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静岡県河津町で農業体験~芋と田植え~

Sweet potato and Rice Planting in Kawazu town, Shizuoka prefecture

近所の掲示板で「区の保養施設で田植え体験」の案内を見つけ、いそいそとオンラインで申し込んだら当選しました!

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10組の募集に100組以上の応募があったそうなので、当選倍率10倍の狭き門だったようで、そんなこととはつゆ知らずにラッキー!と、出かけてきました。

|区の保養施設で温泉ざんまい

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まずは河津さくらの里しぶやで温泉プールを楽しみます。

近くに湧いている温泉を引いているそうで、プールは30度前後とぬるめの水温で泳ぎやすい。
それに、GWから10月下旬まで入れるのはありがたい!

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区民は1泊2食付きで5,300円なので、ほぼ食事代では?という料金設定。

いつもは素泊まりを選ぶ我が家ですが、今回は食事も用意してもらって、温泉も入れてラクに楽しく過ごさせてもらいました。

|地域の人を巻き込んだ農業体験イベント

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翌朝は山あいにある公民館へ移動して、農業体験のレクチャーを受けます。

サクッと体験~!と思っていたら、区と町を巻き込んだ一大交流事業だったようで、副町長や町会長のご挨拶などが続きます。
子どもは飽きてしまって、じっとしてられずアタフタ…

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15分ほどのセレモニーが終わり、サツマイモ畑へ。

芋の苗を寝かせて、土をかぶせて、あっという間に完了!
すでに植える場所も苗も用意してあって、ただやるだけのスーパーお客さん待遇です。

|いよいよ田植えの体験へ

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サツマイモの苗を植えた後は、山の中にある棚田へ向かいます。

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こちらも、田んぼも苗もスタンバイOKで、あとは植えるだけ!

農家の孫夫婦なのでサクサクと苗を植えていく両親を後目に、ぬかるんだ感触に「やだーーーー!!」と叫ぶ子ども。
普段からあんなに泥んこ遊びをしているのに、何故?

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20分くらいかけて、4家族で田んぼ1枚分を植えて終了です。

全部用意してもらって、大変なことなんて何もない田植えを、嫌だと?!
田んぼのぬかるみくらいで逃走するなんて、軟弱に育ってしまったので、来年は新潟の親戚の田んぼで、本気の田植えを体験させようと心に決めました!

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川で足を洗いつつ水遊びをしていたらサワガニを見つけました。

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川から戻ると、すでに田んぼに水がはられていました。
これからすくすくと育って、秋には収穫イベントもあるそうですが、なんせ倍率10倍以上なので当選できれば…という感じですね。

|まとめ:自然に触れて強い子になって欲しい

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子どもには色々な体験をさせたいと思っていますが、本人がやりたがるかどうかは、また別問題。

でも、田植えをやってみて次のような疑問が、肌感覚で分かってきます。

・自分が食べるものがどうやってできているか?
・東アジアで農耕が主産業になった歴史から、何故この作物が選ばれたか?
・農業を通して、どうやって地域や人とのコミュニティを作ったのか?

例えば、田植えや稲刈りはある程度、できる期間が決まっていて、昔は一家総出でやっていました。
そして、ひと仕事終わった後にはみんなで食事やお酒を囲んで、お互いの労をねぎらいました。
そうした時間を楽しみに、みんな大変できつい作業をしていたんだよな、ということが体感できます。

こうした『人という種としての原体験』に触れることは、何かしら得るものがあると思います。

逆に実体験として触れていなければ、米は”コメ”で、主食としてただ食卓に出されるものになります。
それでもいいけれど、やっぱり農耕民族の日本人に生まれたからには、自分の身体と文化を作っている米作りは経験して欲しいんですよね。

子どもには小さいころから英語や幼児教育をさせたい!という気持ちは弱めですが、こうした人の礎を作るような体験は積極的にさせていきたいです。
そして、自然に放り出されてもどうにかできる強いメンタルを育んで行きたいなと思います。

「田んぼ、泥んこ、いやーーーー!」とか、今年で最後にしたい。

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