骨折日記

2/12(土)
18時から中之島歌会。オンラインなので普段は参加されないような方が参加していて、話も盛り上がり、楽しかった。
22時から家族が別のオンライン歌会に参加するので、コンビニにお酒を買いに行くついでにおつかいとして歌稿の印刷をたのまれた。ぼんやり携帯を見ながら階段を降りていると、もう段がないと思って左足を下ろすとそこにはまだ段があり、結果的に階段を踏み外した。足の外側から着地したのか内側から着地したのかわからないが、とにかく足を変な方向にひねってしまった。
痛さのあまりしばらくうずくまったのち、おそるおそる足を引き摺りながらコンビニへ行って諸々の買い物を済ませる。ひねった痛さは少しマシになったように思えたので、特に処置をせずお酒を飲んだ。思えばこれがよくなかったのかもしれない。

2/13(日)
昨日ひねった足をよく見てみると、足の甲の一部と、内側のくるぶしの付近があきらかにふくらんでいる。腫れているのだか内出血しているのだかわからないけど、ともかくこいつが痛みの原因のようだ。足裏と脚の角度が鋭角になると、足の甲の部分が痛む。これが原因で、歩くときに左足を後ろに振り抜くことができない。痛さよりも、自分が思うように歩けないのがもどかしい。階段を降りるのものぼるのも一苦労だ。なんなら昨日より痛みが強まっている気がする。
家族がソファで寝息を立てている。普通ならば起こしてあげて布団へいくように催促するけれど、いまはそんな気力もない。

2/14(月)
午前半休を取って朝から整形外科へ。昨日の夜より痛みはマシになったから歩いて行く。普通ならば15分くらいで歩ける距離に30分くらいかかった。
レントゲンを見て一言、「くるぶしに罅が入ってるねえ、そりゃ痛いわぁ」と言われる。ひびって……。昨日痛いと思っていたところとは全然違うところなのでちょっと面白かった。
「ギプスつけよかぁ」と言われてそのままあれよあれよと左足が覆われていく。骨折をしたことはなかったから、はじめての経験だった。
整形外科を出て隣の薬局へ行くと、ジェネリック医薬品を勧められた。普通のでいいです、と断ると「この薬のジェネリックはオーソライズドジェネリックで、先発医薬品と同じ原料、製法、工場でつくられているんです」と熱弁され、面倒くさかったのでじゃあジェネリックのでいいです、と答えた。工場まで一緒ならそれってPB的なものでは?とおもった。そんなものがいまはあるのか。ジェネリックじゃないものにしたかったのは、そちらの方が先発の開発メーカーにお金が入るらしいからだけれど、これは大学生のときに薬学を学んでいる友人から聞いた話をそのまま信じて実践しているだけで、特にこだわりがあるわけでもない。
松葉杖はもらえなかったのでギプスの足をひきずりながら歩いて帰る。3倍くらいの時間がかかった。
夜、家族に「足ひねったくらいで病院なんておおげさやなあとか言ってごめん……」と謝られる。実際、ぼくも土曜日の時点では大したことないと思っていたのだ。心配をかけて申し訳なくなる。

2月15日(火)
この一週間は在宅勤務をすることにした。普段から週に数回在宅勤務をしているけど、フルリモートにするのは発熱して出社を禁止されたとき依頼だ。
Amazonで注文した松葉杖が届いた。部屋の中ですこし使ってみたけどぜんぜん勝手がわからない。あらためて自分の運動神経のなさを思う。
夜、相席食堂を見てたくさん笑った。ランジャタイと真空ジェシカのロケが一晩で両方見られるなんて最高だ。ガクは思ったよりも"ワル"な顔つきをしていることに気づいた一日だった。

2月16日(水)
足を痛めてからUber Eatsを利用する機会が増えた。コンビニが近いので前まではさっと買いに行けてたけれど、今はそんなことないので、ありがたみをはちゃめちゃに感じているところだ。今日は昼ごはんは冷凍のパスタを食べて、夜ご飯は吉野家の牛丼をUber Eatsで家族の帰りに合わせて注文した。チェーン店の宅配はなんか安心感がある。
ゲームを進めたり家族と話したりしていたけど、眠くなって21時くらいに寝てしまった。ギプスからは素足の指がはみ出ていて、そこが冷えて身体全体が冷える。ギプス用の靴下とかつま先カバーが欲しいと思うも、ちょっと高くて躊躇してしまう。

2月17日(木)
早寝したから5時にはっきりと目が覚めたけど、眠くないのに目を瞑ったりして過ごしていたらすっかり朝になっていた。
お昼ご飯はUberで近所だけど徒歩で行くには遠くて行ったことがないラーメン屋のラーメンを頼んだ。ラーメンは茹でた麺が変にくっついてしまってほぐしにくくなるのと、スープが熱くなくなってしまうというデメリットがある。美味しかったけれど。
ところで最近僕はダイエットをしていて、半ば挫折しかけていたのだけど、足をけがしたことで本当にやる気がなくなってしまった。たくさん食べてはやく治したい。
家族がスタンダードブックストアで『ねむらない樹』を買ってきてくれた。笹井宏之賞に渡辺松男特集と盛りだくさんな内容。僕も20首連作を書いた。じっくりと読みたい。

2月18日(金)
昼間に、試しにコンビニまで松葉杖をつきながら行き帰りしてみた。普通なら5分ぐらいで帰ってこれるところ、15分くらいかかった。近所でこれはなかなかキツい。固定されてるから痛みはないけど、歩きにくいし膝に変な負荷がかかる。慣れるしかないのか。
家族が「イェーイ!」と言いながら飛び跳ねて、「何の真似だと思う?」と聞いてきたのでわからない顔をしていたら、「ココロオドルのPVの最後の山の上ではしゃいでるシーン」と教えてくれた。たしか「音楽業界」とか書かれた山を制覇するシーンだ。こういうしょうもないボケをいっぱいしてくれる。
ご飯を食べてお酒を飲む。ここ最近毎日お酒を飲んでいる。この日は、ロング缶を4本あけて、クラフトビール1缶あけて、最後にウイスキーのトワイスアップを1杯。飲み過ぎている。家でゆっくり飲むからそんなに酔わないのもタチが悪い。

2月21日(月)
通院。ギプスを外すときに、円形状の刃がついている電動式のカッターでギプスを切られるのだけど、怖さを感じるより前に医者が「皮膚にあたっても大丈夫なやつなんで」と自分の掌に当てるのを見せてくれた。いい気遣いだとおもう。実際痛みはなく、皮膚にあたってもこそばい感じだった。
ギプスを外してレントゲン。腫れは引いて、骨のズレなどもなく経過は良好とのこと。再びギプスを装着されてそのまま送り出される。
午後は久しぶりに出社した。普段は自転車や徒歩で行くところを、電車とバスを乗り継いで行く。すごく時間がかかる。最寄り駅のエレベーターをはじめて使用した。バスの乗り降りなど、ちょっとした段差が今の自分にとってはかなり危険で困る。段差を登るときは右足から踏み出す必要があるが、段差を降りるときは左足と松葉杖から踏み出す必要がある。この瞬時の判断がいつもわからなくなる。何段もある段差だとしっかり考えてから踏み出すし、一度踏み出せば繰り返すだけなのであまり問題ないが、ちょったした段差を降りるときとか、左足から踏み出す動作のつぎに右足から踏み出す動作(歩道→バスのステップ部→段差)をするときとかがめちゃくちゃ難しい。
出社後、上司に説明してしばらく在宅を続けることを承諾してもらった。松葉杖をついていると知り合いはけっこう話しかけてくれる。なんだか人気者になったような気持ちになった。

2月25日(金)
このところはもっぱら、YouTubeで「しのけん大食い」の動画を見たり、FGOのメインストーリーを進めたりしている。大食い動画が好きと言うよりはしのけんの動画が好きだ。見ているとご飯がたくさん食べたくなる。出歩けなくてずっと家にいると楽しみも限られてくるのだけど、その中で食事の楽しさの重要さが僕の中で高まっている。結果として、たくさん食べ、たくさん飲むというやり方になってしまっているのだけど……。
夜、お酒を買い足しにコンビニまでゆっくりと松葉杖をついていった。ついでに近所の公園で、音楽を聴きながらぼーっとお酒を飲んだり、Clubhouseで喋ったりした。外の風に触れながら誰かと話すのはリフレッシュになる。

2月26日(土)
悩みながら、2つの用途にお金を使った。

2月27日(日)
シャワーを浴びて、恐る恐る体重計に乗ってみたけど、やはり体重は増えていた。つらい。
ギプスを濡らすと非常に不快なので、濡らさないようにするためのビニールのブーツのようなものを装着して風呂場にゆくのだけど、けっこう滑りそうで危ない。足を折るとシャワーを浴びるのも一苦労だ。
お昼ご飯に久しぶりにマクドナルドを食べる。サムライマックという名前はいけすかないけれど味はおいしい。どこにも行けないからジャンキーな味が沁みる。
家族が原稿をやりながらアニメをかけていたので、「まどマギ」の終盤を見る。こんなアニメだったのね。そこから、「涼宮ハルヒの憂鬱を見たことがない」というので一緒に7話ほど見た。令和になってハルヒをおもしろがってる事実がなんだかおもしろい。そのうち「デュラララ」と「化物語」も見るらしい。ここはゼロ年代終盤か?
夜に歌集の読書会。読書会は好きだ。自分の普段読まない本を読めるから。積極的にセッティングしたい。読んでるときがいちばんつらいけれど。

抱擁のすべての意味を消してゆくそののち胸に恋ほしきさくら
あさあけのみどりのもやを身にまとひまだ消えのこる麦の中のいうれい
ゆふぐれに櫛をひろへりゆふぐれの櫛はわたしにひろはれしのみ
人をあやめこころくるはすまぼろしの言語は満てり秋の果実に
魔法いいえ生身の水の精あまたかがよひゆけり祈る背後を

(永井陽子『なよたけ拾遺』(現代短歌全集16巻より))

永井陽子をちゃんと読むのは恥ずかしながらはじめてだ。全集が買えるうちに買っておけばよかった。正直、短歌うまくなりたかったらこうやって昔の歌を読みまくって感想を言い合うのがいちばんいい気がするけど、大学を出てからそんな機会が減っているのがかなしい。別に最近の歌を読んでその感想を言い合うのでもいいんだけど、そればっかりやってると近視眼的にどうしてもなるし、実際僕も近視眼的になってしまっている。

3月1日(火)
原稿依頼をいただく。ありがたい。依頼はなかなかもらえないけれど、もらうたびにとにかく出せる力を出したい。周囲の活躍に嫉妬したり落ち込んだりしていても仕方ないし、誠実にアウトプットを重ねるくらいしかぼくにできることはない。雄弁に語るよりは、くよくよしたりくさくさしたりしながら前に進んでいく方が性にあっている。もう少し主人公気質でいたかったと思わないこともないけれど。

3月2日(水)
FGOのメインストーリーひたすら進める。ここ数日で2部3章を爆速でクリアし、4章へ突入。ホワイトデーイベントに2部4章のネタバレが含まれるるしいので、これをクリアしてからホワイトデーイベントに移りたい。
FGOのストーリー読んでると、史上最大のピンチを誰かが捨て身で宝具をぶっ放して切り抜ける、みたいなのがけっこう多いなと思う。まあ設定上仕方ない気もするけど。何かの犠牲でもって難所を攻略する、という展開は物語ではよくある見せ方だと思うけどあんまり好きになれない気持ちもある。
「アフター6ジャンクション」で現代短歌特集。短歌特集をやるなら火曜日の宇垣さんの枠かなと思ってたけど水曜日だった。とても面白かった。『はつなつみずうみ分光器』いい本なのでもう一度読み返そう。

3月4日(金)
2部4章もクリアした。なかなかよいストーリーだった。この調子で最新章まで行きたい。ガチャを回したら好きなキャラをひくことができて嬉しくなった。
しかし毎日、仕事と食事とゲーム、という繰り返しで変わり映えがない。自ら何かしらの刺激を得るために動くべきなのだろうけど。山川世界史の本を買って気になるところをぱらぱら読んだりしてるくらいだ。もっと短歌関連を読まなきゃとは思うけどなかなか手が伸びない。建築の本も積読してある。

3月5日(土)
お昼はウーバーイーツでマクドナルドを頼んだ。1ヶ月無料で配送料無料のやつに登録したからそんなに割高でもなくて助かる。マクドナルドはウーバーイーツでも値段があがらない?のでマックデリバリーよりもお得らしい。
ウーバーイーツを何度か使って感じるのは、ゴースト店舗の多さだ。知らない店だなと思って検索すると大抵Googleの口コミに注意喚起が書いてある。知ってる店やチェーン店、評価の高い店を選ぶのがハズレを引かないために重要っぽい。
晩に「無責任な抒情」の収録。30分収録とその前後雑談で合計1時間くらい。週に一回くらいこういう時間を設けるのは結構だいじだなとおもう。深夜まで編集。ちょっとノイズが入っているけどこういうのも処理できるようにしたい。

3月6日(日)
玉城徹『茂吉の方法』を読み始める。黒瀬珂瀾さんが短歌研究のアンケートで挙げていて気になったので購入した。これがなかなかおもしろい。茂吉の解説本というと佐藤佐太郎とか塚本邦雄のイメージがあるけど、佐太郎は茂吉との距離が近すぎるし、塚本の文章は骨太でなかなか読むのにカロリーが食われる。玉城徹の文章はクールでロジカルながらも、玉城のとる立場が明確で、好悪をはっきり言葉にしてあるからとても読みやすいしおもしろい。選歌が独特なので茂吉の入門本としては微妙かもしれないが、短歌を考える上でかなり良質な本だとおもう。

3月7日(月)
通院。さらに2週間ギプスが長引く。骨はくっつきはじめているらしい。再装着したギプスがこころなしかキツく締められた気がして、足がときどき痛む。いまのとのろ整形外科ではギプスの脱着とレントゲン撮影しかしていないのだけれど、ギプスを外した時に見えた内出血の皮膚の色が気になった。骨が治っても別のところが痛みそうだ。
本を読み進める。

茂吉の「写生」というものが、理論の上でなく、実作の上において、このようなものであるなら、わたしは「写生」に大賛成である。「このような」というのは、具体的な事物にふれた知覚が、概念化されないで、直接ことばの組織として直観されるような方法という意味である。

(玉城徹『茂吉の方法』)

これは斎藤茂吉の〈かへりこし家にあかつきのちやぶ台に火焰の香する沢庵を食む〉に対する評言だ。僕が短歌でやりたいことにかなり近いことが言語化されているような気がした。
同時代的な歌を読むことに疲れる時がたまに来るのだけど今まさにそんな感じ。いいもの、新しいもの、おもしろいものを享受する気持ちより、「ほんとにこれがいいのか?」という猜疑心が湧いてきてまっすぐに歌を読めなくなる。それは、自分が納得いく歌をつくれていないフラストレーションから来る気持ちなのだとわかる。こういうときは深いところに沈んで、ゆっくりと定型との対話を試みながら心を調整していくしかないのだとおもう。

3月8日(火)
お昼にウーバーイーツでインドカレーを頼んだときに、カレー+ライスで頼んだらとんでもない量のライスが来てお腹がはちきれそうになった。おそらくカレーそのものにライスが一定量ついていたのだ。明らかにルーしかうつってなかったから勘違いした。写真からわかるようにしてほしい。味はおいしかったので次回はナンを頼みたい。
今仕事で扱ってる範囲の基礎的な理論をちょっとおさらいする。仕事で使えればいいのだけど理屈も知っておきたい。機械は難しい。
晩御飯を食べた後、ソファで読書のつづきをしていたらいつの間にか寝てしまった。変な時間に目が覚めて頭が冴えている。

難解のための難解——つまり意匠として難解なだけで、内容はしごく貧弱、通俗な——ではなく、ここでは内容自体の豊かさ、複雑さが生み出した難解さが、ここにはあるのだ。二種類の難解さを、わたしたちははっきり区別しなければならないだろう。

(玉城徹『茂吉の方法』)

なるほど。潔い言い切りが心地いい。

3月9日(水)
家族とすこし喧嘩してふて寝してしまった。夜に仲直りして、お酒を一緒に飲んだ。僕は足が折れていることにあぐらをかいていたのかもしれない。

3月10日(木)
夜、家族がコンビニへ行く間にTwitterのスペースをやっていた。いつも僕に話しかけるときとはちがう話しかたが、なんだか懐かしい。

僕の短歌の評価軸のひとつに「説得力」がある。フレーズがどれくらい自然に入ってくるのか、とか、そのフレーズを繰り出してるのが想像できか、とか、色んな方面から語ることができるんだけど、思うに、読書体験としてある一首がどのように読者たる〈私〉に対して屹立してせまってくるかということが大事なのだと思う。

FGOでアナスタシアをひくことができた。なぜかそのまま、アルジュナオルタもひくことができる気がしたのでガチャを回したらそれもひくことができた。横で家族が「なんなん!」と言っている。最近けっこうガチャ運が良い気がする。

3月11日(金)
お昼にウーバーでマクドナルドを頼んだ。骨折期間が1ヶ月くらいなので、配達手数料が無料になる有料プランの初月無料のやつに登録しているのだけど、どうやらマクドナルドはその手数料無料の恩恵を受けられないことに注文してから気づいた。元が安いからいいんだけど。

 これまで見てきたように、茂吉という歌人は、日録的な歌を——ほとんど日録的な目的のために——平気でつくっている。作品の価値など無視しているとも思えるほどである。それが、ここへきて、さらに一歩すすめて、日録的意味さえ欠如したような、内容稀薄な偶然事をうたうようなところまできた。それが「断片」である、
 ここまでくれば、「意味」などというものは、人間の勝手な概念的解釈で、ほんとうの現実世界は無意味な「断片」からでき上っているという哲学にまで達している。したがって、「断片」の無意味であるがゆえにこそ、そのまま世界の一部としての重さを保持していることになるだろう。

(玉城徹『茂吉の方法』)

なにか、岸政彦『断片的なものの社会学』に通じるものを感じる。短歌というのは現実世界の再構成ではもちろんないのだけど、こういう「重さ」のことは知っている、とおもう。

3月12日(土)
FGOの2部5章のアトランティスをクリア。5章は前半後半で話が分かれているからかなり長い。ストーリーもなかなかよかった。マンドリカルドとイアソンがさらに好きになった。
3時間くらい昼寝をして、起きたら加藤純一の結婚披露宴生配信がはじまっていたのでぼんやりと見ていた。たぶん2015年くらいから彼のゲーム実況を断続的に見ている。かなりホモソ的ではあると思うし嫌なノリもあるけど面白いときはほんとうに面白いから見てしまう。
FGOにマーリンのピックアップが来た。マーリンはメインストーリーの重要なキャラである上にキャラ性能も非常に優秀なので絶対に引きたくて、フリークエストで石を集めて11連ガチャを2回引いたら引くことができた。無課金で手に入ると思わなかったのでへんな声がでてしまった。隣で家族が「なんでそんな簡単に引くねん!!」と怒っている。最近ガチャ運がよすぎて怖い。

3月13日(日)
朝。家族もマーリンを召喚できたらしく、たのしい叫び声が部屋にひびいていた。
今日は笹井宏之賞の授賞式。オフラインでやるなら東京まで行こうと思っていたけど、結局足を骨折して行けなくなっているので、オンライン開催はありがたい。
受賞者たちの受賞スピーチを聴く。どの受賞者のスピーチも、そのひとがなにを大切にしているかがよく表れている感じがして、全体的によかった。上牧さんのスピーチが緊張感と抜け感のバランスがよくて特に好きだなと思った。安田さんへの神野さんのコメントを聞いてすこし泣いてしまった。そのあと安田さんのスピーチを聞いてまたすこし泣いてしまった。
Podcastの収録をしようと思っていたが、夜の時間ですこししんどかったので日程を変えた。その後、部屋を暗くして家族が「あんスタ」のBlu-rayを見るのを見ていた。3Dだけどキャラごとの踊りの差異など手が込んでいてすごい。
夜、他ジャンルをくさしてネタにするような文言を見てちょっと萎えた。品がないなと思う。そう言うノリになるべく与しないでやっていきたい。
無駄に夜更かしをして3時になってしまった。外はつよめの雨が降っている。

3月14日(月)
夜更かしのせいで頭が重い。
Qさまに真空ジェシカが出ていたので見た。そのあとTVerでゴッドタンも見た。好きな芸人のコンテンツを享受していると、それだけで日々が少しずつがんばれる。
依頼原稿をこつこつ進めている。短い連作なので作って消して推敲してを繰り返す。連作ってみんなどうやってつくってるんだろうな。

3月15日(火)
Podcastの収録。「尖るとは何か」という話題で40分強喋った。あまり手をかけずに収録してさっと編集してあげるのが気楽に続けるコツかもしれない。
自分の話し声がネットに残るというのも想像すると不思議な感じだ。Podcastというメディアが何年残るかはわからないけど、少なくとも向こう5〜10年ぐらいはアーカイブが残ると思うと、内容がなんであれそれだけでいいような気もしてきた。
ひとりでの収録ならもっと手の込んだものになったかもしれないけど、そうなったら絶対続いてないだろうな。そう思うとひとり喋りでやってるひとはすごいなと思う。番外的にそういうのをやったもいいかもしれない。

3月16日(水)
ギプスがゆるんでくると、心なしか足の痛みが増える気がする。ガタついてくるというか。折れた場所が痛むときもあるし、そうでないところが痛むときもある。週末にギプス外してほんとに大丈夫なのか少し不安。土曜日にさっそく予定を入れたけど、念のため松葉杖ありで行く覚悟はしておこう。
寝室にいる家族に、東北で地震があったみたいだよ、と伝えると寝ぼけながら「シフォンケーキ……」と返ってきた。

3月17日(木)
この日が終わってから日記を書こうと日付を見ておどろいた。家族との交際をはじめた、いわゆる「記念日」と呼ばれる日付じゃないか。お互いに全くそのことに触れないままその日を終えてしまった。足が治ったらおいしいものでも食べにいこうかな。
昔は恋バナと呼ばれる話がすごく好きで、周囲にも執拗に恋人の惚気話をしてしまうような人間だったのが、年を経ることに落ち着いてきたなあと思う。(それが短歌にも如実に顕れているのがおもしろいところ)

とりどりの部位の馬刺は盛られたり生姜そのほかのつまもさやかに
真白なる馬のたてがみ嚙みごたへなきをふしぎと長く嚙みたり

山下翔『meal』

歌集冒頭の連作「つま」の締めの2首。憎らしいほど上手い構成。「つまもさやかに」の歌は一首だけでインパクトのあるタイプの歌ではないが、まさに酒のつまみのように連作の流れとその後に置かれる「真白なる」の歌をマリアージュさせている。食べ物を食べる歌をぼくはあまり上手く作れない(なんかぺなぺなになってしまう)のでこういうのを見るとすごいなとおもう。

3月18日(金)
夜、先輩の家で飲み会。大学の研究室からの付き合いなので7年くらいの付き合いになる。4月から海外赴任で3年間海外に行ってしまう。さみしい。僕はこのひとにお酒の飲み方の半分くらいを教わったようにおもう。いつもふざけていて、いつも笑ってくれる先輩だ。タクシーで家まで行き、たくさん飲んで、タクシーで家まで帰ってきた。先輩の家に行くためにインストールしたタクシーアプリは結構使い勝手が良かった。
飲んでいるときに、その場にいた大学の同期に結婚式の新郎友人代表挨拶を頼まれた。自分がそんなことを頼まれるとは思ってなかったからびっくりしたけど、腐れ縁的にずっと仲良くしてた友達だからうれしい。2011年、僕たちが大学一年のときにスペイン語の授業を一緒に受けていて仲良くなったことを思うと時が過ぎるのは早いなと思う。もうスペイン語は全く覚えていないけれど……。
ギプスをつけてほぼ歩けなくても、その人のためにタクシーで駆けつけるのはなんというかいいことだなと思った。飲んでる時に後輩に連絡したら後輩も車で挨拶だけしに先輩の家に来て、すごいなと思ったのだけど、ふつうに考えると3年間海外にいて会えないというのはけっこう大きいことな気がする。特にお世話になった先輩ならなおさら。これからは寂しくなるな。

3月19日(土)
朝、二日酔いのまま家族に起こされるも、抵抗して二度寝を勝ち取る。病院は9時から空いているのだが、二度寝の結果、9時半まで寝てそこからタクシーで行って10時前に病院に行った。お酒でしんどかったからしかたないと思いたい。
病院に行って診察。レントゲンの結果を見ると、ようやく罅が消えたみたいだ。晴れてギプスを外すことになった。とはいえ、足首の調子は普通に悪いので塗り薬をもらって来週また通院することになった。まあ実際左足がウケるぐらいに動かないのでそれでいいとおもう。
夜、大阪市内で飲み会。すべてがおいしかった。この1ヶ月、外で飲めなかった鬱憤を晴らすようにたくさんお酒を飲んでたくさん喋った。ギプスが外れただけで歩くのは大変なのだけど、精神的な足枷はだいぶ外れた感じがする。足を引きずりながら、僕はどこまでも飲みに行くのだろうとおもう。

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