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夢を叶えるために必要なこと【第2話/世界史より日本史より自分史】

【これまでのあらすじ】

2019年9月19日の16時53分に届いたある1通のメール。送信主は、関西大学の総合情報学部の久保田教授でした。


(メールの内容)

私が秋学期に担当する「コミュニケーションと行為」という授業でご講演願えないかと思い、ご連絡した次第です。
先日の「世界史より日本史、日本史より自分史」という言葉に惹かれました。そこで水樹さまに自分史を語っていただくことにより、自分づくりが将来に重要であることをお話しいただければと思っています。


久保田教授との出会いは、このメールが入った前月8月25日に、関西大学梅田キャンパスで開催された「TSUNAGU Lab」のイベント。

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このイベントで登壇した水樹ハル。

この発表内容の中で久保田教授の記憶に残った「世界史より、日本史。日本史よりも、自分史」という言葉。

このイベント時の発表内容とは?


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▼事の発端は下の記事をご覧ください(連載第1回)

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実際に使用したスライドを使いながら、発表内容を紹介します

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HACというオンラインギャラリーコミュニティの代表をしています。水樹ハル@harumizuki423)と言います。よろしくおねがしいます。


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ぼくは、もともと奈良県庁で14年公務員として働いていました。右の写真は、公務員を退職した後に全国出版させていただいた「グッバイ公務員」という本の表紙です。(Amazon楽天ブックス、全国の大型書店で購入できます)

この本を出版してから、いろんなトークイベントや講演のオファーをいただくようになりました。特に左上の写真は、TSUTAYA金沢でトークイベントをした時のものです。

左下の「STORY GALLERY」というのは、ぼくが公務員を辞めてから取材してきた人たちの記事や動画を自分のホームページで掲載しているものです。

なので、基本的には作家・講演・取材活動という3つのテーマでフリーランスとして活動しています。


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取材する時に使っているツールが、こちらの「自分史」です。

特徴的なのは、ゼロ歳から今までの経験をインタビューして、要点をこのようにグラフに落としていきます。

このようにグラフ化することによって、ターニングポイントや自分自身の価値観や強みを理解することができ、人に「私ってこんな人間なんです」と表現もしやすくなります。

記事ができたらそのURLを送れば、自分がどんな人物か、スキル・実績はどんなくらいかも伝えることができます。



ぼくはこれまで、エステティシャンや、カフェバーの経営者、ベンチャー企業の経営者や、アーティスト、アパレルのプロデューサーなどいろんな人を取材してきましたが、その活動の中で「夢を叶えるために必要なこと」がわかりました。


それは、主体性です。

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ぼくの自分史のグラフを見てみると、主体性のない時、18〜27歳までの間は、夢中になれることがなく、今考えみても幸福度は低かったです。



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「言われたことだけをやる」ではなく、「やりたいことができる」っていう実感って大事なんですよね。

でも、学生だけではなく、社会人でも、この主体性を発揮できていない人もいます。これは、なぜなくなってしまうのでしょうか?


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その原因の1つ目が、「身近でワクワク生きている大人がいない」ということ。学校の中だけでは、自分が興味のある仕事をしている社会人になかなか出会えないことが課題です。


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でも、親も学校の先生もイチ社会人であり人間です。

学生の興味・関心に合わせて「その仕事ってこんなことをするんだよ」とか「それならこんな職業があるよ」とか「知り合いでこんな人がいるよ」と話したり紹介できるかというと、限界がありますよね。


つまり、何が言いたいのかというと、「親や先生だけに全て押し付ける教育って優しくない」ということ。みんなで考えて、実践していかないと子ども・学生は主体的に人生を楽しんだり、歩んでいくことができません。


今回のイベントは、ICTを活用した取り組みを共有する場ですが、この2つの課題を解決できる取り組みを紹介したいと思います。


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「なぜその職業についたのか?」

「なぜ活動を始めたのか?」

っていう大事なポイントではないでしょうか?

その人の人生ストーリーを取材して記事や動画にし、さらにそれをギャラリーにスマホでいつでもどこでも見られるようにする。

生き方・働き方に触れてもらい、ハマればロールモデルにしてもらう取り組みです。


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そのギャラリーサイトを作っているのが、HACというオンラインギャラリーコミュニティです。

ここに掲載している記事や動画を見て、「こんな職業があるんだ」とか「こんな生き方っていいんだ!」と感じてもらうことがファーストステップです。


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そして、世界の幅を広げた後で、実践してもらいたいのがこのステップ。「自分史」の制作です。

生き方や働き方に悩む学生に、自分自身の「自分史」を作ってもらい、人生で大切にしている価値観や、自分の強みを理解してもらいます。


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例えば、「おいしいご飯を食べるのが好き」とか「飲食店の仕事がしたい」とか「ラーメン屋になりたい」という価値観・興味を持った学生がいるとしましょう。

でも、親で飲食店、ラーメン屋をしているケースはどれだけあるでしょうか? 親や先生にそんな知り合いもいない・・・。でも、大丈夫です。


この「HAC-Gallery.com」というギャラリーサイトには、ラーメン経営者の取材記事があります。それを読んでもらって必要であれば、学生相手にセミナーや対面相談をしてもらいます。そういうイベントを開催します。


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HACは、学生の「できない」を「できる」に変えるため、大阪にリアル拠点(新時代の寺子屋)を作ることを目指しています。

いきなり拠点を作るのではなく、オンラインでコミュニティを作ってから、その人たちが集える場所を作ろうとしています。

まず、大阪でリアル拠点を作り、1つのモデルを作る。教育は国策ですから、このモデルを全国に展開(新時代の寺子屋を全国に作る)していくというビジョンを持っています。

このことは、ぼくの著書「グッバイ公務員」の第4章にも書いています。興味があれば読んでみてください。


発表は以上です。

ありがとうございました。



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写真:イベントでの集合写真(最左:久保田教授)


次回予告

関西大学の久保田教授から90分授業のオファーを受けた水樹ハル。学生たちの主体性を引き出す授業内容を検討!果たしてどうなるのか?


つづく。


次回:第3話



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▼水樹ハルのプロフィール・人生ストーリー


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