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生存者バイアスは常に間違うのか?(240/365)

生存者バイアス

という言葉があります

よく事例に上がるのが、生還した戦闘機の分析から装甲のどこを厚くすべきかという判断を誤った例が取り上げられます。撃墜された戦闘機の装甲状態を調査することができなかったからです。

ビジネスの世界では、事業開発や、起業に成功した人の話を鵜呑みにしても参考にはならない、みたいな文脈で使われます。

確かに、成功者から学べることは偏っているかもしれません。ときには、あえて失敗を隠す人もいるでしょう。

しかしだからといって、

「俺は誰からも学ぶつもりはない!」

というのは極端に過ぎるでしょう。
(こういう人は実際に存在します)

成功者からも、失敗者からも真摯に学び、時にデータに基づいた客観思考で、時に当事者の心情を推し量った主観的思考で、しっかり腹落ちさせればよいのです。

どうしても正解を学びたいという人が多いと思います。

正解がないなら学ぶ必要がない、極端な思考に走るわけです。

常に唯一の正解を求める

全肯定か全否定の二項対立を好む

傾向があって、これはいろいろな弊害を生んでいると思います。

結局のところ、

主観と客観

抽象と具体

の間を行ったり来たりしながら、自分なりに腹落ちするところまで考え抜くこと、これしかないと思っています。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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