もっとも暑さを感じたときはいつだろう

一昨日も昨日も今日もアスファルトでBBQができそうな気候だ。お出かけしづらいこのご時世、汗をかく回数は昨年より少ないが夏らしい開放感はあまり感じられない。

こういうときは今を考えるよりも思い出にひたる方が建設的だろう。冷房の下でギラついた青空を見ながらふと思う。一番暑さを感じたときっていつだろう。

思い浮かんだのは山。ひたすら続く階段を汗だくで登っていく。見上げると頂上近くまでひたすら直線に続く階段。容赦なく注がれる日差し。休み休み進むメンバー(たしか)5人。

この光景。思い出した。大学時代、研究室メンバーで登った丹沢の塔ノ岳だ。

研究室メンバーで富士山に登ろうという話があった。その準備として丹沢の行こうって話になったんだ。ところが行った日が猛暑。日頃運動していない友達は水を飲みすぎて吐くまでの過酷さ。

きつい。こういうときは先を考えるとりあえず一歩一歩歩くことを考えよう。立ち止まらないようリズミカルに、うんたん、うんたん。頭の中で女の子がカスタネットをたたき始める。ちょっと元気が出た。

森を抜けていよいよ頂上が見えてくるかというとき、視界が開けた。そして広がったのは上まではるかに続く階段。さながら都営大江戸線のエスカレーター。でもここでは止まっていても進まない。一瞬あきらめようかと思った。でもここまで来たんだ。きっと登るほうが楽だ。夏を征服してやろう。

こうして全員無事登頂し、下りもなんとか怪我せずに戻ることができた。下山時に自販機で買ったナタデココマスカットジュースのあの味が忘れられない。

あのあと自販機を見ても、ナタデココとマスカットの組み合わせが全然見つからない。アロエ入り白ブドウジュースとナタデココヨーグルトジュースを買うたびにあのジュースを思い出す。

で、調べてみると普通にサンガリアから出てるのが見つかった。自販機にないだけで今も売ってるんかい。今度買おう。

そういえば研究室メンバーでの富士山は結局行かなかった。その代わりではないが、昨年僕は富士山にチャレンジし、悪天候であきらめた。今年こそはとリベンジに燃えていたけど無理そう。来年こそは富士山、登ってやりたい。待ってろよ。

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