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レムリアとヘンルーダ

ここに集ってらっしゃるコアな自然派の皆さんは、自然は決して甘いだけでなく、なめてかかると大変な目に遭うことをよくご存じでしょうし、また、薬と毒はとてもきわきわで、ちょっとの加減でどちらにも傾いてしまう、ということもなにかしら体験があるかもしれません。
心を静めてリラックスさせる、と言われているカモミールティーだって、飲みすぎれば逆にどんどんイライラして神経が高ぶってきたりする。

救急車のサイレンの、ピーポーがポーピーに替わる時、みたいな不思議さがありますね、両義性、、、

この両義性は、言葉にとても顕著にあらわれていると私は思っている。

日本語はよく、特別な言語と言われますけれど、
その特殊性のひとつ、
らりるれろ を紐解くとおもしろい。

日本語のらりるれろは、英語圏のLとRを区別しない。
昨今、wiktionaryという無料の語源辞典があって、これで遊び始めると永遠に止まらなくなるが、同じカタカナの音で、LとRを入れ替えて単語を調べてみるとあら不思議、
まったく反対の意味に、対になっているという事例がばんばんでてくる。
あるいは、Lの言葉を調べていたのに、いつのまにかRに紛れ込んでいたり(その逆もある)。

レムリアは、日本語のように、このラリルレロのLRの区別がない言語だったので、高度な文明だった、という説がある。

このレムリアにまつわる不思議な植物に、ホメオパシーユーザーさんならおなじみの、ヘンルーダがある。肩こりとか、腱を傷めたり関節や骨にダメージがあるときに合うとされるレメディですが、なぜヘンルーダが、これらの傷を静めて癒す作用があるのか?

ヘンルーダ、語源を追っていくとなんと、ムー大陸に行き着く。
リグ・ヴェーダにでてくる沈んだ土地は「Rutas」という、太陽崇拝をするDanavas族の地と言われていますが、この地は火山の噴火で引き裂かれ、海底に沈んだ、、
rutaに関連するruptusという音は、破れる、破裂する、剛毛のような
というニュアンスがあり、まさに、肩こりが起こっていたり、神経や腱を傷めたり関節や骨が炎症を起こしている人の内側で起こっている物語と同じ、まさに、同種療法、、
ヘンルーダがこの、燃え盛る噴火、引き裂かれていくような強いイメージの植物だ、とは、語源を紐解くまで思いもしなかった。

そんな感じで、わたしたちは、触れたり、においを嗅いだり、あじわったりできる自然の印象をそのまま受け止めがちだけど、実はそのキャラクターというものには、内に秘められたおもしろい物語がいろいろあるのでは。。

そして、その物語に共振することが、癒えるということの本質だったりするのかも。

自然が豊かなところで暮らせていなかったとしても、この感性を持つことで深く、自分が生きている必然性というものにつながれる。

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