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韓国 済州島 郷土料理 ローカルグルメ

今回の済州島滞在でピンと来たのは美しい海とグルメ!!
韓国料理はキムチと焼肉、と思い込んでいたので、ここまで色々な美味しい料理に出会えると思っておらず、失礼ながら目から鱗でした。
済州島ならではの郷土料理訪れたお店を紹介します。

◆挟才海水浴場・翰林エリア

『鮑のお粥』
済州島名物で海沿いのお店には大抵置いてある鮑のお粥。鮑を切り刻んで肝とお米と一緒に煮込んであり、薄味だけれども磯の香りと肝のコクが感じられる滋味深い逸品。幼児の子どももバリバリと食べていました。

『ウニ入りワカメスープ』
韓国のスープと言うとたいていワカメスープが出てくるイメージ。そこにウニをどっさりと入れたウニ入りのワカメスープが済州島では名物料理なようです。このお店ではそこに麺を入れてラーメンのように頂きます。
済州のもう一つの名物である豚骨麺もあり、豚骨ラーメンに似た味わいで美味しく頂きました。
素材を活かした優しい味わいとゆるめの麺は子どもでももりもりと食べていました。

협재국수가게&매점 Hyeopjae Noodle Shop
Tel: 064-794-1894
住所: 제주 제주시 한림읍 한림로 332-1
営業時間: 10:00-17:00 ※悪天候日には臨時休業していたので多分不定休
挟才海水浴場向かいにある簡易な小屋で、看板に豚と麺のイラストが描かれているので目印にするとよいです

『黒豚の焼肉』
済州島の黒豚は韓国でもブランド肉として有名だそう。その黒豚を冷凍せずに生肉のままで頂ける焼肉は済州ならでは。
豚バラと脂身が少なめの五枚肉をセットで焼くのがオススメ。店員さんが細切りにカットしてくれるので、鰯の魚醤と唐辛子を煮詰めたソースをつけてサンチュかえごまの葉に包んで食べると美味しい!

협재돈대장 挟才の豚肉大将
Tel: 064-796-8297
住所: 제주 제주시 한림읍 협재2길 8-4
営業時間: 11:00-23:00
おススメ: 周囲の席が食べている焼肉のプレートを指さして「アレ」と言うと同じのが出てきます。2種類の肉と野菜、キムチ、ナムルなどが出てきて2人前で45,000KRWくらいでした。激安!

『刺身と海鮮料理』
海外で生ものはちょっと…と思うけれども、どのお店もお刺身は新鮮で美味しかったです。このお店は軒先でヒラメを木槌で叩いてさばいていて、時々、ボコッという鈍い音が聞こえてきていました。それくらい新鮮です。
他にも蟹や海老、貝がたっぷりと入った辛い海鮮鍋も魚介の出汁がたっぷりと出ていてすごく美味しかったです。
初日は20時ごろに行ったら満席だったので、翌日の18時過ぎに行ったら座れました。人気店なのでピークシーズンは早め入店が吉です。

협재삼춘네횟집 挟才の三春刺身
Tel: 064-796-7035
住所: 제주 제주시 한림읍 한림로 318
営業時間: 9:00-21:00
おススメ: 単品よりもお得なセットがあり、S、A、Bの3種類から選べます。これはAセットで季節の刺身、鯖の焼き魚、海鮮鍋にキムチなどの惣菜と鮑粥がついて1人前15,000KRWでした。2人で約3,000円ってかなりお得!

『干しスケトウダラ』
韓国で昔からよく食べられてきたスケトウダラ。そのスケトウダラを一夜干しにして、辛いタレでトッポギと一緒に煮込んだ料理です。
何の気なしに入ったお店で、こんな美味しい地元料理に出会えるなんて!
スケトウダラに甘くて激辛のタレを絡めて食べると、口の中に水分が抜けて味わい深くなったタラの旨みが広がります。
ここに韓国焼酎『ソジュ』を含むと、なんとも風味が増して美味しい。本気の韓国料理にはソジュが合うと実感します。

통큰코다리 トンクンの干しスケトウダラ
Tel: 064-796-8836
住所: 제주 제주시 한림읍 협재2길 10-1지
営業時間: 11:00-22:00
おススメ: 日本語が話せるおじさんが1名いるので、「タラを下さい」と言うとスケトウダラの辛煮と惣菜、ご飯のセットが出てきます。子どもにはワカメスープと白ごはんを食べてもらい、大人は旨辛のタラを頂きましょう。
매콤코다리조림(タラの辛煮)小で28,000KRW、2人なら十分な量です。

◆咸徳海水浴場エリア

『海鮮カルグクス』
シーフードをたっぷりと入れたスープにカルグクスといううどんのような手打ち麺を入れた料理です。薄味の海鮮の出汁たっぷりのスープが縮れ麺に絡んで、磯の香りを感じる逸品です。手打ち麺はゆるめに煮込んであるので、子どもも美味しくむしゃむしゃと食べていました。

기쁨이네촌칼국수앤드보리밥3호점 
Tel: 064-782-8667
住所: 제주 제주시 조천읍 신북로 527-1
おススメ: 同じビルに同じようなお店が入っているけれど、このお店は2階。ベビーカーを抱えて階段を上がるのは大変だけれどもその価値有り!この写真を見せて2人と指をピースにすれば、海鮮うどんとキムチや麦飯が出てきます。この麦飯に辛味噌を付けてキムチと食べるのも美味しい。2人前で20,000KRWなので、ビーチリゾート価格。

『冷麺』
地元産の小麦にこだわった冷麺のお店がありました。日本人が想像する冷麺と少し異なり、ミルミョンという釜山名物の麺料理です。物資不足の戦後に冷麺を再現しようと小麦粉で麺を作ったのが始まりだそう。韓国の夏の風物詩ということで、日本でいう冷やし中華的な位置づけ?小麦の卵麺とさっぱりとした牛骨スープが新鮮な組み合わせでした。

함덕밀면전문점 咸徳ミルミョン専門店
Tel: 064-784-8892
住所: 제주 제주시 조천읍 신북로 566
営業時間: 11:00-20:00 週末は21:00まで
おススメ: プレーンなミルミョンが食べやすく◎。普通サイズは9,000KRWで大盛りは1,000KRW増し。辛みペーストを混ぜる前に麺と胡瓜を分けたら子どもも食べられました。
辛いミルミョンは辛さのレベルが2種類あり、激辛を注文しようとしたら店員さんに「やめておきなさい、中辛の方がいいよ」と言われました。中辛でもかなり辛かったです。
テーブルに置いてあるやかんには牛骨スープが入っていて、こちらも薄味なのに牛の旨みが濃厚に出ていて滋味深く美味しかったです。

『黒豚の焼肉』
咸徳海水浴場エリアにも黒豚の焼肉を扱うお店は多々あるけれども、Naverのレビューが多すぎるお店は並んでいるので、ホテル近くのレビュー数100件位のお店をチョイス。こちらも生肉で十分美味しかった!

함덕흑돼지연탄구이 咸徳炭焼き黒豚
Tel: 064-782-2282
住所: 제주 제주시 조천읍 신북로 535
営業時間: 3:00-23:00
おススメ: この写真を見せると豚バラと五枚肉にキムチや前菜が付いたセットが用意されます。とにかく写真で乗り切ると間違いない場合が多いです。割と飲んで記憶が曖昧ですが観光地価格で70,000KRW位だった気がします。子どもが食べられる料理は無かったので、ベビーフードを持参して白飯を注文して食べさせました。※一応、お店に許可を取りましたが、何で聞くの?くらいのノリでした。

『海鮮盛り合わせ』
最終日に刺身が食べたい…という話になり、Naver mapで探し出したお店です。広い座敷席で割と大人数のファミリーやグループ客が多かったです。
メニューが難解で魚を単品で頼むと1万円超えだったりとちょっと割高。一か八かで海鮮盛り合わせ80,000KRWというのを注文しました。
すると、魚介の惣菜や刺身盛り合わせ、太刀魚の天ぷら、スープに海鮮鍋など乗り切らないほどに次から次へと料理が運ばれてきます。
しまいには鯛の船盛りまできてしまい、これは1人前の価格だったか…これだけ出てきたら2人で16,000円でも仕方ないか、と覚悟を決めました。

が、全部こみこみ80,000KRWで、お酒を入れても一万円以下!安すぎでしょう!!この旅行で一番驚きました。

대촌회미락 大村回味楽
Tel: 064-784-5666
住所: 제주 제주시 조천읍 조함해안로 482-1
営業時間: 9:30-22:30
おススメ: 海産物の盛合せ 小 2人前 80,000KRWで十分すぎるほど出てきて、済州島で食べるべきシーフードは全て制覇できます。ここでもお酒はビールか韓国焼酎・ソジュが合います。

『済州ビール 제주맥주』
済州島で醸造されているクラフトビールがあります。醸造所の見学ツアーもあるそうで、島内のちょっとこじゃれたお店には置いてありました。
味わいは麦の苦みがしっかりとしていながらも、海が似合う軽い口当たりで済州の夏休みにぴったりな風味でした。

長くなりましたが、これらが今回の旅行で食べたローカルグルメ一覧です。
これらのお店でなくても、済州島ではだいたいこんな料理が食べられます。

辛い味付けが多い上に、殆どの料理にはサービスでキムチや野菜の辛い漬け物が添えてあるので、程よく発酵食品も食べられてお腹も常にスッキリ!

我が家は辛い物とお酒が大好きなので、動物性たんぱく質と発酵食品の組合せは胃も疲れずに食べたい物を好きなだけ頂いてお酒もガンガン飲んでと、毎回の食事を満足度高く頂けました。

韓国料理に味をしめたので、次回はソウルに弾丸食い倒れツアーをやりたいなと目論んでいます。

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