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子連れ日光・栃木旅

Sightseeing tour with small kids in Nikko area, Tochi-gi prefecture.

今回の旅の目的は、レイクサイド日光でLIFE sonの食事を楽しむ!でしたが、前後で観光もちょびっとはしたい。
でも、幼児&乳児連れで砂利道の東照宮の参道を歩き、参拝しつつ建物を見て…というのは現実的ではないので、子どもも楽しめそうなコンテンツを探しました。

中禅寺湖のスワンは休業中

まずは中禅寺湖の湖畔を散策!
ホテルの目の前にあり、広い敷地なので子どもも走り回れます。
残念ながらスワンボートは4月中旬からの営業で、ロープを貼られて休業中。
「これ乗りたい!!」を騒ぐ子どもたちをなだめつつ、湖に落ちないようにだけ気をつけて、きれいな空気と美しい景色を楽しみます。

明智平ロープウェイ

いろは坂の途中にある「明智平ロープウェイ」に乗れば、展望台から日光周辺の雄大な景色が一望できます。
ちなみに、ロープウェイ乗り場は上り専用の第二いろは坂からしか行けず、ホテルからの帰りに寄った我々は、いろは坂を2往復もすることになりました。

ロープウェイ乗車中

乗り物にワクワクする子どもたちと、景色を見たい大人がWin-Winなロープウェイ。
こんなに高いところをゆらゆらと進むなんて、子どもたちもドキドキ!

中禅寺湖と華厳の滝

展望台からは右手に男体山、中禅寺湖とその水甕から落ちる華厳の滝が見れます。
あぁ、あの水が滝になってるのね!と実感できる絵面。
そして、一番いいところにあるリッツカールトン、なるほど。

この話は別府温泉の記事でも書いたのだけど、ここでZ世代のカップルが「華厳の滝って、思ったよりショボくね?」「分かるー」と感想をポツリ。

この雄大な景色!迫力の滝!と思うけれど、イマドキのSNSネイティブはドローンを使った迫力のあるカメラアングルで撮られた絵面に慣れすぎています。
ので、生の景色を見ても「フーン」くらいにしかならない。あの動画の感じを期待してたんだけど、結構普通じゃない?となります。

動画で収入を得ている人たちは、必死でバズる絵面を考えて編集しているので、それがスタンダードになっちゃうと、観光業は厳しい。
わざわざ現物を見に行かなくても動画の方が断然イイじゃん、となってしまう。

これからは見る+コト(体験とか角度とか、ポーズ指定)にしないと、観光客の満足度を上げることは難しいのかもしれない…

栃木と行ったら苺!

あとは子どもたちが好きそう!ということでいちご狩りを検索。
但し、週末は殆ど予約でいっぱいで、「予約は締め切っちゃったんですよね~」と、当日に入れる農園はほぼありません。
コロナ禍で密を避けて人数をコントロールするために、事前予約はどの施設でも必須になっています。
でも、子どもの気分や体調なんて当日にならないと分からないし…、と焦りながら当日受付OKの施設を探します。

いくつか問い合わせて、昼過ぎの受付終了までに来れれば…。と言ってくれたのが「観光農園アグリの郷」。

栃木インターから15分なので、帰京する途中に寄れる立地。
近くに目立った観光スポットがないこともあって、当日受付してくれているのかも?
30分で大人が1,300円~、子どもは半額、2歳以下は無料でした。
良心的!!!!

30分と短めですが、幼児にとっては30分も苺を食べ続ければ十分。
みんな大興奮で、色々訪れた日光旅行の中で一番思い出に残っているのが「栃木のいちご狩り」という感じです。

ろまんちっく村つるの家

日光への道すがらに立ち寄った「道の駅うつのみや ろまんちっく村」も息抜きスポットとして良かったです。
道の駅にフードコートやちょっとした散策路が併設されていて、ドライブ途中に少し身体を動かすのにぴったり。
山奥に行くとケーン、ケーンという鳴き声がしてきて、よく見るとつるがいました。

丹頂鶴

中国から贈られた丹頂鶴だそうですが、かなりけたたましく鳴くので、それはそれで子どもの生物の勉強になります。
「すごい鳴き声だね、ああやって鳴くんだね」と言ってました。

そんなこんなで日光・栃木でのちょっとした観光は程よく楽しめました。

いつも旅行は長期滞在型なので、1泊2日で何できるの?と思っていましたが、日本には設えられた観光スポットが点在しているので、サクッと週末トリップを楽しむこともできるんだ、と新たな発見がありました。

色々なところを見て回る中で、SNSの弊害…というか影響をすごく感じます。
先日お仕事させてもらった観光学の教授も言っていたけれど、SNSによる膨大な情報を得る中で「予めの期待値」がすごく上がっている、と。
で、観光業側には「期待に応える+期待を超える何か」を用意する必要が出てくる、とのこと。

もちろん観光を提供する側の工夫や努力も必要だと思うけれど、それ以前に一般の我々が、これから子どもを連れて世界中を観光する時に、素晴らしいって何とか、感動するって何とか、リアルの良さを体感できる感性を育むようにも努めないとな、と思った次第です。

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