と言っていたので、相当満足度が高かったようです。

アジアとヨーロッパをつなぐハブ空港・アブダビ

アブダビ空港の電光掲示板

今回、アブダビ空港に到着して気付いたことは、中東という立地を最大限活かして、アジアとヨーロッパを結ぶハブ空港に徹していることでした。
多くのアジア便が深夜に到着し、翌朝までの数時間でヨーロッパの各都市へ飛ぶ便に接続されています。

アブダビ空港では日本、韓国、中国、インドなどアジア各国から来た人が、ヨーロッパへ向かう便の搭乗ゲートへと向かって行きます。
そして、ロンドン、ローマ、パリ、ベルギー、ドイツ、スペイン、ポルトガル、スイス、ジュネーブなどへ向かうヨーロッパ便が、ほぼ同時刻にどんどん離陸して行きます。

これってすごく効率的じゃないですか?日本にも韓国にも中国にもローマに行きたい人はいて、パリに行きたい人もいる。
だから、一旦、ヨーロッパ方面に行きたい人を各国からまとめてアブダビに集めて、そこから、ヨーロッパ各国に振り分けて飛んでもらう

だから、航空券の料金設定を割安に抑えられるんだと理解しました。
そして、乗り換えでストレスを感じないように、到着から2時間程度で乗継便に搭乗できるように離陸時間をまとめています。
このシステムと、満足度の高さに感動しました!

エティハド航空、いいですよ。

リンク:エティハド航空


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?