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美味しくて優しい、なかしましほさんのバターカステラ

外出もなかなかできず、遠く離れた家族にも会えない。仕事も思うようにいかない。「できない」ことばかりで、ネガティブになっていた先日ー

なかしましほさんのバターカステラが、わたしを救ってくれました。

きっかけは、ふいにどうしても焼き菓子が食べたくなったこと。

でも近所にはケーキ屋さんはないしどうしよう…。そうだ、そういえばなかしましほさんが以前Twitterでとっても美味しそうなケーキを紹介されていたような。

なんとふんわふわなカステラなんでしょう。きめ細やかな断面と、こんがり焼けた表面がなんとも美味しそう。こんなに美しいお菓子が自分で作れたら、まるで夢見たい…

どうしても食べたくなって、材料も家にあるものばかりだったので早速作ってみました。

作り方のポイントは

「しっかり卵を泡立てること」
「粉を入れた後に丁寧にツヤが出るまで混ぜること」。

卵をしっかり泡立てることで生地がしぼむのを防ぐことができ、ツヤが出るまで混ぜることで材料がまとまり、きめ細やかなカステラになるそうです。

確かに、以前何度かショートケーキを作ったのですが、オーブンで焼いている間はふんわり高さが出ていたのに、オーブンから取り出すや否や、シュウ…と虚しくしぼんでいったのでありました。

そんなことを反省しながら、バターカステラを作ります。

卵は人肌まで温かくなったら、それ以上熱くならないように適宜湯煎から外し、ハンドミキサーでしっかり泡立てました。

粉を入れる時はやさ〜しく、ここもなかしましほさんの教えに沿ってハンドミキサーで都度3回混ぜ混ぜ。

その後ヘラに持ち替え、泡を潰さないようにやさ〜しく、30回混ぜました。

すると、確かに生地にツヤが出てきました…!そこに手早くバターを混ぜて、15cmの型に流し込んで焼き、はい、できあがり。


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なんと!!ちゃんとふっくら膨らんでいます!!

でも、まだ油断はできません。ここから冷めていく時にしぼむかも…

そう心配していたのですが、冷めた後もこの形をキープしていました。もしや…これって上手くいったのでは…!?気持ちが高まります。

切る時も、なかしましほさんの教えのとおりに、温めたナイフで力を入れずにそ〜っとそ〜っと、切っていきます。

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自分で作ったとは思えないくらいふんわりきめ細やかなケーキが 涙。

こんなにふんわりと高さのあるケーキが作れたのは初めて!純粋に、嬉しさがこみ上げてきました。

食べてみると… まるでシフォンケーキとカステラの間のようなふわふわ食感。卵の風味がふんわりと香ってめっちゃくちゃ美味しい。

翌日食べてみると、しっとり感が増し、よりカステラっぽい食感になりました。味も全体的に甘さがまとまって、はちみつと砂糖の風味が増した気がします。

美味しかったのはもちろんのこと、こんなケーキを自分で作ることができるとは思っていなかったので驚きと感動が。と同時に、「わたしも作ることができた!」という成功体験で、自分にちょっと自信を持つことができました。

できないこと、先が見えないことばかりで不安な気持ちをふんわりと優しいバターカステラが包みこみ、ネガティブモードだった自分を救ってくれました。

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なかしましほさん、ステキなレシピを本当にありがとうございました。

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